2020年06月30日

条例公布ってなんだ?

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本日を以って三条市議会6月定例会は閉会し、お蔭様で、条例(改正)案、補正予算案など提出した議案すべてをご議決いただきました。

ところで…

国の法律、地方自治体の条例は、そもそも議会で議決されなければもちろん成立しないわけですが、厳密に言えば、議決された法律や条例を公布し(、当該法律や当該条例に規定された日付で施行し)なければ、効力を持ちません。

では、私たち三条市では、どのようにして公布されるのでしょうか?

条例の公布は地方自治法の規定により、@条例の制定又は改廃の議決があったとき、その日から三日以内に議長が市長に送付する、A市長は、当該送付を受けた場合は、その日から二十日以内にこれを公布する、B条例の公布に関し必要な事項は、条例でこれを定める、とされており、この規定を受けた三条市では、三条市公告式条例を定め、@条例を公布しようとするときは、公布の旨の前文及び年月日を記入してその末尾に市長が署名する、A条例の公布は、市役所三条庁舎前掲示場に掲示してこれを行う、とされているところです。

というわけで…

議会最終日を迎えるこの時期になると、こうしてせっせと署名に勤しむというわけでございます。

以上、殆どの方にとってはどうでもいい超マニアックなトリビアでした。


posted by 国定勇人 at 13:39| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月29日

お気に入りの企画に参加すると思っていただければっ!

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いよいよ、“三条つなぐプロジェクト”が始動します。

この目的を簡潔に言ってしまえば、新型コロナウィルス感染症拡大による影響で厳しい状況に追い込まれている各事業者さんを支援するため、事業者さんごとに寄附を募りましょうということに尽きるのですが(このプロジェクトに対する私の想いについてはこちら)、でもそれだけではプロジェクトのもたらす効果をほとんど伝えられていないとも思うのです。

このプロジェクトの本質はズバリ“つなぐ”、この一言に凝縮されていると思っております。

このプロジェクトは、困っている方々に対して寄附を通じて施しを行う、という単純なものではありません。

どちらかといえば、クラウドファンディング的なものとイメージしていただいた方がこのプロジェクトの本質をより正確に掴めると感じております。

各事業主さんが繰り出す様々な個別企画のうち、自分が共感を覚えた個別企画に寄附を通じて参画する、投資する。私たち“三条つなぐプロジェクト”実行委員会は、それぞれの個別企画の提案者となる事業主さんと寄附を通じて当該個別企画に参画(投資)する皆さんとをつなぐプラットフォームにしか過ぎない。新型コロナウィルス感染症拡大とて、各事業主さんが個別企画を生み出すきっかけになったに過ぎない。

とまぁ、こんな風に思っていただける方がありがたいかな…と思っております。

そうです。

皆さんは、三条のまちを盛り上げる投資家なのです。

“誰に投資するのか?”“どの企画に魅力を感じるのか?”“どの企画に投資すれば満足感、高揚感をより得ることができるのか?”…

そんな目線で、個別企画を見ていただき、投資していただきたく思います。

皆さんが投資家としてじっくり各個別企画を吟味していただけるよう、個別企画それぞれに、現在の状況、企画に掛ける想い、個別企画の趣旨目的などなど、かなり中身の濃い内容となっておりますので、そちらも楽しみにしていただけると幸いです。

これからもどんどん、新しい魅力ある企画が掲載されていきますので、是非まちづくりの投資家になる意気込みで投資をして下さいませっ!
posted by 国定勇人 at 11:43| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

クロネコヤマトの宅急便に学べ!

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先日も触れたとおり、これまで全国各地で数え切れない回数の防災に関する講演をさせていただきました。

その都度申し上げてきた事柄の1つに“私たちは災害に襲われた瞬間、クロネコヤマトの宅急便にもならなければならない”ということがあります。

これはどういうことを意味しているのでしょうか?

私たちは規模の大きい災害に見舞われれば見舞われるほど、全国から災害支援物資をいただくことになります。

その1つひとつには支援したい方々の温かい気持ちが込められており、それ自体には感謝の言葉以外申し上げる言葉も見つからないのですが、これを冷静に物資(モノ)と捉えた場合、この物資は多岐に亘るだけでなく、量もトラックごとに異なり、しかも何時にどれだけのトラックが到着するのか全く予測が付きません。

それだけでなく、その頂いた支援物資をストックヤードに素早く効率的に仕分け、今度は、避難所ごとに必要となる支援物資を定時定路線のルートを組み立てた上で配送していかなければなりません。

それを平常時には全く畑違いの行政サービスに従事する市役所職員が行わなければなりません(しかも、災害対応に追われている中で、なかなか割くことのできない稀少な人員によって…)。

これはまさに、“私たちは災害に襲われた瞬間、クロネコヤマトの宅急便にもならなければならない”状態を意味します。

とはいえ、全国各地の講演では偉そうに嘯く一方、私たちはその解決策、改善策を持ち合わせておりませんでした。

そんな折、助け舟を出してくれたのが、他でもなく、まさに比喩の対象であったヤマト運輸さんでありました。

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私たちは、昨年から(ようやく…)ヤマト運輸さんのご指導を仰ぎながら、災害物資搬入搬出訓練を行うこととしました。

実際にやってみると、これを訓練なしで実行するのは不可能だと空を仰ぎたくなるくらい、特別なノウハウがギッシリで、とても素人仕事ではできないことがよく分かりました。

被災経験のある市町村も、幸いにもまだない市町村も、この災害物資搬入搬出訓練だけでは絶対に毎年やった方がいいです。

これをやるかやらないかで、実際に災害が発生したときの組織内パニックがどれだけ抑制されるかが実感できると思います。

防災担当の皆さま、是非ともご一考のほどをっ!

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また改めて書き綴りたいと思いますが、今日から、“三条つなぐプロジェクト”が始動します。

ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます!
posted by 国定勇人 at 09:31| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

政府による経済対策を使い倒すレシピとは…

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今回の新型コロナウィルス感染症拡大に伴い深刻な影響を受けている事業者、個人に対する政府の支援策は、支援メニューの幅、個別支援メニュー毎の深さ、のいずれにおいても、リーマンショック時のそれと比較して格段に群を抜いた充実したものとなっております。

例えば、私たち市町村が講ずる各種独自支援策の原資となる国からの地方創生臨時交付金。

リーマンショック時にもあった重要な支援策の1つなのですが、第1次補正予算における措置額に、先日政府与党から情報提供頂いた第2次補正分を加えると、2倍以上の措置額になることからも想像していただけるのではないでしょうか。

そうなると、影響を受けた事業者、個人からすれば、これだけ異次元レベルにまで充実強化された各種支援策を活用しない手はないわけであります。

三条市ではもちろんこうした動きに呼応すべく、総合相談窓口を設け、受けることのできる支援メニューを個別ケース毎にアドバイスする仕組みを講じたところですが、ここで1つ問題が…

それは、矢継ぎ早に打ち出された支援策1つひとつについて、それら支援制度を実際に運用する側に十分な理解が行き届かないまま見切り発車せざるを得なかった結果(スピード感が求められているわけですから、このこと自体は致し方のないことです…)、支援制度本来の趣旨目的を担当者レベルが十分に咀嚼することができず、本来であれば支援すべき事業者からの申請を拒絶したりするケースが出てきてしまったこと…

これがもし三条市が直接関与する支援制度であれば、自分たちの事柄ですから、改善することができるのですが、他の支援機関で生じているケースであるが故に、その実態を把握することも困難であるだけでなく、仮に把握できたとしても上手く当該個別事案を軌道修正する術がない…

これが現下最も深刻なものとして浮上してきている課題となっております。

各種支援メニューの申請に慣れない、でも相当深刻な影響を受けている事業者に寄り添い、実際の支援を受けることのできるところまで伴走する…そんな社会的主体が存在しないものか…

ここ1ヶ月ほど、その妙案を生み出すべく脳漿を絞り出す作業を続けていたのですが…

ようやくその社会的主体を見つけることができました。

その存在とは行政書士さん。

これまで2ヶ月もの長きにわたって、ボランティアで相談窓口の最前線で相談に乗っていただいた百戦錬磨のプロ集団です。

まさに、灯台下暗しでしたねっ!

先日、新潟県行政書士会と面会し、これまでの無償協力に改めて感謝申し上げるとともに、新しい伴走制度の主役としてお骨折りをいただくことをお願い申し上げ、快く了解をいただいたところであります。

6月30日の議会最終日において予算議決を頂ければ、7月1日から、三条商工会議所内に行政書士さんを主力メンバーとする専門相談チームを設けるとともに、個別事案に進んだ場合の行政書士さんに対する申請手数料補助制度を新たに設けることとなります。

泣き寝入りし掛けている事業主さんがいらっしゃいましたら、最後の気力を振り絞って、三条商工会議所の扉を叩いて頂けないでしょうか?

必ず支援に結びつけることをお約束させていただきます。
posted by 国定勇人 at 12:04| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月24日

災害対策本部の在るべき姿とは?

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平成16年の7.13水害、平成23年の7.29水害と度重なる水害を経験した三条市は、数々の至らぬ点を含めた経験を正直に吐露する責務があります。

大変ありがたいことに“三条市で発生した2度の水害の経験を話してほしい。それを受けて見直した災害対応体制を話してほしい”と全国各地からお声掛けをいただき、これまで、本当に数え切れない数の講演に臨んでまいりました。

その講演の中で、意識的に時間を割いたのが災害対策本部の在り方であります。

何故ならば、災害対策本部の在り方こそ、災害対応のノウハウが凝縮された枢要そのものであり、かつ第三者の目に触れにくいブラックボックスだからです(災害が現在進行形にある最中は特に、マスコミを本部内に入れてはいけません。何故ならば、マスコミもまた彼らの使命を果たす観点から、災害対策本部内にある有象無象の情報をその正確性を私たちに確認を求めることなく伝えてしまう傾向にあり、それがかえって混乱を与え、正しい情報を迅速に伝える妨げとなってしまうからです。それ故、うまく機能している災害対策本部であればあるほど、本部内の様子は外部に漏れにくく、結果としてブラックボックス化してしまうのです)。

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もちろん、私たちも完璧な正解を持ち合わせているわけではありませんが、試行錯誤の上、現時点で辿り着いている災害対策本部の在り方だけは、率直に申し上げるようにしております(私たち市町村長は選挙を通じて選ばれるわけですが、そこには災害発生時の対応能力試験があるわけでもなく、他方で、その在り様を体系的に学ぶ機会も少ないからです。水害サミットを除いては…)。

その1つが災害対策本部内の情報共有の在り方です。

私たちはICTの進展によって格段に情報を手軽に入手できるようになりました。

でも、考えてみれば、これは個人単位での話。

まだまだ、集団が、組織が同時に情報をスムーズにストレスなく共有するにはICTはまだまだ心許ないのが正直なところであります(特に、時々刻々と状況が変化し、情報が入り乱れる災害進行段階においては…)

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そのときに、役に立つのがアナログ的手法。

特に、白地図は、その時点での三条市がどのような状況に陥りつつあるのかを可視化し、災害対策本部員が同時に情報共有するのにはまだまだ有効な手段だと思います(もちろん、ICTを補完的に活用しながらですが…)。

多少の時間ロスはあるかもしれませんが、災害状況を俯瞰するだけでもそれを遥かに上回る効果がありますし、情報が途絶しているのではないかと疑われる地域を炙り出すには、この白地図を置いて、今のところ、他に手段はないのではないかと考えております。

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そうした確認作業をするのが先週末の水害対応訓練だったのですが、私たちはまだまだ改善をしなければならないところがいっぱいある発展途上期にあると考えさせられる訓練でもありました。

例えば、こちら。

各地区ごとに発令した避難情報を一覧にしたものなのですが、この状況こそ、市民に対して、タイムリーに分かりやすく可視化して提供しなければならない最も大事な情報であるにも関わらず、市ホームページにこうしたスタイルで掲載していないことが判明しました…

これもまた素早く改善しなければならない事項です。

明日は、災害支援物資搬入搬出訓練を行います。

こちらもまた、緊張感を持って臨みたいと思っております。
posted by 国定勇人 at 11:01| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月23日

読書感想文を放置していたら…

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不定期に投稿していた読書感想文。

途中で面倒臭くなって、投稿を止めたら、こんな状態に…

気持ちが乗ったら、少しずつ載せていきます…
posted by 国定勇人 at 15:12| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

密で良いのです(一般質問のやり取りから…)

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本日で6月定例会の一般質問が終わりました。

今回の一般質問も有意義なものが多く、その都度真摯に対応させていただいたのですが、その中で“ん?”と感じた場面があったので、少しだけご紹介を…

地元の三條新聞に掲載された“三条の街食べ歩き飲みあるき記”の連載企画の初回で、私と総務部長、政策推進課職員とが一緒に飲食している写真が掲載されていたことを捉えて、“参加メンバーがあまりにも近い距離で飲食をしているのはおかしいのではないか?”“3密回避を心掛けるべきではないか?”とのご指摘を頂いたのですが、このご指摘を皆さんはどう受け止められますか?

ちなみに、私の方からは、“この場合は密でいいのです”“むしろ、こうした関係性では密でも問題ないということを敢えて見せたくて、あの連載企画を相談の上作っていただいたのです”“議員さんも是非そうした姿勢を周りの皆さんに見せてあげて下さい”と答弁申し上げました。

その趣旨は次のとおりです。

新型コロナウィルス感染症の感染状況がかなりの落ち着きを見せている新潟県においては、“正しく恐れる”新しい生活様式の下、極力従来どおりの日常生活、社会経済活動に戻していくことが求められております。

この際、最も難しい判断を迫られるのが飲食店での飲食の場面です。

何故ならば、飲食は会話、懇談をしながら楽しむものであり、3密を避けることが事実上困難だからです(3密を回避するために“参加者の間隔を2m程度空ける”“横並びに座る”を選択するのであれば、それは会食、飲食の実際とはほど遠く、現実的ではありません)。

それでも、極力従来どおりの日常生活、社会経済活動に戻していくためには、何らかの指針を示さなければならない…

そんなジレンマの中、私たちは、家族や同僚、親しい友人など、直近2週間程度の(感染拡大地域に行っていないといった)お互いの行動を把握し合う紐帯関係の強いグループであれば、他グループとの間の3密を回避した上で、店内に入る際の手指消毒、咳エチケットといった個人の感染予防策を行えば、当該グループ内は必ずしも距離を取ったりする必要はない、という指針を取りまとめ、それを“三条エール飯プラス”プロジェクトに反映するとともに、その見える化に努めることとしました。

もちろん、三條新聞さんの連載記事第一弾に敢えて登場させていただいたのも、その一環であります(一緒に参加した職員は総務部長や秘書担当職員など同じ3階フロアで仕事を共にしているメンバー同士ですし、他グループとはもちろん間隔を空けており(正直に申し上げると、あの時期はまだまだ客足が戻らず、私たち以外1組しかお客さんがいませんでした…)、入店時の手指消毒や大皿料理でのトング使用なども、かなり丁寧に取材して記事化していただきました)。

上述の指針にはもう1つ利点があります。

それは、万が一の際にもクラスター対策を早急に打つことができることです(お互い認識し合う間柄ですので、当然のことではありますが…)。

早急なクラスター対策を打つことができるのであれば、このグループはこのグループ内で感染リスクを封じ込めることができるので、感染拡大に積極的に加担することなく、その結果、医療崩壊のリスクを高めることにも繋がりません(あくまで、感染状況が現在の新潟県の状況程度に落ち着いていることが前提条件ですので、念のため…)。

で、最後にもう1つ。

この論理は、保健所を有しない感染症対策にいかなる権限をも有しない三条市だけが唱えているわけではない、ということです。

先般発出された“外食業の事業継続のためにガイドライン”Q&Aによると、“家族や親しい友人等のグループであれば、不特定の個人とは取扱いを分けて考える必要があり、間隔を空けて横並びということは現実的ではない”旨が示されており、私どもの整理と合致しております。

こうしたことを踏まえての答弁だったのですが、質問された議員は今一つ納得されていないご様子でした…

今の新潟県の状況は、“正しく恐れる”新しい生活様式の下、極力従来どおりの日常生活、社会経済活動に戻していくことが求められる段階です。

もちろん、ゼロリスクを志向する方もいらっしゃるので、そうした方々に無理をしてまでも外食を薦めるつもりは毛頭ございませんが、他方で、私たちの(全国ガイドラインにも裏打ちされた)指針が仲間同士との外食に躊躇されている方々を背中をそっと後押しするくらいの効果があるとすれば本望ですし、三條新聞さんの連載記事がそうした後押しに繋がったという声を聞くたびに嬉しく思っております。

というわけで…

“三条エール飯プラス”プロジェクトに皆さんも、飲食店に足を運ぶという形で参加しませんか?
posted by 国定勇人 at 15:14| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

一般質問におけるやり取りから…(雑感)

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連日、三条市議会本会議において市政に関する一般質問が続いています。

今回の一般質問で際立って多いのが新型コロナウィルス感染症に関するもの。

これはこれで十二分に理解できるのですが、先日の記者会見も含めてその中でもひときわ関心が高く、個人的には“何でここまで関心が高いのだろう?”と思うのが、新型コロナウィルス感染症拡大期における避難所の対応の在り方について…

“人と人との間隔を2m以上空けることが避難所運営を難しくすることとなるのではないか?”という問題意識そのものはもちろん大切だとは思っているのですが、そもそも災害時における避難の考え方、その中での避難所の位置付けを整理しないことには、そもそもこの議論の入り口にさえ立てないのではないか…これが私個人の本件に関する素朴な疑問であります。

三条市では、避難準備・高齢者等避難開始や避難勧告或いは避難指示の発令対象地域全員が水平避難(避難所への避難)することは現実的ではなく、むしろ生命に危険を及ぼすリスクが高まるとの認識の下、東日本大震災発災直前の平成23年には既に、水平避難から垂直避難(自宅2階や近所の2階以上など安全な場所への避難)を原則とすることとし、実際、この考え方の下で、平成23年の7.29水害を乗り越えました。

今もこの考え方は貫かれており、基本的には堤防直下の家屋倒壊等危険区域や土砂災害の直撃を受ける区域にお住まいの方々を中心に、水平避難することを求めております。

その上で、体温検査等によるスクリーニングと空間分離の徹底、段ボールパーテーションによる避難者同士の身体的距離の確保、といった云わば当たり前の対策を講じている程度なので、避難所だけがこんなに切り取られる形で取り上げられるのが今一つ肌感覚として理解ができないのです…(付言すれば、全体の避難の在り方が整理されていれば、その中での避難所の在り方は、今回の新型コロナウィルス感染症対策のみならず、それと同様に論じなければならない、様々な障害を持たれている方々への配慮、妊婦さんへの配慮、乳幼児のいる家庭への配慮、ペットへの配慮などなどの様々な課題もあるわけで、それをどこまで配慮していくのか、どこまで避難所が担うべきなのかという避難所に関する根源的要素について議論を深めていかなければならないと考えるのです…)

今回の新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、避難所運営に深刻な影響を与えるような事態が生じているのだとすれば、それは、“新型コロナウィルス感染症”が主要な原因なのではなく、避難の在り方そのものに原因があると思うのですが、如何でしょうか?



明後日、三条市では水害対応総合防災訓練が行われます。

幾つもの取材申込みがあるようですが、各メディアにおかれては、避難所運営に関して“フェイスシールドとかで新型コロナウィルス感染症対策を講じていますよ”という表面的な絵面ばかり追い求めるのではなく、避難の在り方というそもそも論にも視点を当てていただければ幸いです(参考までに、三条市総合防災アドバイザーの片田教授がまとめた提言を非難に関する提言のリンクを貼ります。こちらをどうぞ)。
posted by 国定勇人 at 15:09| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

産業都市の真骨頂

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少し旧聞に属する話題となりますが、三条市に本社があるホームセンターを運営するアークランドサカモトさんがLIXILビバを買収するとの発表には正直驚きました(関連記事はこちら)。

何せ、業界10位のアークランドさんが業界6位のLIXILビバを買収したのですから…

でもそれと同時に、ものづくりのまち三条市、燕三条地域の行政に身を置く者として、このニュースを誇らしく思ったこともまた事実であります。

考えてみれば、このホームセンター業界の発祥は三条市という説もあるくらい得意とする産業分野の1つでありまして、業界4位のコメリさんも元を辿れば、三条市が創業の地であるのですから、そうした説も頷けるわけであります。

新型コロナウィルス感染症による影響で国内経済の不透明感は増すばかりですが、こうした時期を敢えて捉え、今回のように買収を通じて企業体力を強化する(引いては三条市、燕三条地域全体の産業基盤を強化する)だけでなく、それぞれの地域の雇用、産業を守っていくことはむしろ歓迎すべきことだと思います。

今般の新型コロナウィルス感染症による影響に伴う産業地図の流動化が三条市の、燕三条地域にプラスに資することを期待しますし、私たちが応援できる規模、範囲での後押し策も図っていかなければならないと決意を新たにしたところです。

ところで、写真は“かつや”のテイクアウト。

“かつや”もまた、アークランドサカモト傘下の事業ですので、“三条エール飯@ウチ”と捉えてもいいのかもしれませんね。
posted by 国定勇人 at 12:42| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月18日

子ども達の教育活動も新たな段階へ

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明日、いよいよ東京都など5都道県との往来自粛が緩和される(三条市は、先月28日の私からのメッセージを以って、事実上の黙認に転じましたが…)とともに、室内イベントの開催可能規模も緩和されるなど、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う各種制限措置が広範に緩和され、私たちの生活、社会経済活動は新たな段階に突入することとなります。

この緩和措置は、子ども達の教育活動にも及びます。