2020年07月31日

内閣府が検討している避難情報の見直しについて

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今週初めに、新聞各紙が一斉に"内閣府、避難情報を一本化へ"という旨を報じました(比較的全体像を解説していると思われる記事はこちら)。

私は中央防災会議防災対策実行会議の委員を仰せつかっているため、この報道には強い関心を持っております。

で、この見直しの方向性について私の意見をまず簡潔に申し上げると、"賛成"であります。

でも、複雑な気持ちの上での"賛成"でありますので、ここでその想いを吐露したいと思うのですが、私は今でも"避難勧告""避難指示"という市町村長が持つ2種類の災害対策基本法に基づく避難情報発令権限を手放すべきではないと考えております。

特に、水害のように、雲行きが怪しくなってから実際の災害発生までの時間がある程度確保できるようなタイプの災害においては、災害危険性の逼迫度が時々刻々と変化していくため、地域住民とのリスクコミュニケーションを図る道具は多ければ多いほど良く、その象徴である法的権限を有する避難情報も同様に多ければ多いほど良いと考えるからです。

この点について、多くのマスコミが端折って報じているように、今回の見直しがただ単純に"避難勧告"と"避難指示"を一本化するということだけであれば、もちろん反対でしたし、未曾有の被害を受けた水害を2度も経験した市の市長として、反対の論陣を最後の最後まで張り続けなければならないという覚悟を持っておりました。

また、今回の見直しのきっかけとなった大きな論拠の1つに"警戒レベル4の中に「避難勧告」と「避難指示」が混在していることは地域住民を混乱させるだけである。分かりやすくシンプルにメッセージを出すためにも、この2種類の避難情報を一本化すべきである"というものがあるのですが、これも私には到底理解できない見解でありました。

何故ならば、"避難勧告""避難指示"は昭和36年の災害対策基本法成立以来50年以上にわたって運用されてきた法的根拠を有する避難情報であるのに対し、5段階の"警戒レベル"は昨年から運用が始まったばかりの法的根拠を有さない避難情報であるばかりか、"避難勧告"発令段階から"避難指示"発令段階に至るまでというリスクコミュニケーションをできるだけ細かく取らなければならない最も重要な時間帯を"警戒レベル4"と一括りにしてしまった、むしろ"警戒レベル"の設定そのものに問題があると言わざるを得ないものだからです。

それでもなお、何故、私が"賛成"なのかということでありますが…

今回の見直しではまず、"警戒レベル"の考え方に修正を施すこととしております。

つまり、"災害発生(=リードタイム確保不可)"のときのみと位置付けられていた"警戒レベル5"の考え方を見直し、新たに"災害が発生しているおそれ若しくは災害発生直前(=リードタイム確保は困難であるものの、リードタイム確保不可ではない)"という状況もまた"警戒レベル5"に組み込むこととしたのです。

これにより、従来の"警戒レベル4"の状況のうち、より事態が逼迫している状況の時間帯(市町村の考え方によっては避難指示を発令すべきと考える時間帯)が切り出され、"警戒レベル5"に組み入れられることとなりました。

その上で、"警戒レベル5"の状況下において、緊急に安全を確保するよう促す避難情報を新設し、災害対策基本法上に位置付けることとする…これが今回の見直しの全体像であるというのですから、私は反対の矛を収めることとしました。

私なりに解釈すれば、今回の見直しにより、避難勧告発令レベルが"警戒レベル4"に、避難指示発令レベルが"警戒レベル5"に改組される、ということ過ぎず、後から運用が開始された警戒レベルと従来の災害対策基本法上の避難情報との整合性がようやく図られたと見るべきですからね。

以上、多くの皆さんには、何の興味も持たれないニッチな話題だったかと思いますが、ある一定のニッチな階層の方々には是非とも、私の想いを知っていただきたく、拙ブログで吐露させていただきました。

次回からはまた通常のブログに戻ります…
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2020年07月30日

三条マルシェらしい新しい生活様式ですなっ!

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歩行者天国と大小様々な企画を組み合わせた、三条市が誇るイベント"三条マルシェ"。

月に1回ほどのペースで開催され、開催の都度数万人規模の市民の皆さまにお越しいただき、すっかり日常生活の一部に溶け込んだ"三条マルシェ"ですが、今般の新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、今年の開催が一度もできずにおりました。

そんな折、実行委員会のYさんに会う機会があって、よもやま話をしていると、"ただ単に延期するのでは、三条マルシェらしくない""政府が提案した「新しい生活様式」を正面から受け止める形で、三条マルシェらしい尖ったスタイルでの開催はできないだろうか"という話の流れに…

で、"じゃ、そういうわけで宜しくっ!(何かいいアイデアを考えてね)"といつもの調子でボールを投げるだけ投げて、その日は分かれたのですが…

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流石は、我らが誇る三条マルシェ実行委員会です。

彼ら彼女らが考えた、新しい形とは"完全ドライブスルー型"の三条マルシェ。

飲食や雑貨の購入はもちろん、ライブイベントも全てクルマの中で完結するスタイルを考えてくれたのです!(関連記事はこちら

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残念ながら、来場者数は想定していたよりは少ない結果となりましたが、こうした新しいスタイルを世の中に提案できただけでも、大きな成果があったと思います。

個人的には、YouTubeのライブ配信を始めとするSNSと連動する形で、それぞれがそれぞれのクルマに乗っていても、何らかの一体感、臨場感が得られるテイストを付加できれば、もっと面白くなるのではないかな?と思いましたが、いずれにしても、更にヴァージョンアップした形で、必ず第二弾を開催してくれることでしょう!

その日を楽しみにしたいと思います!
posted by 国定勇人 at 14:12| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月29日

差別的取扱いなのか…

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昨日も触れましたが、三条市は水際対策の一環として、市内公共施設の利用、市主催イベントへの参加について、@東京都在住の方々についてはご遠慮いただいているほか、A大阪府、福岡県、埼玉県、愛知県、奈良県、京都府、千葉県、滋賀県、神奈川県、和歌山県、兵庫県及び鹿児島県在住の方々については、住所及び氏名の確認並びに行動履歴の記録等の依頼をお願いしているところです。

こうした措置について、先日の記者会見で、"この取扱いについて、東京都民に対する差別に当たるのではないか?"との質問を頂戴しました。

この質問をした記者によれば、ネット上でも話題になっているとのことでしたので、ネット世界の端くれに位置する拙ブログでも改めてお答えした趣旨をご紹介したいと思います。

が、その趣旨を説明する前に…

今回の事案の前提にあるのは"新型コロナウィルス感染症対策"であるということを確認する必要があります。

"何を当たり前のことを…"と思われるかもしれませんが、この世の何人にも原因があるわけでも、この世の何人も悪者なのではなく、諸悪の根源は新型コロナウィルスそのものにあり、我々人類が立ち向かわなければならないのは新型コロナウィルスそのものであるということです。

でも一方で、この新型コロナウィルス感染症は単独で舞い込んでくるのではなく、ヒトを介して感染拡大していくということも忘れてはなりません。

その上で…

感染が確認されていない地域では、新型コロナウィルス感染症を持ち込ませないことが感染症対策の基本となります。

そして、新型コロナウィルス感染症を持ち込ませないためには、感染症に罹患しているヒトの立ち入りを制限するほかありません。

しかしながら、実際には誰が罹患しているかを完全に把握することは困難なため、感染拡大している地域(市中感染している可能性が排除できない地域)からのヒト全体を制限するほかありません。何故ならば、感染拡大(≒市中感染)している地域では、誰が罹患しているのか分からない状態に陥っているからです。

今回世界中で実施されている外国の渡航制限はまさにこれに当たり、日本でも、一部の国を除いては、外国からの入国が厳しく制限されております。

でも、これは、例えば、中国人を差別しているわけでも、米国人を差別しているわけでも、欧州人を差別しているわけでも、アジア人を差別しているわけでもありません。

ひとえに、新型コロナウィルス感染症が拡大しないための感染症対策なのです。

そして、これは、相手が新型コロナウィルス感染症である以上、"国"単位が望ましいのか、"都道府県"単位が望ましいのか、それ以外が望ましいのか正しい答えがあるわけではありません。

さて、ここでようやく私たちの施設制限に対する考え方に入るわけですが、それでは翻って、国内の状況はどうか、そして三条市を取り巻く環境はどうかということになります。

現在の三条市が置かれている状況は、一昨日初めて感染確認事例が生じましたが、その封じ込めに成功し、もちろん全数調査をしているわけではありませんが、全国一律に規定されているPCR検査をすべきかどうかのスクリーニング結果から類推すれば、依然として、感染が確認されていない地域であるということがあります。

他方で、東京都や上記12都道府県は、厚生労働省が6月19日に発出した"今後を見据えた新型コロナウイルス感染症の医療提供体制整備について"の中で、社会への協力要請を行うタイミングとした人口10万人あたりの週平均新規感染者数が2.5人という閾値を既に上回っており、それは即ちこれらの地域が感染拡大(≒市中感染)している段階に突入していることを意味し、誰が罹患しているのか分からない状態にあると言わざるを得ません(そうでなければ、社会への協力要請などする必要もないのですから…)。

とりわけ、小池都知事はこうした事態を憂慮し、本日新たに"夏休みは外出を控えて"という発信をしており、まさに都民に対して協力要請を行っているところです。

こうした状況を鑑み、三条市では、"新型コロナウィルス感染症を持ち込ませない"という基本姿勢に立ち返り、誰が罹患しているのか分からない段階に突入している東京都を始めとする上述の都府県在住の方々に対して、三条市民を守り、三条市の日常生活、社会経済活動を守るため、世界中で渡航制限が行われているのと同じ考え方の下、唯一直接権限を発揮することができる市内公共施設への制限を行っている次第であります。

これはもちろん、我が国がアジア人や米国人、欧州人などを差別するために渡航制限措置を講じていないのと同様、私たちもまた東京都民などを差別するためではなく、あくまで新型コロナウィルス感染症対策として講じているものであります。

殆どの方々はこうしたことをわざわざ書くまでもなく、ご理解いただいているものと思いますが、記者さんからご質問をいただいたので、改めて考え方を整理させていただきました。

何卒、ご理解賜ればと思います。
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2020年07月28日

水際対策について(重ねてのお願い)

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三条市内で初めて感染が確認された方について、保健所を有している(感染症対策に法的権限を有する)新潟県による会見等でも、感染経路が"東京で感染したと思われる"旨説明があったとおり、改めて水際対策が重要であるとの認識を新たにしたところです。

三条市では、東京を中心とする感染の再拡大の兆候が見られて以降、水際対策を再起動しているところですが、ここに改めて、水際対策に関するお願い事項を非公式に逐条的に解説していきますので、ご一読いただき、ご協力いただければ幸いです(お願い事項が記載されているメッセージの原文はこちらに、水際対策について言及しているブログはこちらこちらにあります)。



〇東京都との不要不急の往来自粛について(東京都からの来訪自粛も含みます)

東京都との往来及び来訪(以下"往来等"と呼びます)については、不要不急の往来等の自粛をお願いしております。

今般の東京都との往来等の自粛要請に当たっては、"往来等自粛すべき事由""往来等やむなしとする事由"それぞれについて代表的な事由例を明記させていただいております。即ち、@"往来等自粛すべき事由"としては"旅行""帰省"を、A"往来等やむなしとする事由"としては"就職""転勤""進学""出張""里帰り出産""冠婚葬祭"を例示しましたので、参考にしていただければと思います。

なお、東京都在住の方々については、市内公共施設の利用、市主催イベントへの参加をご遠慮いただいております(この点については改めて申し述べたいと思います)。


〇大阪府、福岡県、埼玉県、愛知県、奈良県、京都府、千葉県、滋賀県、神奈川県、和歌山県、兵庫県及び鹿児島県への往来等に際しての慎重な判断依頼について

上記12府県との往来等については、慎重に判断していただくようお願いしております。

ここでいう"慎重に判断"とは、極力、東京都との往来等の自粛要請に倣っていただきたいという趣旨です。

何故ならば、私どもが把握している政府が発出している行政文書のうち唯一"社会への協力要請を行うタイミング"に言及しているものの中に、その具体的な閾値として"人口10万人あたりの週平均新規感染者数2.5人"を上回っているのが東京都に加え、この12府県だからです。

この背景事情を踏まえれば、本来であれば、これら12府県も東京都と同様の取扱いとすべきかもしれませんが、不要不急の他県への移動を控えるよう都民に協力を求めた都知事と異なり、これら12府県知事からは都知事のような言及がなされていないため(加えて、新潟県知事からも東京都との往来以外には言及がなされていないため)、保健所を有しない(感染症対策に法的権限を有しない)三条市としては、これらの知事の発言を十二分に尊重せざるを得ず、東京都との往来等とそれ以外の12府県のそれとの間で表現上の一定の線引きをすることとしたというのが真意であると捉えていただければ幸いです(なお、三条市職員及びそのご家族に対しては、東京都とこれら12府県との間に線引きを設けることなく、公私にわたる13都府県との往来等の禁止を指示しているところです)。

なお、これら12府県在住の方々については、市内公共施設の利用、市主催イベントへの参加に際し、住所及び氏名の確認並びに行動履歴の記録等の依頼をお願いしているところです(この点については、東京都民の利用のご遠慮と同様、改めて申し述べたいと思います)。


〇上記13都府県との往来を余儀なくされる方々への要請について

往来等を余儀なくされる方々には、@マスクの着用や三密の回避などの感染予防策、往来後の健康観察(2週間程度)の徹底、A万が一の際に感染経路を追跡できるよう、行動履歴(どこで、誰と、どれくらいの時間、どのような形で会った、どの飲食店を利用したなど)の記録及び保存(2週間程度)、BCOCOA(接触確認アプリ)の利用、をお願いしております(東京都などからの来訪者と会う場合も同様にお願いしております)。

私もCOCOA(接触確認アプリ)を利用しておりますが、利用手続きは簡便です。是非ご利用下さいませ。


〇東京都(できればプラス12府県)からの来訪者との会食について

東京都などからの来訪者との会食については、特に慎重に判断していただくようお願い申し上げます。

ここでいう"特に慎重に判断"とは、@できれば会食の機会を避けていただきたい、Aやむを得ない場合は、“対面ではなく横並び(或いはできるだけ2m程度の間隔を空ける)”“おしゃべりは控えめに”といった政府が推奨している新しい生活様式を徹底する形で会食をしていただきたい、という趣旨です。

これは、普段の市民生活における飲食に際しては、同一グループ間であれば、手指消毒以外はあまり細かいことを申し上げていないところですが、そのルールは東京都などからの来訪者との会食については適用しませんよ、かなり厳格なルールを適用しますよ、という趣旨です。



以上、クドクドと書き綴りましたが、何卒ご理解、ご協力を賜ればと存じます。

宜しくお願い申し上げます。
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2020年07月27日

本件に関する大きな山は越えました。

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先ほど、新潟県より、三条市内で初めて感染が確認された患者さんに係る濃厚接触者について、@県内における濃厚接触者は2名であったこと(いずれも三条市在住者)、AそのいずれもPCR検査の結果陰性であったこと、が発表されました。

この事実確認により、今回感染が確認された方を原因とする更なる市内感染の広がりはなくなりました。

あとは、この患者さんの症状が快復され、陰性に転ずることを祈るばかりです。

その上で…

改めて感じたのは、水際対策の重要性。

ピンポイントでの封じ込めができれば、市内における日常生活、社会経済活動をこれまで通り維持していくことが可能となることを今回の事案は私たちに示してくれました(というわけで、過度に恐れることなく、市内における日常生活、社会経済活動は普段どおりやっていきましょう!)。

というわけで、明日にでも、水際対策で協力を申し上げる点について、改めて書き綴ってみたいと思います。
posted by 国定勇人 at 16:35| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これ以上知らないし、詮索しません。

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<患者の概要>
1 年代:30歳代
2 性別:男性
3 職業:会社員
4 居住地:三条保健所管内(三条市)
5 症状・経過 :@7月24日から発熱あり(24日:38.4°C、25日:37°C台)、A7月24日帰国者・接触者相談センターに相談、B7月25日帰国者・接触者外来において検体採取、C7月26日保健環境科学研究所における検査の結果、陽性が判明
6 行動歴:7月13日〜16日、20日〜22日まで東京都で勤務
7 濃厚接触者:現在調査中



以上が、保健所を有する(感染症対策の法的権限を有する)新潟県が昨日発表した、三条市内で陽性が確認された方に関する情報の全てであり(報道資料はこちら)、私たち三条市もまた、皆さんと同様、これ以上の当該患者さんに関する情報を全く持ち合わせておりません。

そして、これ以上の情報を三条保健所から入手するつもりもありません。

何故ならば、陽性確認後の三条保健所の対応手順を伺えば、当該患者さんを原因とする更なる感染の広がりはほぼ考えられないからです。

では、陽性確認後の三条保健所の対応手順はどうなっているのか…

ここは隠す必要もありませんし、情報を開示し、情報を共有することで、感染拡大に対する不安も(私たちもそうであったように)相当程度軽減されると思いますので、ここに披露したいと思います。

まず、感染拡大をピンポイントに抑えるためには、濃厚接触者の洗い出しが必要不可欠です。

濃厚接触者とは、@陽性患者に症状が現れた2日前から、A陽性患者がマスクを着用しない状態で1m程度の範囲で15分間接触していた者、を指します。

これについては、これまでも巷間言われてきたことでもありますし、これまでの専門家間における議論の蓄積の中で示されてきた事柄でもありますので、そんなに違和感はないと感じ取っていただけると思います。

この洗い出しが昨日から急ピッチで始まっているのが今日現時点での状況です。

その上で…

保健所から連絡を受けた(既に連絡は始まっております)濃厚接触者は、連絡を受けたその瞬間から、その後のPCR検査の結果如何に関わらず、2週間の外出自粛が求められます。

ここでの最大のポイントは、その後受けることとなるPCR検査の結果、陰性であったとしても、2週間の自宅待機が要請され続けるということ(もちろん、陽性反応が出た場合には、直ちに入院措置となり、その方を起点とする濃厚接触者の洗い出しが別途イチから始まります)。

この安全サイドに立った隔離措置によって、当該陽性患者を原因とする感染拡大リスクは限りなくゼロになると認識しております。

こうした手順が確立されている以上、何の科学的知見を有さない私たちがそれ以上の情報を知ろうと余計な詮索をすることには、如何なる意味も正義も存在しません。

そこにあるのは(詮索している当事者がどういう想いで詮索しているかどうかに関わらず、社会的評価としては、)単なる好奇心のみであり、誹謗、中傷、いじめに加担する結果を招く以外何も生み出さないということであります。

昨日発出したメッセージには、そうした思いも込めさせていただきました。

まだお読みでない方は是非ともご一読下さいませ。

もう1つ申し上げたかった水際対策については、改めて書き綴りたいと思います。



今朝の新聞に、災害時における避難情報の一本化が一斉に取り上げられておりました。

これについては中央防災会議防災対策実行会議の委員として申し上げたいことがあるのですが、新型コロナウィルス感染症対策がひと段落してから書き起こしてみたいと思います。
posted by 国定勇人 at 12:41| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月26日

三条市内での感染確認を受けての市民の皆さま等へのお願い

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本日、新潟県より、7月13日から16日まで、20日から22日までの間、東京都で勤務した行動歴を持つ三条市民1名の新型コロナウィルス感染症の感染確認が発表されました。

これを受け、私からのメッセージを発出しました。

このメッセージにおいて申し上げたかったポイントは、@三条保健所において濃厚接触者を洗い出し、自宅待機等の措置を講ずることにより、今回感染が確認された方を原因とする更なる感染の広がりはほぼ考えられないことから、過度な詮索や誹謗中傷はもちろん、過剰な反応を控えていただきたいこと、A勇気を持って検査を受けていただいたことに感謝するとともに、感染拡大の防止の観点から、いつもと違う症状が現れた場合には、本日感染が確認された方のように勇気を持って検査を受けていただきたいこと、Bこれまで申し上げてきた水際対策に今まで以上にご協力をいただきたいこと、の3点であります。

まずは下記メッセージをご一読いただければ幸いです。

なお、市内小中学校、幼稚園、保育所、保育園については、休校や休園等の措置は行わず、通常通りに授業等と行います(施設利用、イベント参加については、こちらをご覧下さいませ)。



本日、三条市内において新型コロナウイルスに感染された方が確認されました。

感染が確認された方はお一人であり、現在新潟県において濃厚接触者の調査等が行われておりますが、濃厚接触者とされた方に対しても症状の有無に関わらずPCR検査を実施し、検査結果が判明するまでは全員が自宅待機となります。その上で、仮に陽性であった場合には直ちに入院となり、また、陰性であった場合にも念のために接触から14日間は自宅待機を継続することになります。

このことから、今回感染が確認された方を原因とする更なる感染の広がりはほぼ考えられないため、不安を感じるお気持ちは十分に理解できますが、過度な反応等は控えてくださいますようお願い申し上げます。

また、これまで全国では、感染が確認された方に対する詮索や誹謗、中傷、いじめといった卑劣な行為がしばしば行われております。

しかしながら、今回感染が確認された方は、そうした状況にも関わらず、勇気を持って検査を受けてくださったものであり、三条市長として心から感謝を申し上げるとともに、万が一にも御本人が誹謗、中傷などを受ける事態に陥らないよう、市民の皆様に御理解と御協力をお願い申し上げます。

予防策を万全に講じていたとしても罹患してしまう可能性はあります。仮にいつもと違う症状が現れた場合には、周囲の目が気になるかもしれませんが、今回の方のように、隠すことなく勇気を持って検査を受けてください。それが結果的に感染拡大の防止にもつながります。

私どもといたしましては、引き続き、新潟県と密接に連携しながら、これまで実施してまいりました感染が拡大している地域への往来等の自粛要請などといった水際対策を適宜適切に講じてまいりますので、皆様におかれましても7月17日の私からのメッセージでお願いした次のことなどについて、改めて御協力をお願いいたします。

@知事が域外への移動の自粛を住民に要請している東京都への旅行や帰省等の不要不急の往来(※1)は、自粛くださるようお願いいたします。
A東京都からの旅行や帰省等の不要不急の来訪(※2)は、自粛くださるようお願いいたします。
B知事が域外への移動の自粛を住民に要請していないものの、厚生労働省が示している社会への協力要請を行うタイミング(※2)を過ぎている大阪府、福岡県、埼玉県、愛知県、奈良県、京都府、千葉県、滋賀県、神奈川県、和歌山県、兵庫県及び鹿児島県への往来は、慎重に判断されるようお願いいたします。
C上記Bの12の府県からの来訪は、慎重に判断されるようお願いいたします。

繰り返しになりますが、現在は市中での感染が広がっているという状況にはありませんので、くれぐれも過度な反応等は控えてくださいますようお願いいたします。

※1 不要不急の往来(来訪): 就職、転勤、進学、出張、里帰り出産、冠婚葬祭などに伴う往来等以外のもの
※2 社会への協力要請を行うタイミング 基準日(人口10万人当たりの週平均新規感染者数が2.5人となった日)から1日〜7日後
posted by 国定勇人 at 16:33| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月22日

神は細部に宿るはずでは…

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長年にわたり職員の胃袋を掴み続け、近隣の皆さまからも愛され続けた市役所地下にある"ひめさゆり食堂"が本日を以って閉じることとなりました。

閉じることとなった要因は、経営的なものではなく、制度的なもの…

障害者総合支援法では障がい福祉サービス事業所ごとにサービス管理責任者を必ず配置しなければならないのですが、サービス管理責任者の資格要件が厳しい(8年の実務経験など)こともあって、サービス管理責任者のパイの奪い合いが始まっており、その結果、待遇面でなかなか太刀打ちできない地方都市の社会福祉法人から競争力のある都心部に人材が奪われ、サービス管理責任者を確保することができなくなった福祉サービス事業所は存続することが制度的に許されなくなり、その結果、閉鎖を余儀なくされる…

大雑把に申し上げると、今回の"ひめさゆり食堂"の閉店に至る経緯はこんな感じです。

もちろん法制度の趣旨にも堂々たる正義がきっと存在するのでしょう。

そこをロクに勉強もせずに苦言を呈するのも如何なものかということも十分に理解しているつもりですが、今日まで大過なく運営され、冒頭申し上げたとおり、当市職員や近隣の皆さんの胃袋を満たすのみならず、そこに通い働くことで、障がいを持ちながらも人生の幸せの一端を感じていた食堂スタッフが、サービス管理責任者が配置できないというそれだけの理由で、一夜にして路頭に迷うことになることとなるのです(もちろん、社会福祉法人の皆さまとも相談の上、そんなことはさせませんが…)、少なくとも現場では…

恐らく想定していなかった事象なのでしょうが、これが地方における障がい福祉分野の実態であります…

この現実を目の当たりしては、やはり、どこに正義があるのだろうか…と呟かざるを得ません。

これから、3ヶ月間、庁舎の耐震補強工事の関係で物理的にも閉鎖を余儀なくされるのですが、こうした点が何とかならないものだろうか、考えを巡らせてみたいと思います。

いずれにしても、ひめさゆり食堂の皆さま、これまで長きにわたって、ありがとうございました。

カツカレーを頼むとき、いつもいつも、大好きな福神漬けを大盛にしてくれて、本当にありがとうございました。

いつか必ず、再会を果たしましょうね!

(大変申し訳ございません。私の理解力不足の点があって、アップしたときの文章に加筆修正を加えております。)



明日は、三条マルシェが"新しい生活様式"に則った尖ったスタイルで再出発します

題して、ドライブスルーマルシェ!

改めてご報告させていただきます。
posted by 国定勇人 at 09:38| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月21日

新潟県民は下田郷で遊ぼうっ!

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先日何気なくスマホ画面をスクロールしていたら、上の写真にある画面が出てきました。

自分たちで仕組んだPR活動の一環なのにも関わらず、一介のユーザーとしてスマホを眺めているときに目に飛び込んでくると、やはりハッとしてしまいますね…

ということで、三条市は市民、県民の日常生活、社会経済活動を守るため、感染拡大地域である東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、奈良からのご来訪を自粛、或いは慎重な判断をお願いしているところですが(関連ブログはこちら)、逆に申し上げれば、それ以外の地域の方々の日常生活、社会経済活動の自由を誰も遮ってはおりません。

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特に、新潟県民の皆さん!

これまで、まとまった休みには、県外で、或いは海外で羽を伸ばそうと、全国、世界各地に足を運ばれていたかと思いますが、こんなときだからこそ、足元の観光スポット、体験スポット、自然体感スポットに目を向けてみませんか?

"灯台下暗し"という諺を実感できる満足度100%の充実したバカンスを過ごすことができますよ。

とりわけ、三条市にある下田郷は本当におススメですっ!

絶対に120%満足していただけることを保証しますっ!

騙されたと思って、是非、足をお運び下さいませっ!

少しでも興味を持たれた方は是非こちらを覗いてみて下さいませ。

この4連休、そして夏休みは、下田郷で過ごしましょう!

下田郷は貴方を癒します。下田郷は貴方に良き思い出を刻みます。下田郷は貴方を幸せにします。

皆さまのお越しを心からお待ち申し上げております。
posted by 国定勇人 at 14:44| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月20日

避難準備情報段階ではありますが…

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新型コロナウィルス感染症の都市部における再拡大を受け、先週金曜日、新たなお願いのメッセージを発出しました。

下の方に全文を添付しましたので、ご一読いただければ幸いです。

さて…

ここで、新たなお願い発出に当たっての非公式見解を書き綴ってみたいと思います。

まずは、私ども現状認識でありますが、東京を中心として新規感染者が再び多くなっている状況が続いておりますが、水際対策を含む感染症対策については依然として、"避難勧告"発令にまでには至らない"避難準備情報"段階にあると捉えております。

とはいえ、徐々に"避難勧告"発令段階に近付きつつあるとの認識を深めているのもまた事実でございまして、この度のメッセージにおいても、東京都との往来等については"不要不急の往来自粛"を、埼玉県、千葉県、神奈川県、京都府、大阪府、奈良県との往来等については"慎重に判断"を求めることとしたところです。

なお、東京都との"不要不急の往来"については、(三条市における経済活動を極力維持する観点から)出張については含まず、旅行については"不要不急"に該当するものと認識しているところですし、更に踏み込めば、家族、友人の往来についても、出産や冠婚葬祭といったやむを得ないものを除けば"不要不急"に該当するのではと考えているところです。

三条市では、今後の都市圏における感染拡大状況如何によっては更なるお願いを申し上げることも十分に想定されることから、市HPなど市から発せられる情報に十分留意頂ければ幸いです。

また、感染は完全には防げないものですし、私たちは罹患してしまった方々を守り切りたいと考えております。私たちが恐れているのは、感染が確認されることで社会的批難を浴びるのではないかと心配され、一定の症状が出てもPCR検査を受けることを躊躇い、その結果、市内における感染拡大が発生してしまうことです。

自分自身、そして三条市という地域社会を守るため、万が一症状が出た場合には勇気を持ってPCR検査に臨んでいただきたくお願い申し上げます。

先ほども申し上げたとおり、その結果陽性が確認されても、私たちは検査を受けた勇気を称えることはあっても、非難することは決してありませんし、あらゆる手立てを駆使して守り抜きたいと考えております。何卒、ご理解賜ればと思います。

(以下具体的なメッセージです)



昨日開催された新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言を受け、政府は「GO TO トラベル事業」の対象から東京都を発着とする旅行を除外することを決定しました。また、小池東京都知事は、東京都における感染者数の増加が続いていることを受け、引き続き不要不急の他県等への移動を控えるよう都民に協力を求めています。

こうした状況を踏まえ、当市での感染拡大を防止するため、次のことを市民の皆様にお願いいたします。

〇知事が域外への移動の自粛を住民に要請している東京都への旅行等の不要不急の往来は、自粛くださるようお願いいたします。

〇東京都からの旅行等の不要不急の来訪は、自粛くださるようお願いいたします(なお、三条市では、水際対策を強化する観点から、東京都にお住いの方の市内公共施設の利用を当面許可しないこととします)。

〇知事が域外への移動の自粛を住民に要請していないものの、厚生労働省が示している社会への協力要請を行うタイミング※1を過ぎている埼玉県、千葉県、神奈川県、京都府、大阪府、奈良県への往来は、慎重に判断されるようお願いいたします。

〇埼玉県、千葉県、神奈川県、京都府、大阪府、奈良県からの来訪は、慎重に判断されるようお願いいたします。


また、出張などにより上記の都道府県(以下「東京都など」という。)との往来等を避けられない場合には、これまでお願いしてまいりました次の対応を実施されるよう改めてお願いいたします。

〇マスクの着用や三密の回避などの感染予防策、往来後の健康観察を徹底してください。

〇万が一の際に感染経路を追跡できるよう、行動履歴(どこで、誰と、どれくらいの時間、どのような形で会った、どの飲食店を利用したなど)を記録してください。東京都などからの来訪者と会う場合も同様にお願いいたします。

〇COCOA(接触確認アプリ)の利用を御検討ください。

〇東京都などからの来訪者との会食については、特に慎重に御判断ください。

(健康観察や行動履歴の記録の保存は、東京都などへの往来等の後、2週間は実施されるようお願いいたします。)


新型コロナウイルス感染症の市内への流入を防ぐことは大切ですが、仮に予防策を万全に講じていたとしても罹患してしまう可能性はあります。その場合には、周囲の目が気になるかもしれませんが、隠すことなく勇気を持って検査を受け、適切に対処することが、結果的に水際対策の強化にもつながります。

いつもと違う症状が現れた場合には、躊躇することなく、かかりつけ医、帰国者・接触者相談センター(0256-36-2362)、又は三条市健康づくり課(0256-34-5445)に御相談くださるようお願いいたします。


※1 社会への協力要請を行うタイミング基準日(人口10万人当たりの週平均新規感染者数が2.5人となった日)から1日〜7日後

※2 現時点では、往来等を自粛いただく期間は、それぞれの都道府県知事の移動に係る自粛要請が解除されるまで、往来等を慎重に判断いただく期間は、社会への協力要請を行うタイミングに係る基準を下回るまでを想定しています。



現時点で、社会への協力要請を行うべき客観的な評価基準は上記※1にある"人口10万人当たりの週平均新規感染者数が2.5人"しかありませんが、この基準に照らした場合の直近の数値を参考までにお知らせします。
@東京都:約10.79人 A埼玉県:約3.22人 B千葉県:約3.00人 C大阪府:約2.84人 D奈良県:約2.78人 E京都府:約2.71人 F神奈川県:約2.70人
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2020年07月17日

イルリポーゾが新潟の食文化の底上げに貢献しているんだぜっ!

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昨日に引き続き、“ミシュランガイド新潟2020特別版”の話題を…

今回見事1つ星を果たした三条市内イタリアンの名店“イルリポーゾ”のオーナーシェフ原田さんですが、以前のブログでもご紹介させていただいたとおり、“ラボクチ”という自主勉強会を立ち上げ、月に1回程度、料理ジャンルを問わない、しかしそれぞれの料理に対する探究心だけは誰にも負けない新進気鋭の県内若手料理人に対し、お互いに切磋琢磨する機会を提供しております。

私もお声掛けをいただき、一度だけ参加させていただいたのですが、その熱心さにただただ驚かされたことを今でもよく覚えております。

そんな“ラボクチ”ですが…

この度の“ミシュランガイド新潟2020特別版”でとんでもない快挙を遂げてしまったのですっ!

どんな快挙なのかですって?

“イルリポーゾ”さんのほかに、2軒もが掲載入りを果たしてしまったのです。

これを快挙と言わずして、何を快挙と言えばいいでのしょうかっ!

1つ星を獲得するだけでもとんでもない快挙なのに、自ら主宰する勉強会から、更に1つ星が1軒、ビブグルマンが1軒も輩出したのですから、それぞれの皆さんの不断の努力の結実であることはもちろんのこと、原田さんの功績も忘れてはなりません。

間違いなく、新潟の食文化の底上げ、向上に、相当程度貢献いただいたと申し上げても過言ではありません。

本当に、感謝感謝でありますっ!

以下、この“ラボクチ”参加後どうしても行きたくなり、お邪魔することのできた掲載店“鮨登喜和”さん、“osteria IL SANTO PIATTO”さんをそれぞれ簡単に写真で紹介したいと思います。

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まずは、見事1つ星に輝いた新発田市の“鮨登喜和”さん。

こちらは味はもちろんのこと、提供されるお寿司に見合わない信じられないくらいの値段の安さに驚かされます。

先日ご紹介した“天婦羅割烹みや嶋”さん同様、値段を少なくとも2倍にしてもまだ安いと思わせるほどのコスパの良さでありました。

私の大好きなYoutubeチャンネル“ikko's films”で新潟県で訪れたお寿司屋さんがこちらだったことも激しく頷けます。

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続いて、ビブグルマンとして掲載された加茂市の“osteria IL SANTO PIATTO”さん。

上の写真でフライパンを振っているのがオーナーシェフの桑原さん。

こちらは家族で訪れても気後れすることのないアットホームな雰囲気が特徴のレストランで、大好きなお店です。

どちらのお店も私が味の解説をすること自体が野暮ですので省略しますが…

本当におススメですっ!
posted by 国定勇人 at 12:36| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月16日

公共施設の飲食店がミシュランに掲載される日が来るなんて!

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(このブログを書き込んでいる間に、“都内の新規感染者、280人以上”との速報が入りました。これについては、本日中に、今までの水際対策レベルを引き上げるべきかどうかを含めて検討したいと思います)

昨日に引き続き、“ミシュランガイド新潟2020特別版”の話題を…

昨日発表された“ミシュランガイド新潟2020特別版”に掲載された三条市内の飲食店なのですが、そのうち2軒がなんと公共施設の中にある飲食店なのですっ!

こういうケースって、これまでのミシュランガイド掲載店の中にあるのかしら…

いずれにしても、三条市の公共施設がいかに洗練されたものであるのかを如実に物語る疑いようのない証でありますっ!(強引な後付けの感はありますが…)

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このうち、“三条スパイス研究所”が入っている公共施設“ステージえんがわ”ですが、こちらは、施設コンセプトはもとより、そのコンセプトを実現するため、施設の設計デザインから、実質的に活動に参画していただいているNPO法人えんがわの設立に至るまで、何度も何度も検討を重ねた思い入れの深い施設の1つです。

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こだわりは“三条スパイス研究所”についても然り。

当時の担当職員が“ステージえんがわ”に相応しい飲食店を探し回り、東京にある“SPiCE Cafe”のオーナーシェフ伊藤さんと出会い、熱心に口説き、監修していただく形で誕生した官民共同で生み出された新しい飲食店でありました(その当時の経緯についてはこちら

ちなみに、この“三条スパイス研究所”は二・七の市と組み合わせた共食事業にも参画していただいており、ワンコイン(500円)のあさイチごはんも提供しておりますので、是非どうぞっ!

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0256 bistro&meals”が入っている“三条ものづくり学校”も深い思い入れのある施設の1つ。

旧南小学校をリノベした“三条ものづくり学校”は、徹底して“世田谷ものづくり学校”をパクることとしました(パクリ過ぎて、指定管理者も“世田谷ものづくり学校”を運営している法人にお願いしております…)。

私が“世田谷ものづくり学校”をパクるために視察に行った際、同校1階に入居していたカフェに大変感動し、“こんなカフェを旧南小にもオープンさせよう”と決意したことを今でもハッキリと覚えております。

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そのとき誘致したカフェは残念ながら撤退してしまいましたが、その後入居を決断していただいた“0256 bistro&meals”がミシュランに掲載されるなんてっ!

本当に、想像だにしませんでした。

私は残念ながら、“三条エール飯”のテイクアウトでしか味わったことがありませんが、優しい癒される味!というのが第一印象。

落ち着いたら、是非お邪魔したいと思います。

そうそう、最後に大事なことを1つ。

この“ミシュランガイド新潟2020特別版”発表を受けて、知事に対して“ミシュランが自ら発行している東京版と自治体が連携することで発行が実現している新潟版のようなものとの間で、掲載に当たる基準に差異があるのでしょうか?”と臆面もなく質問したのですが、答えは“全くない!”とのことでした。

むしろ、ミシュラン社側の最もこだわるポイントの1つが“どの地域のガイドも完全に同一基準を適用すること”だそうで、これで顧客の信用を維持するのだそうです。

当然と言えば当然ですよね!

ということで、ミシュランが認めた味をどうぞ満喫してくださいませっ!
posted by 国定勇人 at 12:53| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月15日

ミシュランガイド新潟2020特別版の掲載店、決まるっ!

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新型コロナウィルス感染症拡大や豪雨災害を中心に後ろ向きな話題が多い昨今ですが、昨日は久々に明るい話題が新潟県内を駆け巡りました。

そうです。

ミシュランガイド新潟2020特別版”の掲載店(旅館、ホテル)の発表の話題です。

三条市からは、2つ星が1軒、1つ星が1軒、ミシュランプレートが7軒、そして旅館が1軒選ばれましたっ!

見事に掲載を果たされた皆様方、誠におめでとうございますっ!

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実は、掲載店発表を前日に控えた一昨日の夕方、どうしてもあの圧倒的なコストパフォーマンスを誇る“天婦羅割烹みや嶋”の天ぷらが食べたくなり、職員2名と一緒に同店を電撃訪問(⁉)し、舌鼓を打ったばかりでありました。

きっと神様が“掲載されたら人気が更に高まって行きづらくなるから、今のうちに行っておけ!”と教えてくれたのでしょうな…

あの雰囲気では、ミシュランガイドに掲載されるとはご主人も女将さんも微塵にも予想していないようでしたが、本当におめでとうございます。

しばらく、あの美味しい天ぷらを堪能できないかと思うと寂しいばかりですが、願ってもない吉事ですっ!心から祝福し、更なる成長を期待するばかりであります。

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ちなみに…

拙ブログでも、掲載された店舗や宿を紹介しておりましたので、幾つかリンクを貼りたいと思います(大変光栄なことに全ての飲食店、旅館にお邪魔しておりました!)。

まずは、2つ星の“UOZEN”さん。

過去のブログ記事を検索すると、3件ほどヒットしました。

こちらこちら、そしてこちらをご覧下さいませ。

続いて、1つ星の“イル・リポーゾ”さん。

食事をしたときの記事があったような気がしていたのですが、見つからなかったので、オーナーが主催する料理人仲間の自主勉強会に参加したときの記事をどうぞ(こちらです)。

しかし、このメンバーから、1つ星に輝いた新発田市の鮨登喜和さん、ビブグルマンに輝いた加茂市のオステリア・イル・サントピアットさんを輩出しているのですから、凄いですよね!

最後に、ミシュランプレートのご紹介…

うなぎ鈴の音さんはこちら

三条スパイス研究所さnはこちらほか多数…(公共施設内の飲食店がミシュランに選ばれるのは珍しいのではないでしょうか…)

そば処山河さんはこちらほか、フラれ記事を含めて多数…

大衆食堂正広さんもこちらほか多数…

そして、天婦羅割烹みや嶋さんはこちら

そうそう、旅館として掲載された嵐渓荘さんを忘れてはなりません。嵐渓荘さんの記事はたくさんあるのですが、今回は敢えて竜王戦の時のこちらをリンクに貼りました。ご笑覧下さいませ。

(0256Bistro&Mealsは、三条エール飯で取り上げた記憶があるのですが、ツイッターとインスタでのご紹介に留まっていたかもしれませんね…また、鮨大越さんは連れて行っていただいたので、写真を撮ることができず、記録媒体に残っておりません…)

いずれにしても、これで、県内飲食業界がこの明るい話題をきっかけとして新潟県民による需要が喚起され、V字回復できればと願っております!
posted by 国定勇人 at 13:34| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月14日

新型コロナウィルス感染症に係る水際対策への協力願い

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新型コロナウィルス感染症に係る水際対策に関して、以下のとおり、私からのメッセージを発出しました。

水際対策レベルそのものについては依然として“避難準備情報”段階にあるものの、最近の東京都における新規感染者数の推移を見ていると、更なる協力をお願いしなければならない局面に入っていると判断し、メッセージを発することとしたものであります。

お願いのポイントは“東京都からの来訪者との会食について特に慎重に御判断ください”という一点に尽きるのですが、ここでいう“慎重に”という言葉を非公式に解説を致しますと、@できれば会食の機会を避けていただきたい、Aやむを得ない場合は、“対面ではなく横並び(或いはできるだけ2m程度の間隔を空ける)”“おしゃべりは控えめに”といった政府が推奨している新しい生活様式を徹底する形で会食をしていただきたい(現在、市民同士での会食においては、私たちは、これほどの厳格さをお願いしておりません。市民同士での会食の在り方についてはこちらをどうぞ)、ということです。

私たち市民の日常生活、社会経済活動を維持していくためには、今こそ、東京都からの感染流入を未然に防ぐことを目的とする水際対策が不可欠であります。

(本来であれば、更なる強化を講ずべき局面を迎えつつあるのではないかと考えているところですが、これ以上のレベル強化については、感染症対策の法的権限を有する新潟県の動向を待ちたいと思います。)

以下がメッセージですので、ご一読いただければ幸いです。



新型コロナウイルスの感染が極めて限定的である新潟県では、意識的に日々の生活や社会経済活動を以前の状態に戻していくべき局面にありますが、その一方で、東京都では、新規の感染者数が高い水準で推移し続けており、小池東京都知事は、感染の拡大を警戒しなければならない段階にあるとの認識の下、都民に対して不要不急の他県への移動について注意を呼びかけています。

こうしたことを受け、7月7日に私から、市民の皆様に東京都との往来等について慎重に御判断くださるようお願いしたところですが、現在の東京都でのクラスターの発生状況や今後東京都からの帰省等の増加が予想されることに鑑み、改めて次のことをお願いいたします。

会食によってクラスター(感染集団)が発生していることを踏まえ、東京都からの来訪者との会食については、特に慎重に御判断ください。

なお、東京都などとの往来状況について、その傾向を把握するため、現在、JR燕三条駅の新幹線乗降者数を毎週水曜日と土曜日に独自に調査し、市のホームページで公表しています。

繰り返しになりますが、感染が極めて限定的で感染経路も把握できている新潟県においては、三密の回避などの感染予防策を適切に講じながら、様々な活動を意識的に以前と同様の形で送っていただくことが重要であると考えておりますが、今後感染経路がわからない感染者が急増するような事態を招かないためにも、感染の拡大を警戒しなければならない状況にある東京都との往来については、慎重に判断されるよう重ねてお願い申し上げます。
posted by 国定勇人 at 13:54| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月13日

7.13水害、7.29水害を忘れない。

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平成16年に発生した7.13水害から16年が経過し、平成23年に発生した7.29水害から9年が経過しようとしております。

これまでの間、信濃川、五十嵐川、刈谷田川の各河川の抜本的改修のほか、五十嵐川、刈谷田川には大規模な遊水地が、五十嵐川上流の笠堀ダムでは堰堤の嵩上げ工事が行われ、それぞれほぼ概成を見ております(この点については、ひとえに国土交通省さん、新潟県さんのご尽力によるものです。心から感謝申し上げます)。

しかし、現在九州を襲い続けている豪雨状況を見ていると、7.13水害時の総雨量500o、7.29水害時の総雨量1,000oをいとも簡単に上回る豪雨が続いており、水害対策とはハード整備に加え、やはりソフト対策が必要なのだと痛感せざるを得ません。

三条市では、7.29水害前から、堤防直下や山際以外にお住まいの方々には避難所への避難(水平避難)ではなく、垂直避難(自宅の二階などに避難すること)を呼び掛けるなど、独自のソフト対策を進めてきているだけでなく、市民1人ひとりの自助力は他地域と比較しても格段に高い地域であると実感しており、災害に対する備えは決して引けを取らないと思っておりますが、やはり慢心はなりません。

例えば、次世代への継承。

7.13水害のときに生まれた子供は既に16歳の高校生となり、その後の7.29水害を記憶していたとしても、中学生以下は水害未経験者であると考えなければなりません。

幸い三条市では、東京大学の片田特任教授を防災対策総合アドバイザーに仰ぎ、長年防災教育を地道に続け、今年は第四中学校における取組が国土交通大臣表彰を受ける(関連記事はこちら)など一定の評価を受けつつありますが、こうした次世代への継承についてはゴールがありません。

失われゆく記憶とどう向き合っていくのか…

私たちは記憶の忘却との戦いの真っ只中にいることを強く自覚し、地道に着実にソフト対策を進めていかなければなりません。

今日は、そんな誓いの日となりました。
posted by 国定勇人 at 14:15| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月10日

緊張感を持って臨む

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連日、全国各地の豪雨災害が多発しております。

尊い生命を失われた全ての方々に哀悼の意を表するとともに、被害に見舞われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

三条市とても、いつ何時線状降水帯に覆われるとも分かりません。

今こそ気を引き締めて、この出水期に臨まなければならないと固く決意を新たにしたところです。

そんな状況の折、信濃川、中之口川の整備促進を訴える期成同盟会を市内で開催いたしました。

新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、開催も危ぶまれた本同盟会でありますが、自然災害への備えも大切な大切な危機管理上の対策の1つであります。

三密回避を徹底しながらも開催をお願い申し上げたところ、会員市町村長さん、市町村議会議長さんからもご出席をいただき、結束を固めることができました。

国土交通省さま、新潟県さまからのご尽力を仰ぎつつ、少しでも治水安全度が向上できるよう、引き続き汗をかいてまいる所存です。

皆様方におかれましても、出水期が終わるまでのもう暫くの間、気象情報、市町村が発する避難情報に十分に気を留めていただき、早め早めの避難行動をしていただきますよう、お願い申し上げます。
posted by 国定勇人 at 16:28| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月09日

読み物としても一見の価値あり

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今朝の三條新聞に“三条つなぐプロジェクト”のことが大きく取り上げられておりました。

心から感謝申し上げます。

記事にもありましたように、支援を受ける側のプロジェクトが随分と立ち上がるようになりました。

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今回の“三条つなぐプロジェクト”を立ち上げるに当たり、プラットフォーム構築者として心掛けたことの1つは、プロジェクトの内容紹介に留まらず、プロジェクトを起こした個人、事業者、団体の同プロジェクトに掛ける想い、起こすに至った背景、現状などにも目線を当てて取り上げるようにしたこと…

その結果、手前勝手ながら、読み物としても充実したものになっていると、いささか自負しております。

少しでも気になったプロジェクトがございましたら、目を通していただき、共感を覚えていただければ、そのプロジェクトに支援(投資)をして下さいませ!

何卒、何卒、宜しくお願い申し上げます。
posted by 国定勇人 at 09:34| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月08日

エビデンスに基づく対策を講じたい!

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新型コロナウィルス感染症対策そのものについて、客観的なデータ分析、評価に基づくものでなければならないことは論を待たないところですが、それだけでなく、感染拡大によって影響を受けた事業所、個人に対する支援策の企画立案に当たっても、なるべくそうあらねばならないと考えております。

三条市ではこれまで、三条信用金庫地域経済研究所さんから定期的に産業経済動向を拝聴し、支援策の企画立案に活かしてまいりましたし、今後とも引き続き、その方向性を貫き通したいと考えているところですが、感染拡大に伴う地域経済に与える影響が時々刻々と変化しているこの段階においては、三条信用金庫さんにおんぶにだっこばかりではなく、我々自身も肌でその変化を感じようと、市内事業所に対する定点観測を始めることとしました。

ただ、独自に始める以上、三条信用金庫さんと同じやり方では屋上屋を重ねるだけで意味がありません。

そこで、私たちは、これまでの数か月間で明らかになってきたマイナスの影響を受けている業種業態(例えば、飲食店やホテル、旅館)に特化し、観測頻度を高めて、三条信用金庫さんが持ち合わせているデータを補完していくこととしました。

もちろん、売上高増減DI、業況判断DIなど、データの見える化も行い、支援策の企画立案に活かすだけではなく、そうしたマクロ指標については三条信用金庫さんを始めとする関係機関と情報を共有していきたいと考えております。

思い立った以上、スピード感を持って臨むのが三条市です。

来週から調査が始められるよう、頑張ってまいります!
posted by 国定勇人 at 14:27| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月07日

水際対策を再起動します。

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東京都における新型コロナウィルス感染症再拡大を受け、東京都の往来に関する水際対策を再起動することとしました。

今回講じた水際対策については下記のメッセージのとおりですので、何卒お読みいただければと考えておりますが、本日発動した水際対策レベルは、自然災害に係る私どもが発する避難情報(避難準備情報<避難勧告<避難指示)を例に取れば、“避難準備情報”発令段階に当たります。

自然災害同様、今後の東京都の感染拡大状況によっては、水際対策レベルを今後、“避難勧告”レベル、“避難準備情報”レベルに格上げする可能性もありますので、私どもの発する情報に対して、今まで以上に関心を寄せていただければ幸いです(メッセージ原文はこちらです)。



5月25日に新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態の解除が宣言されましたが、ここ数日東京都においては、1日当たり100人を超える感染の確認が続いています。これを受け、小池東京都知事は、不要不急の他県への移動を控えるよう都民に協力を求めており、花角新潟県知事も東京都を行き来する場合には、慎重に行動するよう県民に注意を促しています。

さらに、こうした東京都の状況は、厚生労働省が示している、感染拡大防止のための外出の自粛要請などといった「社会への協力要請を行うタイミング」を既に過ぎているとも考えられます。

これらの状況を踏まえ、当市での感染拡大を防止し、市民生活、市内における社会活動及び経済活動を守ることを目的に、三条市職員の職務上の東京都への往来等について当分の間、次のとおり対応することとしました。

〇職務上の東京都への往来の原則禁止等(職員の都内への出張、当市の事務事業の実施に伴う東京都からの来訪の禁止など)
〇職員及び職員の関係者(家族、知人等)によるプライベートでの東京都との往来の自粛要請

市民の皆様におかれましては、こうした三条市の対応も参考に、東京都との往来について慎重に御判断くださるようお願いいたします。

やむを得ず東京都へ行かざるを得ない場合には、マスクの着用や三密の回避などの感染予防策、その後の健康観察を徹底するとともに、万が一の際に感染経路の追跡を行えるよう、行動履歴(どこで、誰と、どれくらいの時間、どのような形で会った、どの飲食店を利用したなど)の記録、COCOA(接触確認アプリ)の利用について御検討くださるようお願いいたします。

また、東京都からの来訪者と会う場合にも同様に行動履歴の記録等をお願いいたします。(健康観察や行動履歴の記録の保存は、東京都への往来等の後、2週間は実施されるようお願いいたします。)

今後の感染の拡大状況などに応じて、改めて県外との往来の自粛要請など、更に強いメッセージを発出することもあり得ますので、その際には三条市での感染拡大を防ぐため、特段の御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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なお、今後の水際対策レベルの格上げ、それぞれのレベルでの具体的な対策事項に資するよう、燕三条駅乗降客調査を再び行うこととしました。

現段階では、乗降客の動向、傾向を把握できれば十分ですので、水曜日、土曜日の週2回のみ行うこととし、その結果については市HPにおいて公表しますので、随時ご確認いただければ幸いです(写真は先日、新潟に向かう際に撮ったものです。新型コロナウィルス感染症が拡大する以前には想像すらできないほど、燕三条駅の乗降客が少ないこと、首都圏との往来が緊急事態宣言解除後も戻り切っていないことが一目で分かります)。



こうした水際対策は全て、市内における日常生活、社会経済活動を守り切りるためのものですので、ご理解、ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
posted by 国定勇人 at 12:22| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月06日

二方面作戦の必要性

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この週末、九州を中心に深刻な豪雨災害が発生しており、今もなお現在進行中です。

私たち水害経験のある市町村長によって組成されている水害サミットでは、初動対応に少しでも気持ちに余裕を持って臨んでいただくため、災害がまさに発生せんとしている市町村長に対して“災害時にトップがなすべきことは…”を送付させていただきました。

これらの箇条書きの心得が少しでも役に立っていることを祈るばかりですし、これを読んで市町村長さんが気持ちを落ち着くことができ、そのことを通じて1名でも多くの住民が助かることを念ずるばかりです。

なお、私たちは、いつでも応援できる体制を整えておりますので、何なりとお申し付けくださいませ。

その一方、東京都では連日、新型コロナウィルス感染症の新規感染者数が100名を超えているばかりではなく、6月19日に厚生労働省が都道府県に発出した文書の中で示された“社会への協力要請の推計上のタイミング”の検討の目安とされている“基準日(人口10万人当たりの週平均新規感染者数(報告数)が2.5人となった日)から3日目”を既に経過し、なおかつ数日間超過し続けております。

こうした状況を鑑みれば、三条市内の、新潟県内の日常生活、社会経済活動を極力従前どおり維持していくためにも、水際対策を(対策レベルの高低はあれども)再び講じなければならない局面に入りつつあるのではないのかと考えております。

この新型コロナウィルス感染症対策は、まさに私たち自身の問題でもあるので、今日中に何らかの一定の方向性を纏め上げていきたいと考えております。

方向性がまとまり次第、改めて書き記したいと思いますので、しばしお待ちいただければ幸いです。



写真は、喜多方らーめんの名店“坂内食堂”さんの中華そば。

朝らーめんだけを食してとんぼ返りするという強行日程で昨日行ってまいりました(この店以外にもプラス2店ほど…)。

らーめんが美味しかったのはもちろんのことですが、流石に全国各地からファンが訪れる地域だけあって、三密対策が様々な形で、なおかつ以前からあるルールを上手に応用する形で講じられており、大変勉強になりました。

特に、並ばせないために混雑時によくお目に掛かる名前と人数を記入させる方式を、店を開いている間は常時お客さんにお願いすることで、クルマなどで待ち時間を過ごす工夫を施しているところなどは、コロンブスの卵的発想で妙に感心してしまいました!

色々な良き取組を貪欲に吸収していきたいものですよねっ!
posted by 国定勇人 at 12:52| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

この数値をどう読み解くのか?

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東京の新型コロナウィルス感染症の新規感染者が2日連続で100人を超えたとのこと。

これをどう読み解くのか…

ここがとても重要だと思うのです。

検査体制が強化されたのであれば、従前の体制で計算し直すと5月上旬までと比較してどうなのか…

とりわけ、感染経路不明者のこの数は、レベル合わせをした上で第一波と比較して、どう読み解くべきなのか…

こうした点を東京都から示していただけると、新幹線で繋がっている私たちの地域も手の打ちようがあると思っております。

客観的な分析公表を期待したいと思います。



写真は、燕三条地域のラーメンの名店の1つ“”さんの店頭にあるシンボル、ウルトラマンがマスクをしている様子。

早く、ウルトラマンがマスクを取ってもいい状況にしていきたいですよね。
posted by 国定勇人 at 12:55| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月02日

反転攻勢の準備はしないとね!

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新型コロナウィルス感染症拡大の影響を最も受けている業種の1つが飲食店。

それに、各種観光関連産業。

道の駅燕三条地場産業振興センター内にある“燕三条イタリアンbit燕三条本店”もまた、そんな深刻な影響を受けているお店の1つ…どころか、産業観光に訪れる国内外のお客さまに、ものづくりの世界観を味とカトラリーの両面から満足したいただく一大ゲートウェイとしての機能を担っていただけあって、余計にそのダメージは深刻でありました。

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でも、産業観光の玄関口としてただ単に手を拱いているわけにはいきません。

来るべき観光需要の回復のために、この耐え忍ぶべき時間を有効に活用せねば…

そんな想いから出来上がってきたのが、ものづくりの世界観を味とカトラリーの組合せだけで魅せるのではなく、身体全体を音と映像で包み込むプロジェクションマッピングを取り入れて、まさに5感で体感していただく5D体感型レストランのリニューアルっ!

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昨年3月のオープン以来、数多くの方々に体感していただき、好評を博してきた5D体感型レストランですが、さらに圧倒的な臨場感を貪欲に追求しようということで、今回、プロジェクションマッピングを刷新することとしました。

先日、その最終チェックに臨んだのですが…

本当に凄いですよっ!

新型コロナウィルス感染症が世界的に一定の収束を見せ、国内のものづくりファンはもとより、海外のものづくりファンに体感してほしい!と、つくづく感じた次第であります。

リニューアルの告知は、間もなくレストラン側からされると思いますので、是非とも足を運んでいただき、ちょっと贅沢なひとときを味わってみて下さいませ。
posted by 国定勇人 at 11:46| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月01日

こんなところにも新しい生活様式が…

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本日は、燕三条エフエム放送の“県央のおもしろびと”に生出演。

1年ぶりにひとちんこと、高野ひとみさんと、アハハガハハの数十分を過ごさせていただきました(冒頭、嫌々ながら⁉、いつも顔を合わせているさとちんこと、見附市在住の佐藤さんとも共演させていただきました…(笑))。

とまぁ、これだけを書けば、いつもと同じ光景なのですが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響は、燕三条エフエム放送のスタジオにまで及んでおりました…

まずは、リスナーさんに直接聞いて頂けるブースフロア。

観覧席の数が思い切り間引かれ、徹底的な3密回避策が講じられておりました。

もちろん、収録スタジオも然り…

メインパーソナリティのひとちんさんと私との間をアクリル板で仕切るだけでなく、その上で、お互いマスクを着用という徹底ぶり…

話している途中で息苦しくなったりしてくるだけで、これまで慣れ親しんできたスタジオ収録の光景とは異なる世界に私たちは突入してしまっているのだと身を以って感じてしまいます。

今後とも、試行錯誤を重ね模索しながら、感染拡大段階に応じた適度な“新しい生活様式”を確立していきたいですね!

IMG_7544.jpg

さて…

新潟日報にも既報通り、三条市出身で3年間新潟県庁で獅子奮迅の活躍をされた佐久間総務管理部長が古巣の財務省に戻ることとなりました。

しかも、大臣秘書官としてっ!

霞が関に身を置いたことのある私は、この知らせに驚愕してしまいました。

王道中の王道を進んでいるではありませんかっ!

三条自慢の宝であります。

どうぞ、ご自愛されながら、益々ご活躍のほどをっ!
posted by 国定勇人 at 16:00| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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