皆さんも、“こども食堂”という言葉や意味は、メディアなどを通じて耳にされたことがあると思います。
三条市議会でも“こども食堂”は何度も取り上げられ、市内における“こども食堂”の存在は気にはなっていたのですが、なかなか機会に恵まれず、お邪魔できなかったのです…
そんな折、ご縁をいただき、先日ようやく、市内のこども食堂の1つ“AOZORAこども食堂”さんにお邪魔することができました。
まず驚いたのが耳学問で抱いていた印象とは裏腹に、千客万来だったことっ!
ご案内のとおり、こども食堂は福祉政策的な意味合いの強い取組なのですが、ここ“AOZORA食堂”さんは、そのような匂いがほとんど感じられません。
そもそも1日限定70食なのですが、開始後30分でほぼ完売の大入り満員っ!
しかも、いわゆる“こども食堂”がそもそもターゲットにしていない方々も多く利用されており(少なくともターゲットにしていない知り合いにも何人か出会いました…)、“ここは本当に「こども食堂」?”って思うほど…
でも、これが運営されている皆さんの考え尽くされた知恵なんですね。
運営されている済生会の皆さんとお話をしていると、最初からターゲットを従来想定している方々に絞ってしまうと、その方々にとっても敷居の高いものになってしまうため、“福祉的色合い”をできるだけなくし、色んな方々に敷居を跨いでもらうことを最優先にしよう、その結果、何割かのお客さんが当初想定していたお客さんの層であればそれでいいではないか…という発想なのだそうっ!
まさに“
スマートウェルネスシティ構想”に近い、コペルニクス的転換ですよねっ!
その結果、いつも大入り満員である一方、実際に2割近い割合で、本来繋がりたい顧客層を受け入れることに成功しているのだそうです。
それだけでなく、今では、ご高齢の方々の居場所づくりにも門戸を広げようとされているようで、これが(同じアプローチによって)実現されれば、まさに“スマートウェルネスシティ構想”の実現に大きく貢献することにもなるわけですから、こちらにも期待を寄せずにはいられません。
それにしても…
この日お邪魔した時のメニューですが、300円にしてはデカ盛りが過ぎました…
“もう少し市場原理を導入してもいいのでは?”と思ったところくらいが、私が感じた“福祉的発想”でした(笑)
posted by 国定勇人 at 15:42| 新潟 ☀|
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