
11月末のある日のこと…
何気なく、ネットニュースを眺めていると、次々に目に飛び込んできたのが“原発事故の福島・落選ドミノ 脱現職の風一身に”といった記事の数々…
もちろん、私自身は福島に身を置く者でもありませんし、当該市町村の有権者でもありませんから、それぞれの地域事情には圧倒的に疎いですし、そもそもモノを言えた義理もあるわけでもありません。
でも、ここまで、連鎖反応的に、現職が敗れる構図には、流石に考えざるを得なくなります。
福島原発という未だ収束の道筋を見極めきれない過酷事故を前に、多くの住民の皆さまが現状に不満を持たれていることはよく分かるんです。
そして、“リーダーを交代させれば、その先に、何か明るい未来が待っているのではないか…”という一縷の望みを抱かれる気持ちも、本当によく分かるんです。
でも、他方で、外から眺めていると、その住民感情が的を得ていると思える地域がある一方で、“今、リーダーを変えてしまうと、時計の針を戻すことにしかならないのではないか…”と思える地域があることもまた、同時に見えてくるのです。
その、後者の典型的な市町村が福島県相馬市。
このまちのリーダー、現職の立谷秀清市長さんは、その卓越したリーダーシップと幅広い人脈を通じて、復興の道筋をいち早く立て、そしてグングンと、その具現化を牽引しております。
その結果、数多くの公共施設について、“被災市町村では初めて”の冠が付くほどの着実な成果を挙げながら、今日に至っており、東北沿岸被災市町村の中では、群を抜いて、その復興を確実なものとしております。
まさに、千年に一度の事態に対処するのに相応しい強力なリーダーシップの持ち主です。
そんな素晴らしい立谷市長さんですが、現職首長の落選ドミノが続いている最悪のタイミングで、選挙に突入します。
この人を落としてはいけない。被災して苦しんでいる多くの地域のためにもっ!
この方の率いる相馬市の復興プランこそ、東北復興のロールモデルになっているのですからっ!
この方以外に、どんなリーダーシップを期待すればいいのでしょうかっ!
強力なリーダーシップには、必ず“独裁”という批判が付き纏うものです。
でも、千年に一度の大災難にこそ、強力なリーダーシップが求められるのではないでしょうか?逆に言えば、そうした事態以外のいつ、これだけの強力なリーダーシップが求められるというのでしょうか…
そして、これまで濃厚に築き上げられた深い人脈を無に帰すリスクを敢えて選択する必要が何故あるのでしょうか?もし、リーダーが交代すれば、その深い人脈はゼロリセットするのは世の常なんです。時計の針は確実に逆戻りすることは、火を見るよりも明らかなんです。現職が深く、広い人脈を形成していれば、その傷は、その分だけ深くなるわけです。
そんなことを考えているだけで居ても立ってもいられず、敬愛する立谷市長さんを応援するため、この週末、相馬市に馳せ参じてきました。
そして、畏友である三重県菰野町の石原町長さんとともに、その応援のお手伝いを(若干ではありましたが…)させていただきました。
多くの住民の皆さまは、十二分に立谷市長さんの功績をご理解いただいているようで安心しましたが、それでも、この先、選挙当日まで、油断大敵です。
私は、来る相馬市長選においては、現職の立谷秀清市長さんを応援しますっ!
皆さまのご理解とご支援を何卒宜しくお願い申し上げますっ!