2008年12月04日

樋渡さんのこと

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今回は、三条市政を少し離れて…

このブログでも、幾度となく登場する方に樋渡さんがいます。

今は、佐賀県武雄市の前市長という立場です。

もともと同じ総務省出身ということで、先輩後輩の関係(樋渡さんが先輩)になるのですが、残念ながら、総務省在職中は全くお付き合いがありませんでした。

具体的な交流が始まったのは、私が三条市長に就任してからのこと。初めてお会いしたのは、全国市長会が発行する機関紙市政≠フ企画だった青年市長座談会でした。

私は、三条市長を目指したときから、樋渡さんのブログの愛読者だったので、ある意味、一ファンとしての気持ちが強く、座談会終了後、お茶に誘ったところ、う〜ん、ご一緒したいんだけど、これからフジテレビで打合せなんだよね。ごめんね≠ニのこと。

このお断りの理由そのものに、ある種目映さを感じたことを、今でも覚えております。

そして、今年の1月。佐賀県武雄市へ。

ゼロから、樋渡市政の勉強をさせていただきました。

そこで学んだ樋渡理論。

自分たちの住んでいるまちに誇りを持つことができるようになるためには、外から評価されることが一番。外から評価されるには、まずは、知っていただく努力をすることが最優先事項。

この発想は、今の三条市政の柱の1つにもなっております。

そして、このことは、今年7月の樋渡さんはじめGABBAの皆さんの来条で、三条市民にも直接伝わったと思っております。

今、その樋渡さんは市長職を辞職され、出直し選挙に出馬されるようです(その記事が地元紙の三條新聞にも取り上げられたことも驚きでした!!)。

争点は、ずばり地域医療の在り方。私たちの地域も、まさに同じ課題を抱えております。私は、樋渡さんのアプローチは理想的だと思っておりますが、そのあたりも、今回の選挙戦を通じて、しっかりと訴えていかれるのだと思っております。

ただ、間違いなく言えることは、樋渡イズムは、既に武雄市職員にしっかりと浸透しているということ。

先日の越後三条食と技展≠ナ、武雄×三条のコラボ商品の売込みのため、武雄から上京された職員の熱意を見ていれば分かります。

そして、樋渡イズムの効果は、確実に現れているということ。

今回の辞任が、テレビや新聞などのメディアだけではなく、rfuruyaさんをはじめ、多くの方々が注視していることを見れば分かります。

三条市も、いい方向に旋回を始めているのか、もっと正確に申し上げると、旋回していることが内外に伝わり始めているのか…自問しながら市政運営していきたいと想いを新たにしているところです。
posted by 国定勇人 at 15:02| 新潟 | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする