今年も、全国各地で豪雨による被害が発生しております。
不幸にも4年前に水害を経験してしまった市の市長として、残念に思っています。一日も早い復興を祈るのみです。
三条市でも、国土交通省さんや新潟県さんのご尽力により、信濃川、五十嵐川、刈谷田川の抜本的改修が進んでおりますし、私どもとして取り組むことのできる内水対策についても、5カ年計画を立てた中で、事業着手しているところです。
しかしながら、正直なところ、完全に手を打ち尽くしたと胸を張って申し上げることのできるような状況ではないのが実態です。
とりわけ、内水対策については、まだ事業効果が現れるまで事業進捗が進んでいないということもありますが、新通川・島田川といった中小河川の改修など、やらなければ(やっていただかなければ)ならないものが数多く残されております。
そんな中、先日、国土交通省の事務次官を経験された佐藤信秋参議院議員のご紹介で、東京都の地下調整池を見学させていただく機会を得ました。
私たちが見学したのは、環状七号線の地下約60mにある地下調整池です。
1,000億円を上回る事業費を要して作った施設ですので、それだけでも規模の大きさをご理解いただけると思いますが、善福寺川の水をこの地下調整池に取り込むことによって、想定されるピーク雨量ベースで約80分間、下流域への流下をずらすことができるそうです。
この地下調整池が完成してから、越水がほぼなくなったそうで、仮に越水した際の経済的被害を勘案すると、コスト回収はほぼできているのではないでしょうか。
規模の大小はともかくとしても、三条市の今後の内水対策を考える上で、非常に参考になりました。
ところで、まったく話が変わりますが、rfuruyaさんやさるとるさんといった三木市でお世話になった方々がご自身のブログで、私どものことを頻繁に取り上げていただいております。
感謝感謝です。
そのうちの一人、さるとるさんが、勝手連的に今月28日開催の三条鍛冶まつり≠ノ来られるとのこと。本当に楽しみです。安全運転でお越しくださいませ。