書きたいことが山ほどあります。
しかし、こういうときは…
書きたいことが山ほどある=仕事がいっぱいある=ブログに書き込む時間的ゆとりがない
という図式が成立するのが一般的でして…今回もそうです。
それでも、自分が感じたことを伝えたいので、振り返り振り返り書いていきたいと思います。
今から、1週間前、関市と多治見市に行って来ました。いわゆる視察≠ナす。
少し脱線しますが、視察≠ニいう言葉。おそらく一般受けはよくないと思います。一般的な(特に行政や政治家の)視察≠ノ対するイメージは税金を使って旅行する究極の無駄遣い≠ニいったものではないでしょうか!?
でも、私は、この認識には、若干の違和感を覚えております。以前、日本政策投資銀行の藻谷さんが観光振興について三条で講演いただいたとき、流行っている旅館の女将さんは、全国様々な旅館を実際にお客として利用して勉強している。自分のところだけに閉じこもっていると、お客さんの方が情報量を圧倒的に多く持つようになり、結果として、魅力のない(=選ばれない)旅館になってしまう≠ニお話されておりました。
私も同感です。
行政の長として、同業他社(=他市町村)の動向を気にしながら、いいところは大いに
パクらさせて参考にさせていただく。そのためには百聞は一見に如かず=B参考になりそうなところに飛び込んでいく。
受動的に決められた場所への視察はともかく、能動的に決める視察は積極的に行うべきだ!!
これが私の意見です。

閑話休題。
岐阜県の
関市さんには、同日開催されている
関市刃物まつり≠視察するためと、連携可能性を探るために伺いました。
今年で41回目を数える関市刃物まつりですが、まだ生まれたての
越後三条鍛冶まつり≠ニ違って、2日間で20万人!!の来場者数があるとのこと。
包丁だけのシェアで言えば、全国の半分のシェア(2位は燕三条地域を中心とする新潟県)を誇るだけあって、圧倒的な集客力ですが、人口規模が約10万人ですから、本当にスゴいですね。


色々と参考になるところがあったのですが、まずは
関アウトドアナイフショ−2008=B
本当に全世界からの出展者が一堂に会しております。もちろん、国内からも集結しております。我が三条市からは、三条鍛冶集団の師範でもある
日野浦刃物工房さんが出店。
何といっても驚くのが、ナイフ1丁あたりの値段の高さ。10万円を超える品があるのは当たり前。そして、それらが次から次へと売れていく様子は、燕三条ブランドの確立にあたっても参考になります。

子供たちも負けてはいません。高校生が作ったカスタムナイフとは思えないほどのレベル。
越後三条鍛冶まつりでも、第二中学校の生徒が作ってくれましたが、こうした体験はいいですね。今度、越前市さん、三木市さん、関市さんと三条市で、コンテストをしてもいいかもしれませんね。



次に参考になったのが、
関鍛冶伝承館で行われる古式日本刀鍛錬一般公開=B技術云々より魅せる≠アとに徹底したレイアウトや進め方は勉強になります。

最後に、連携話。関市の
尾藤市長さんと面談させていただきました。
連携については、快くご了解をいただき、今後、連携を既に進めている越前市さん、三木市さんを含めた
打刃物つながり異地点間連携≠ェ更に前進しそうですが、その面談の中で、刃物は便利な道具なんだ、だからこそ、使い方を間違ってはいけないんだという刃物教育の重要性について、意見が一致しました。
関市さんでは、写真のようなTシャツをスタッフの皆さんが着ていました。こうしたところからの連携や、先ほどの学生コンテストみたいな連携ができるといいですね。


そのほか、
フェザーミュージアム(会長さん、本当にありがとうございました!!)など、地元企業の産業観光に掛ける想いが十分つながってくる関市刃物まつり≠ナした。来年の越後三条鍛冶まつりのみならず、産業観光全体の在り方に、大きな示唆をいただきました!!
☆
今週、
箕面市の倉田市長さんが三条に来られます。来月には、東京で
武雄市の樋渡市長さんとも三条のイベントで再開できそうです。次へのステップが楽しみです。
posted by 国定勇人 at 17:39| 新潟 ☁|
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