2008年10月31日

ペレットボイラー

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先週末のことですが、保内公園に新設されたペレットボイラーのオープニングセレモニーに参加してまいりました(関連記事はこちら)。

このペレットボイラーですが、今年3月に策定したバイオマスタウン構想に基づく施策の1つで、これまで取り上げたペレットストーブよりも桁違いの熱量(40万kcal/h)があります(現行の3基のボイラーを5万kcal/h上回る熱量)。

現行の3基の灯油ボイラーで、1年間に約18.6万トンの二酸化炭素を排出していますので、二酸化炭素を吸収して成長する木材を加工するペレットを燃料にするペレットボイラーは、その分、カーボンオフセットを実現することができます。

今後とも、こうした形で、ペレット需要を増加させていけば、間伐材需要も高まり、結果的には、里山保全にもつながっていくと思っています。

保内公園周辺で行われているオープンガーデンについても、触れようと思いましたが、また今度にします。
posted by 国定勇人 at 16:08| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

若手ということ

すっかり更新が滞っています。

ブログ更新が強迫観念になってしまうと、書き込めない状況が続くのが余計負担になってしまいますね。

いずれにしても、強迫観念に捉われているかどうかはともかく、できる限り、自分の想いを素直に伝えていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

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さてさて、もう先週のことですね。新潟市の朱鷺メッセで行われた全国都市問題会議に出席するため、全国最年少市長の箕面市倉田市長さんが来県されるということを青年団体に伝えたところ、せっかくだからということで、まちづくりフォーラム〜交流・連携・コラボレーション〜≠ニいうイベントを企画していただき、参加してまいりました。

今回の企画を通じて若手≠フ強み(良さ)を感じたのは、吹田市議会の神谷議員さん(31歳)を仲介役として実現した、倉田市長さんと有田(ありだ)みかんで有名な有田市望月市長さん(私と同い年)との意見交換会に、イベントの前日に飛入り参加させていただき、その勢いで、有田市長さんにもイベントに参加いただけたことです。(この舞台裏には、後ほど申し上げる青年団体の方々の迅速な対応なくしては叶いませんでした。本当にありがとうございました。)

それぞれの市長さんから、自分たちのまちにかける想い、そして連携の大切さを訴えていただけたことは、私たち自身にとっても大変力強いことであり、このイベント開催の効果が十分にあったと思っております。

そして、若手≠フ強みを遺憾なく発揮したのは、このたびのイベントが、燕三条青年会議所三条エコノミークラブ、そして、燕商工会議所吉田商工会分水商工会三条商工会議所栄商工会下田商工会の各青年部の共催で行われたことです。

イベントの中でも申し上げたのですが、対外的にPRする(言い換えれば、外部から褒めていただく)最小単位は燕三条地域≠ナあると思っています。そんな想いで、現在、燕三条ブランドの確立に向けた精力的な検討が始まっているのですが、まさに、その趣旨を実現するかのような連携が、このイベントを通じて、キックオフできたということです。

このキックオフを契機として、各青年団体が従来の様々な壁≠乗り越えて交流を促進していただければ、これほどありがたいことはありません。

こうした行動を起こすことができたのも若手≠ネらではのことなのかもしれません。

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翌日の職員向けトークセッションでは、倉田市長さんと私、両市の若手職員とのパネルディスカッションも行い、外から見た三条市の率直な評価もいただきました。少し褒められすぎなところが怖いところですが、私たちにとってはやる気につながります。

その後の若手農業者との意見交換では、箕面市の学校給食への三条産農産物の導入可能性(厳密には両市の食材交換)や箕面市物産展での三条産農産物の販売の模索など、実益につながる議論もできました。(倉田市長さん、これやりましょうね。)

偶然にも、元祖!?全国最年少市長!?の武雄市樋渡市長さんからも、私たちの取組に対する評価をいただき恐縮しきりですが、若手青年団体さん、そして若手市長さん、と、同じスピード感で仕事をする仲間ができつつあるのは嬉しい限りです。

繰り返しになりますが、武雄市の樋渡市長さんとも、東京で、レモングラスとのコラボレーションの試作品を一緒に味わうことができるようですので、本当に今後の展開を楽しみにしております。

考えて見れば、今日から、三条産農産物が香港のシティスーパーの物産展で販売されます。

今日の話題から外れますが、様々なジャンルの方々との連携≠ヘ無限の可能性を引き出します!!
posted by 国定勇人 at 14:52| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月27日

溜まる一方!!

書きたい、PRしたいことが山積。

ということは忙しい…

30代の市長さんに三条市にお越しいただいたのですが、また機会を見つけて書きます。

こちらこちらに様子が紹介されていますので、ご覧ください。
posted by 国定勇人 at 11:21| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

伝わりにくいが大事なこと

1023資料

市役所にとって、いや、市民全体にとって、とても重要な取組なのですが、今ひとつ、その取組の個々の内容やハードルの高さが伝わりにくいものの1つに行政改革≠ェあります。

人的、財政的などなど、市役所に存在する様々な資源を最適に配置し、資源価値を高めていく取組である行政改革≠ナすが、全体の方向性については経営戦略プログラム≠フような形で俯瞰することはできるのですが、個々のプロセスを市民の方々に理解していただくことはとても難しい。

三条市では、経営戦略プログラム♀ヨ連の取組を推進・チェックする経営改革本部会議を設置しております。

今日は、その中で、議論している一部をご紹介いたします。

写真にあるように、昨日開催された経営改革本部会議の主テーマは、市民窓口課福祉課高齢介護課の改善効率化についてでした。

三条市では、市民窓口課にトップランナーになってもらっています。市民総合窓口の蔭に隠れてしまい、見えにくいのですが、今年のはじめから、ローランドベルガー社さんのアドバイスをいただきながら、市民総合窓口の設置に併せた市民窓口課事務の総棚卸し(総点検)を行い、事務フローの改善、レジの位置といったレイアウトの変更などを徹底的に実施し、従来よりも3名程度少なくても対応可能な形でスタートを切っております。

昨日は、その後の進捗状況の報告でした。

また、福祉課、高齢介護課は、今後の見直し案の試行に向けた進捗状況の報告でした。

全国的に職員数の削減が叫ばれ、三条市も全く同様ですが、他方で根拠のない削減は市民サービスの低下というリスクを高めてしまうこともまた事実です。

しかし、だからといって、現状の事務事業を一から積み上げてしまうと、現状追認となってしまって、徒労感が残ってしまいます。

このバランスが実に難しい。

やはり、まずは仮説(普段の雰囲気から感ずる直感にちかいようなもの)を立て、その仮説(目標)に向かって、再整理をするというのが基本のような気がします(これも難しいのですが…)。

ただ、こうした取組を通じて感ずるのは、職員間に、取組を進めることが結果的に自分達にとってもプラスになるという気付き≠ェ芽生え、自己消化できる意識改革ができるようになると、その後の展開が早くなるということです。

今回の改善効率化の取組の最大の効果は、職員の気付き=意識改革≠ノあるようにも思えます。



今日は、経営戦略プログラム≠フお手本でもある箕面市倉田市長さんが三条にお見えになります。本当に楽しみです。
posted by 国定勇人 at 13:58| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

まちの息吹き

1021オリベ@1021オリベA1021オリベB

昨日に引き続き、視察の様子を…

関市を離れ、次に向かったのが陶磁器のまちとして有名な多治見市

しかしながら、多治見市さんを訪問した理由は、陶磁器産業の振興策の勉強ではありませんでした。

多治見市を訪問した最大の理由。それはまち≠サのものを生き返らせることに成功しつつあるという点にあります。

まち≠ニは町並みであり、そこに連なる飲食店や商店、ギャラリーであり、そのまちを歩く人々です。

そうしたまち≠フ要素、しかも一度失われてしまったまち≠フ要素が多治見市中心部にあるオリベストリート≠ノおいて復活しつつあります(というよりも復活させつつあります)。

そのうち、私たちが伺った本町オリベストリート≠ヘ、もともと陶磁器の問屋街だったのが衰退し、10年ほど前には、200mほどの問屋街に営業している商店(飲食店など)がわずか3軒しか残っていないという状態だったそうです。

これが、町家再生といった手法をコンセプトに、いわゆる官民連携≠フ中で徐々に整備を進め、飲食店、陶磁器販売、ギャラリーが復活し、今や平日昼間でも主に観光客が闊歩する状態にまでなっております。(写真の右端は交番です。)

この本町オリベストリート≠フ取組で目を瞠るところが、最初から、全体の調整役+公共空間のインフラ整備を担当する多治見市、多治見市観光協会が運営する多治見市PRセンター、そして、実際のまちづくり(町家の持ち主とテナント入居希望者とのマッチングなどなど)のコーディネートを行う会社(そういう株式会社が存在するのです!!)が協力し合いながら、役割分担をしながら進めていく真の意味での官民連携≠ェ機能していた点です。

一般的な傾向としては、いずれかの社会主体におんぶにだっこ≠ニいう状態になってしまい、プロジェクト全体が破綻してしまうというケースが多いのですが、このまちは違いました。

そして、それを成功させた秘訣は、やはり人にありました。それぞれの社会主体に、非常に熱心なキーマンがいたのです。

例えば、多治見市産業観光課のNさん。非常にアグレッシブな女性です。名古屋や東京の旅行会社商談会には積極的に出向くだけでなく、まちを再活性化させるために必要な情報をPRセンターやまちづくり会社(鰍ヘなやぎ)と徹底的に共有しあうために足を稼いでいます。(もちろん、これができる背景には、非常にユニークな多治見市の古川市長さんのバックアップあってこそのことのようです。)

このNさんを始めとする産業観光課の皆さん、勢い余って!?、投票による、本当に美味しい、人気のある店だけを掲載したパンフレットを行政として発行してしまいました。行政としては、なかなか勇気が必要な試みです。本当に脱帽です!!

三条市の中心市街地も、なかなか苦戦をしております。息の長い取組が必要でありますが、人材は揃っています。多治見市さんを参考にいかに推進体制を構築するか?イメージづくりの参考に大いになりました。

ところで、多治見市の古川市長さんは、本当に闊達でユニークな方です。お会いした50分ほどの時間、古川市長さんの市にかける思い入れをジョークを交えながら、情熱的にお聞かせいただき、口を挟むゆとりさえありませんでした!!

ただ確かに言えることは、交流の始まりを予感できる出会いだったということ。

三条市のミネラルウォーター千年悠水≠フ大型取引も実現できるかもしれない!?という予想もしなかった話もできましたし、見習うことだらけの視察でありました。
posted by 国定勇人 at 13:26| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

打刃物つながり♀ヨ市へ

書きたいことが山ほどあります。

しかし、こういうときは…

書きたいことが山ほどある=仕事がいっぱいある=ブログに書き込む時間的ゆとりがない

という図式が成立するのが一般的でして…今回もそうです。

それでも、自分が感じたことを伝えたいので、振り返り振り返り書いていきたいと思います。

今から、1週間前、関市と多治見市に行って来ました。いわゆる視察≠ナす。

少し脱線しますが、視察≠ニいう言葉。おそらく一般受けはよくないと思います。一般的な(特に行政や政治家の)視察≠ノ対するイメージは税金を使って旅行する究極の無駄遣い≠ニいったものではないでしょうか!?

でも、私は、この認識には、若干の違和感を覚えております。以前、日本政策投資銀行の藻谷さんが観光振興について三条で講演いただいたとき、流行っている旅館の女将さんは、全国様々な旅館を実際にお客として利用して勉強している。自分のところだけに閉じこもっていると、お客さんの方が情報量を圧倒的に多く持つようになり、結果として、魅力のない(=選ばれない)旅館になってしまう≠ニお話されておりました。

私も同感です。

行政の長として、同業他社(=他市町村)の動向を気にしながら、いいところは大いにパクらさせて参考にさせていただく。そのためには百聞は一見に如かず=B参考になりそうなところに飛び込んでいく。

受動的に決められた場所への視察はともかく、能動的に決める視察は積極的に行うべきだ!!

これが私の意見です。

1020刃物まつり

閑話休題。

岐阜県の関市さんには、同日開催されている関市刃物まつり≠視察するためと、連携可能性を探るために伺いました。

今年で41回目を数える関市刃物まつりですが、まだ生まれたての越後三条鍛冶まつり≠ニ違って、2日間で20万人!!の来場者数があるとのこと。

包丁だけのシェアで言えば、全国の半分のシェア(2位は燕三条地域を中心とする新潟県)を誇るだけあって、圧倒的な集客力ですが、人口規模が約10万人ですから、本当にスゴいですね。

1020アウトドアB1020アウトドア@

色々と参考になるところがあったのですが、まずは関アウトドアナイフショ−2008=B

本当に全世界からの出展者が一堂に会しております。もちろん、国内からも集結しております。我が三条市からは、三条鍛冶集団の師範でもある日野浦刃物工房さんが出店。

何といっても驚くのが、ナイフ1丁あたりの値段の高さ。10万円を超える品があるのは当たり前。そして、それらが次から次へと売れていく様子は、燕三条ブランドの確立にあたっても参考になります。

1020アウトドアA

子供たちも負けてはいません。高校生が作ったカスタムナイフとは思えないほどのレベル。

越後三条鍛冶まつりでも、第二中学校の生徒が作ってくれましたが、こうした体験はいいですね。今度、越前市さん、三木市さん、関市さんと三条市で、コンテストをしてもいいかもしれませんね。

1020伝承@1020伝承A1020伝承B

次に参考になったのが、関鍛冶伝承館で行われる古式日本刀鍛錬一般公開=B技術云々より魅せる≠アとに徹底したレイアウトや進め方は勉強になります。

1020シャツ

最後に、連携話。関市の尾藤市長さんと面談させていただきました。

連携については、快くご了解をいただき、今後、連携を既に進めている越前市さん、三木市さんを含めた打刃物つながり異地点間連携≠ェ更に前進しそうですが、その面談の中で、刃物は便利な道具なんだ、だからこそ、使い方を間違ってはいけないんだという刃物教育の重要性について、意見が一致しました。

関市さんでは、写真のようなTシャツをスタッフの皆さんが着ていました。こうしたところからの連携や、先ほどの学生コンテストみたいな連携ができるといいですね。

1020ミュージアム@1020ミュージアムA

そのほか、フェザーミュージアム(会長さん、本当にありがとうございました!!)など、地元企業の産業観光に掛ける想いが十分つながってくる関市刃物まつり≠ナした。来年の越後三条鍛冶まつりのみならず、産業観光全体の在り方に、大きな示唆をいただきました!!



今週、箕面市の倉田市長さんが三条に来られます。来月には、東京で武雄市の樋渡市長さんとも三条のイベントで再開できそうです。次へのステップが楽しみです。
posted by 国定勇人 at 17:39| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

社会実験スタート!!

関市さんと多治見市さんのことを書こうと思っているのですが、それはまた改めてにします。

というのは…

知っていただきたいことがあるからです。

昨日から、新しいバス体系の確立のための社会実験がスタートしました(関連記事はこちら)。

1014ライナー

社会実験は4種類行われますが、バス体系という意味では2種類に大別されます。

まず1種類目は、高校生通学ライナー

三条市は合併して広い面積を有することとなりました。そうなると、移動距離が長くなります。この長い移動距離を毎日、しかもバスに乗るとなると、当然のことながら、コスト(バス料金)も高くなります。

この影響を一番受けているのが、下田地域に住んでいる高校生。

こうした状況を何とかしたいということで、@各枝線バスを利用して高校生を1箇所に集合、A集合場所から駅や高校向け直通バスを運行、という仕組みにより、低価格設定を実現しようと組んだのが、高校生通学ライナーです。

初日は60名ほどの学生さんが利用されましたが、採算ベースに載せるためには、もっとご利用いただく必要があります。

1014デマンドバス

次に2種類目がデマンドバス。下田地域井栗地域市中心部の3エリアで社会実験を実施します。

事前に登録をいただいた上で、前日までに予約をすれば、希望の時間に目的地までバスを運行するというバスとタクシーの中間のようなもの=i井栗の自治会長さんの表現ですが、ピッタリですね!!)です。

事前に登録をいただいた方は約1,000名。初日に予約をいただいた方は約70名とまずまずのスタートを切りましたが、こちらも採算ベースに載せるためには、まだまだの状況です。

どちらも便利&低価格≠フバス体系ですので、多くの方々のご利用をお待ちしております。



今日の午前中に、新潟市長さん、長岡市長さん、聖籠町長さんと一緒に、11月25日に東京で開催する新潟港利用活性化・産業発信フォーラムinTOKYO≠フ記者会見を行いました。このフォーラムのチラシ自体で、新潟港の重要性・利便性の高さ、私たちが新潟港に期待する想いを凝縮されていると思っておりますので、ぜひご欄いただき、ご参加いただければと思います。

あと、昨日開いた定例記者会見。資料はこちらです。

明日、明後日と、長野県上田市で開催される北信越市長会に出席してきます。
posted by 国定勇人 at 17:37| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月14日

充実の三連休

この3連休は、三条市美術展にクラフトフェアin八木ヶ鼻、青果市場での競り売り、そして、岐阜県関市の刃物まつりと同じ岐阜県多治見市の茶碗まつりと、市内外のイベントに参加・勉強させていただきました。

その中から、今回は、三条市美術展とクラフトフェアin八木ヶ鼻の話題を…

1014美術展

新市になってから、4回目となる三条市美術展=Bオープニングセレモニーと会場見学、表彰式と受賞記念パーティにフル参加させていただきました(概要はこちら)。

私は文化芸術に口を挟めるような知見もないので、各部門(日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真)の審査員の皆さまのお言葉を借りれば出展者の作品のレベルが高い≠ニのこと!!

審査もご苦労されたようです。実際、上の写真のように、各部門の審査講評会には、出展者をはじめ、大勢の方々が熱心に審査員さんのお話に耳を傾けていました。

私どもも、そうした熱気に水を差さないように、展示パネルを更新させていただきました。

ただ、毎年、少しではありますが、出展者数が減少しております。どんどんチャレンジしてほしいと思っています。

なお、この美術展は15日まで体育文化センターにて開催しておりますので、足をお運びくださいませ。

1014クラフトフェア

同じ芸術つながりで、八木ヶ鼻で行われたクラフトフェアin八木ヶ鼻=B私が伺った初日はあいにくの天候で、来場者数も伸び悩みましたが、翌日は大盛況だったようです(概要はこちら)。

第1回目の開催ということで、実行委員会の皆さま方、お疲れさまでした。

県外から出店された方も多く、作品も個性的。体験教室もあって、面白かったです。

1014クラフトA1014クラフトB

写真は三条鍛冶の参加者。実演コーナーのほか、写真のように隕鉄(隕石で成分が鉄やニッケルでできているもの。写真の大きさだけで80kgあるそうです!!)で製作された刃物があったりと、見所満載でした。来年もやることになりそうなので、弾みがつく初回でした。
posted by 国定勇人 at 12:18| 新潟 | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月10日

きっとためになるお知らせ

1010コスモス1010稲@1010稲A

今朝、目覚めると、さすが旧体育の日だけあって、晴天!!

今日のスケジュールを確認すると、10時半まで、予めの公務が入っていない。

そんなわけで、1年ほど前に、拡幅のご要望をいただいていた県道下田見附線を通ってきました。

道幅は県道駒込北潟線ほどでは狭くはなく、頻繁に待避所も設けられておりますが、伺っていたとおり、予想以上に交通量があります。

そんな道中で見かけたもの。秋の風物詩、稲のはざ掛けとコスモス。

実りの秋、食欲の秋ですね。

さてさて、今日はきっとためになる≠ィ知らせを2つ。

1つ目は、昨日もお伝えした第1回三条クラフトフェアIN八木ヶ鼻≠ェ、今週末、八木ヶ鼻オートキャンプ場で開催されます。

全国各地から工芸作家が集結するイベントです。天候が気になりますが、借景の八木ヶ鼻も素晴らしいですし、近くには、日帰り温泉施設いい湯らてい≠ェありますので、三連休の一日を割く価値が十分あると思います。

ぜひお立ち寄りください。

2つ目は、デマンドバスなど新しいバス運行の社会実験が来週火曜日の14日から始まります!!ということです。

特に、下田地域、井栗地域、市中心部で実施するデマンドバスは、前日までに○○駅に△時△分に到着できるように、自宅近くまでバスを出してほしい≠ニ予約すれば、自動的にルート設定されたバスが到着時間に間に合う形で自宅付近まで迎えに来るというスグれものです。

これは、かなり便利だと思います。

事前の登録が必要ですので、詳しくはこちらまで(とにかく市環境課までお問合せくださいませ)。
posted by 国定勇人 at 13:00| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月09日

千客万来

1009ペンシルバニア

海外からのお客様との面会が続きます。

昨日は、アメリカのペンシルバニア州からNPO協会の方々が新潟県のNPOの現状を視察するため、三条を訪れました。

ペンシルバニアの方曰く米国では、NPOと行政との距離が日本よりも遠く感じる。米国の市町村はNPO活動について税務サイドからチェックするだけだ≠ニのこと。

寄附や奉仕活動が盛んな米国ですから、この発言は正直意外でした。

私からは、4年前の水害の際にボランティアセンターを拠点としたボランティアの方々の協力があったからこそ、復旧活動があのような形で進むことができた。行政とNPOはお互いを補う関係にあると思う≠ニ申し上げたところです。

その後、三条おやこ劇場さんの活動拠点である丸井今井邸地域たすけあいネットワークさんの活動拠点など、古き良き日本家屋とその中で活動されるNPOの組合せの姿をご覧いただけたのではないかと思います。

また、今日はこれから、先日来られた韓国のテレビ局KBSの追加取材です。

とにかく、どんな形でもいいから、三条を評価していただける方々に三条にお越しいただきたい。

そんな方々、大歓迎です。

そうした意味でも、今週末開催されるクラフトフェアin八木ヶ鼻≠ヘ、三条のもう一つの顔である木工の街≠PRする上でも、全国から工芸作家が集まるという意味でも、非常に意義深いイベントとなりそうです。

いろんなメディアに既に取り上げられておりますが、ぜひぜひお越しくださいませ。
posted by 国定勇人 at 14:37| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月08日

見せ方

1008DVD

昨晩、嬉しいニュースが飛び込んできましたね。

ノーベル物理学賞を日本人3人が同時受賞!!

本当に嬉しいですね。私が子どもの頃から、変わらぬ権威を持ち続けるノーベル賞。それ自体、大変なことだと思いますが、そんな中での同時受賞ですから、子供たちに勉強の大切さを伝えることを考えても、いい話題だったと思います。

ところで、燕三条ブランド≠フ確立に向け、動き出している燕三条地域ですが、このノーベル賞と若干の関わりがあります。

ノーベル賞授賞式終了後行われる晩餐会。この晩餐会使われる洋食器を製作しているのが、山崎金属工業株式会社(現在、社長さんが、燕商工会議所の会頭を務められております)。

欧州を始め、世界的権威であるノーベル賞の晩餐会と言えば、当然のことながら、欧米文化が凝縮されている世界。しかしながら、その重要部分を構成する洋食器が燕三条地域から提供されている。

これは、いかに、この地域の技術力が高いかを示す、そして、洋食器ですから、いかに、高いデザイン力を有するかを示す象徴的な事実だと思います。

このうち、高い技術力に裏打ちされた高いデザイン力、見せ方、というものは、非常に重要なポイントを占めていると思っています。(上の写真は、昨年と今年の2年間かけて三条商工会議所さんが制作した2枚のDVD。私はデザインよく仕上がっていると思います。映像もご覧いただけますので、こちらもどうぞ。)


先日の三条越後鍛冶まつり≠フ際、三木市さんと、越前市さんが訪れた際に、リニューアルオープンしたばかりのスノーピークさん、そして、美しく、かつ格好良く刃物を展示している山村製作所さん に、お連れしました。写真を撮り忘れたので、その際の様子は、さるとる≠ウんの記事(こちらこちら)にお譲りしますが、やはり、見た目のインパクトは大事です。

せっかく高い技術力を持つ商品でも、見せ方によって、持っているレベル以下に見えてしまったり、逆に、いい部分の本領が如何なく発揮されて見えたり…

飲食男女(表紙).JPG飲食男女(渡辺農園).JPG飲食男女(金子農園).JPG

これは、商工業分野のみならず、農業分野においても然りだと思っています。

そんな中、嬉しいニュースがもう1つ。

昨年、三条産農産物の輸出可能性について市場調査をするため、香港・台湾に行ってきました。(概要はこちらこちら

今年は、香港のCitysuperの新潟フェアに、三条産農産物を取り上げていただくなど、具体的な動きになってきておりますが、そんな中、発行部数20万部を誇る、香港の地元週刊誌飲食男女≠ノ、私たち三条市の農産物や加工品が紹介されました。

非常にレイアウトもデザインもよく紹介されたので、よかったと思っています。

農産物の販路開拓の一形態としては、こうした取り上げられ方はいい形だと思っています。こうした取り上げられ方を日本国内でもしていく努力をしていきたいと思います。
posted by 国定勇人 at 10:44| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

琴線

1007まつり@1007まつりA1007まつりB

この日曜日に第4回ボランティアまつり≠フオープニングセレモニーに参加させていただきました。

今年は、直後に、赤い羽根共同募金活動があったので、会場をすべて廻ることができませんでしたが、昨年同様、今年も感じたのは、来場数の多さ。

数千人規模の来場が見込めるイベントは、三条市主催のものでもなかなかありません。

どこに成功の鍵があるのでしょうか!?

参加団体のご家族や知人だけでは、失礼ながら、これだけの集客は見込めません。

かと言って、三条市主催イベント以上の突出したPR活動をしているかというと、そうとも言い切れなさそう…

結局、参加団体それぞれの得意分野の品物を販売することで、食・衣・小物がバランスよく並び、かつ、コストパフォーマンスの良さも実現できるといったことになるのでしょうか!?

いい意味で、考えさせられる、不思議なイベントです。
posted by 国定勇人 at 13:53| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

原風景

1006社A

週末は、ふれあいトークやボランティアまつり、赤い羽根共同募金活動などなど。

ただ、これから上京するので、書き込む暇がありません。

上の写真は、プライベートで訪れた秘密の空間。

これ、三条市内です。

宮崎駿監督もびっくりの日本の原風景。

こんなに近所で見つけてしまいました。
posted by 国定勇人 at 10:03| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

創造都市

1003鍛冶

唐突ですが、市長にさせていただいて、本当に良かったと思えることの1つに様々な経験をさせていただける≠ニいうことがあります。

その反面、市長就任以前と比べ変わったことの1つに1つのことをまとまって勉強する時間がなくなった≠ニいうことがあります。(ただ、これは自己弁護かもしれませんね。両立している市長さんの方が多いかもしれません。)

少なくとも、私自身は、そんなジレンマを抱えているのですが、そんなときに、昨日、関係省庁へのご相談を終えた後に参加させていただいた、(財)地域創造さん主催の都市行政文化懇話会は、久しぶりに勉強させていただく貴重な機会をいただいたと思っております。

主題は文化政策から都市の活性化をどのように図っていくべきか≠ニいうものでしたが、特に、デザインをはじめとする産業文化等の知的創造分野の集積こそが21世紀における産業活性化のモデルになるのではないか、ということに共感を覚えました。

具体的には、職人のまちであるイタリアのボローニャ、伝統的な職人技術を持つ金沢を例に挙げながら、これまでの職人的工芸的生産≠ゥら近代的大量生産≠経て、今後の主流たる文化的生産≠ノ歩を進めようとしている、創造都市≠フ実現に向けた取組には、大いに肯くところがありました。

三条市も、燕三条ブランド♀m立に向けた検討、三条鍛冶道場≠舞台とした次への一歩に今年から取り組み始めたところですが、それを俯瞰視させてくれたのが、この創造都市§_だったと思います。

ただ、この創造都市§_。非常に奥が深いです。この創造都市§_が与えるインパクトは、第一義的にも、産業政策、都市計画、環境政策などに及びます。

しかし、だからこそ、見失ってはいけない視点だと思っています。

この辺については、直感的には、樋渡市長さんのご意見を伺いたいと思っています。きっと、大きなヒントを与えてくれそうですので、今度、お会いしたときに伺ってみたいと思います。

追記:さるとる≠ウんが越後三条鍛冶まつりの様子を上手くまとめてくださっています。こちらも是非どうぞ。

(写真は越後三条鍛冶まつりの火熾しの儀の様子です。)
posted by 国定勇人 at 17:40| 新潟 | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月02日

嬉しい誤算

1002エコちゃん1002ゴミ袋.jpg

昨日は、スーパーマルセンさんでエコらて≠フキャンペーンに参加しました。

キャンペーンの概要はこちら、エコらて℃幕ニの概要はこちらに詳しいのですが、例えば、買い物をする際にマイバッグをお持ちいただいた場合、地域通貨らて≠1枚交付します。そして、これが40枚貯まると、三条市のゴミ袋3枚と交換できるというものです。

この取組を始めて3ヶ月あまり。

昨日のキャンペーンでは、目算で4割あまりの方が既にマイバッグ持参という印象。

あまりのマイバッグ持参率の高さにビックリして、担当職員に聞いたところ、開始当初は1割くらいだった≠ニのこと。

反響の大きさに、またまたビックリ。

ただ、見方によっては、まだ4割程度の普及率にしかすぎません。

引き続きいろんな形でPRしていきたいと思いますので、ぜひとも環境にやさしい身近な取組に参加してください。

これから上京です。それから、今日が新潟県知事選挙の告示日です。
posted by 国定勇人 at 09:53| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月01日

人材

1001職場

三条市体育協会の山中選手がチャレンジ!おおいた国体≠フカヌー種目で2冠達成!!

来年のときめき新潟国体≠フ三条市開催の4種目の1つがカヌーなので、非常に弾みがつく快挙です。本当におめでとうございます!!

スポーツの世界と同様、仕事の世界でも、優秀な人材は多いチームほど、成績は上がるものです。

ですから、人材確保は組織にとって最も大切なことの1つ。

先日、三条市では、前期試験分の来年採用職員の内定者を発表しました。

どれも期待できる人材ばかりだと自負しております。一緒に働ける日を楽しみにしております。

さて、今年の採用ですが、昨年のような経験者採用は行わず、ただ再チャレンジの意味もこめて大卒の採用年齢の上限を大幅に引き上げ、35歳までとしました。

ただ、昨年と同様、地方自治体としては比較的珍しい選考方法を継続実施しました。

その選考方法とは若手職員による1対1面接の複数回実施≠ナす。

恐らく、多くの民間企業勤務の方は当たり前じゃないか???≠ニ思われると思いますが、地方自治体では、少なくとも新潟県内では、この手法は滅多に行われておりません。

三条市も、従来、理事者(市長、副市長、教育長)と人事当局による一括面接のみが原則でした。

これも重要な面接ですし、三条市も今もこの面接方法も継続しておりますが、これだけよりは、色んな世代の目線で見る方がいいと思い、今のような選考方法としております。

この選考方法、受験者にも大変好評のようで、こんな選考方法があるという情報は学校でも聞かされなかった≠ニ戸惑いをみせる公務員専門学校の生徒さんがいる一方で、大多数の受験者から三条市のやっていることを年齢の近い方から直接聞けてよかった。更なる動機づけにつながった≠ニ好評を受けております。

実はこれ、中央省庁での選考方法のパクリなのですが、いいものはどんどんパクっていきたいと思っています。

三条市では、前回に引き続き、若手職員に接遇マニュアルの策定をしてもらうなど、日頃の職務・立場を超えて、いろんな事務改善・政策提案をしてもらっています。

今、大学生の諸君、来年はぜひ三条市を受験してくださいね。

※rfuruyaさま、三木市さんにお邪魔した際にもいただいておりましたご提案の件、検討したいと思います。
posted by 国定勇人 at 15:17| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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