
タイミングを逸した感はありますが、参議院議員選挙が終わりましたね。
個人的には、霞が関時代の1年後輩で、私が2年生のときのカウンターパートだった小西君(こういう呼び方はこれが最後ですね)が立派に当選され、晴れて参議院議員となるなど、感慨深い出来事もありましたが、フタを開けてみると民主党大敗=B
その是非論については、連日報道されているようですが、私が印象に残ったのは、昼の情報番組で、とある民主党議員さんがおっしゃっていた今回の参議院議員選挙で、半分、政権を交代させられた(奪われた)ようなものですよ≠ニの発言。

このご発言、ある意味、至極ご尤もなんですね。
衆議院で3分の2の議席を持っていない与党は、予算などの限られた議案しか、単独で成立させる能力を持ち合わせておりません。
しかも、その予算も、予算関連法案とのセットでなければ執行できないものも数多くあることを考えれば、政権運営上の必須要素である予算そのものも、野党との協議が必要条件になると言っても過言ではないのでしょう。
そうしますと、これからの政権運営は、まさに五里霧中なのだろうと思います。
そしてそのとき、このごく当然の成り行きを、政策の企画立案の当事者となる国会議員もサポートスタッフである霞が関の官僚も全員が持ち合わせているのが心配の種。
もともとは、純粋に、課題解決のため、目標理念達成のため、企画立案したはずの政策が、あそこが反対したらどうしよう…∞反対されないためにここは妥協しなければ…≠ニいう駆け引きの要素によって歪められてしまう危険性が孕んでいるような気がしてなりません。
こういうねじれ≠フ状態だからこそ、与野党がともに、どっち向いて仕事しているんだ!!!≠ニいうことを、しっかりと自覚しながら仕事をしていくことが肝要かと、偉そうなことを書くことによって、自らを戒めながら、考えております。
第三中学校の吹奏楽部の子どもたちも、2時間たっぷりスマートウェルネスシティ構想についてお話しした高齢者教室を受講されている方々も、等しく三条市民です。
どっち向いて仕事をしているんだ!?≠ニ問われても、即座に、正々堂々と、市民のためです≠ニ答えられるような日々をこれからも過ごしていきたいと思っています。
(昨日、記者会見しました。関連記事はこちら、関連資料はこちらをご覧くださいませ)