
オリパラ首長連合の立ち上げに向けた仕事が急激に増える中、どうしても関心事項が“外国人は今の日本(人)をどのように捉えているのか?(しかも、政治的にどうこうとか、マクロ経済的にどうこうとかいうことではなく、我々一般の日本人が例えば中国(人)を、例えばイタリア(人)を、例えば米国(人)をどのようにイメージしているのかといった観点で…)”“外国人にとって、今の日本のどこに良さを感じているのか?(或いは感じていないのか?)”といったことに向いてしまいます。
ですから、書店でふと手にする本もその疑問を解く鍵になりそうなものに偏りがち…
今回ご紹介する本“クール・ジャパン!?〜外国人が見たニッポン〜”はその代表例と言っていいでしょう。
著者は、NHK番組“cool japan発掘!かっこいいニッポン”の司会者でもある鴻上尚志氏。
なかなか時間が合わず、滅多に見る機会のない番組ですが、面白い番組だとかねてから思っていたので(番組のご意見番として、私の郵政省時代の憧れの先輩である中村伊知哉さんが出演されているのも個人的好感度アップなのですよね…)、身構えずに読むことができました。
で、感想なのですが…
まぁ、とにかく、読みやすいっ!
肩に力を入れずに読むことのできる、浅く広くを徹底的に追求する、いかにもテレビ的構成で彩られているそんな本です。
でも、それがいいのです。
“へぇ〜、そうだったのか〜”って色んな分野で感じることができるのですから、それでいいのだっ!
でも、他方で、西欧社会には“個人⇔社会”という関係しかない反面、日本社会(東洋社会というべきか!?)には“個人⇔世間”が先に立ち、そこに“個人⇔社会”が入り込んでいる、という仮説には、深く納得できました(この議論って、以前ご紹介した高松平蔵さんの“high context culture VS. low context culture”の構造と同じ論理ですよね。だから、余計に頷ける…)
いずれにしても、オリパラが決まった今だからこそのタイムリーな一冊だと思います。
おススメですっ!


