一昨日は、三条市にとって、新たな一歩を踏み出す大きな出来事が2つ重なった日でもありました。
1つ目は、小中一貫教育検討委員会の発足。第1回会合の概要はこちらのニュースに詳しいですが、これまでの三条市教育制度等検討委員会の最終報告を受けて、この報告を最大限尊重する中で、より具体的な課題の整理を行い、実施に向けた調整を行う場がいよいよ起動し出しました。
私は、この会合の開催に当たって、次のように挨拶をさせていただきました。
人間の歴史というものは、長年にわたって全く同じ環境が存続されるということはあり得ないが、戦後60数年が経過する中で、高度経済成長、バブル崩壊、安定成長、と、我が国を取り巻く経済社会環境は大きく変化してきている。この変化は、いい面にせよ、良くない面にせよ、確実に、子どもたちにも影響を及ぼしている。そのような中で、子どもたちの状況を見たときに、学力の問題云々の前に「生きる力をどう身に付けてもらうか?」といったことを議論しなければならない状況となっている。実際、小1プロブレムや中1ギャップといった現象が生じている以上、教育環境も、子どもたちのためにも今の環境に合ったものにしなければならない。そうした認識の中で、三条市教育制度等検討委員会では、小中一貫教育、つまり6・3制の弾力化を打ち出した。この小中一貫教育検討委員会の発足は、その歩を一歩進めるという意味で意義深いもの。是非子供たちのための議論をしていただきたい
教育という分野は、言うまでもなく非常に重要なものです。しかし、だからと言って、未来永劫、制度を改善しなくてもいいというものではないと思っております。
今の子供たちをめぐる状況をかんがみたとき、私は、三条市教育制度等検討委員会の最終報告で打ち出されている小中一貫教育、つまり6・3制の弾力化を進めなければならないと思っております。
これから、全中学校区単位で、保護者の方々、地域の皆さん、教職員に参加していただく協議会を立ち上げ、様々な問題点を整理・解決していくこととしております。
そんな意味で、本当に意義深い委員会が立ち上がりました。
2つ目は、燕三条ブランド検討会の発足。
これも こちらのニュースに詳しいですが、悲願でした。
東京で行ったアンケート結果では、燕三条∞燕∞三条∞加茂≠フ中で、最も良く知っているのはどれかとの質問に対し、約70%の方が燕三条≠ニ答えています。
これだけ(この中では)圧倒的に認知されている燕三条≠ニいう名称を冠に付けてPRしていくのは、ごくごく自然のことだと思っております。
過去の経緯を乗り越え、両市、両市の商工会議所・商工会などが参加する検討会が発足するに至ったのは、当然と言えば当然かもしれませんが、その中の当事者の一人としては、本当に感慨深いものです。
そういえば、灯台下暗しだったのですが、三木市のrfuruyaさんのブログの中でケンオー・ドット・コムのドットコラムを紹介されておりました。私は、いろんな連携≠模索していきたい。燕三条も、新潟・長岡との連携も、三木市さんや武雄市さんとの連携も、越前市さんとの連携も…
前向きに紹介されていて、恐縮しきりなのですが、この日の一連の出来事に触れて、何となく、写真(漢学の里)にある諸橋先生の行不由徑(ゆくにこみちによらず)≠ェ頭をよぎりました。
さるとるさんのブログに三木青年会議所HPにお招きいただいた際の記事がアップされているとの報告が!!
拝見しました。これまた恐縮しきりです…
明日は上京。帰ったら、運動と食の話を書こうと思います。