

昨日の話を書こうと思っていたのですが、想いのほか時間がとられてしまいましたので、軽めに書きます。
昨日は、午前中に、中央教育審議会の初等中等教育分科会に設置された
小中学校の設置・運営の在り方等に関する作業部会の初回会合に出席してきました。(写真は会場近くの皇居ほか)
初回会合はフリーディスカッションだったのですが、やはり審議会の荘厳な雰囲気に呑まれてしまって、あまり言いたいことを分かりやすく発言できなかったとかなり反省しています。
私は、委員の中では、唯一の一般行政分野の人間でしたので、教育そのものというよりはむしろ、施設としての小中学校の大切さに軸足を置いた上で、小中学校は、公共施設としては、圧倒的に投資されている大規模施設であるので、従来の縦割りの目的として、ただ単に、小中学校とだけみるのではなくて、地域の中核施設としての活用も視野に入れるべきだ、と言いたかったのですが、恐らくきちんと伝わらなかったのではないかと恐れています。
これは、ハードだけではなくて、ソフト面においても同様なのではないか、というのが私の想いです。ですから、文部科学省の進めようとしている
コミュニティスクール構想は賛成です、といった旨も発言しました。(地域活動のベースも小中学校にあるべきだと言いたかったのですが伝わったかどうか…)
次回以降は、もう少し、きちんと伝える努力をしなければいけないですね。
それはそうと、今回の会合で、若干違和感を感じたこと。この作業部会では教育分野の方々が委員の多数を構成しているのですが(これは私の思い違いであることを信じているのですが…)、何となく教育者¢ホ学校設置者≠フ構図を無意識にあるような方が中には…ということです。
奇しくも、ある委員さんがこれからの学校運営は、家庭と地域と学校と行政が4輪駆動になって進めていくべき≠ニのご発言があり、そのとおりだと思うのですが、学校と行政というものはもっと内在的な関係なのではないのかなぁとも思うのです。
少なくとも、自分はそのように感じていたので、学校設置者は…≠ニいう言葉には、正直戸惑いを感じました。
ただ、これも初回会合ならではのできごとだと思っています。
私自身にもきっと存在している垣根が会合を重ねていくうちに取り払われていければと思っています。


午後は、水害サミットの緊急要望活動。治水については、
以前触れましたが、今回もまた、代表発起人の
中貝豊岡市長さんの相手が自然災害という横綱級である以上、こちらも国という横綱級で望まなければならない∞災害を経験するのは、国は毎年、都道府県はときどき、市町村はきわめて稀。だから、知見は市町村よりも都道府県、都道府県よりも国に蓄積されていく∞だから治水や災害対応は役割分担論としても国が主体であるべきだ≠ニいう主張はごもっともと思いました。
自民党の谷垣政調会長も、国土交通省の冬柴大臣も、大野官房副長官も、ご理解いただけたのではないかと感じ取りました。
テックフォース(緊急災害対策派遣隊)もその理念から誕生したと思いますし…非常に心強く感じる緊急要望活動の結果でした。(写真は国土交通省と国会です。)
posted by 国定勇人 at 18:09| 新潟 ☁|
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