
この週末、三条凧合戦が行われました(関連記事はこちら)。
この三条凧合戦ですが、今年3月、白根大凧合戦、今町・中之島大凧合戦とともに、新潟県より“越後の凧合戦習俗”として無形民俗文化財の指定を受けたのでありますっ!
無形民俗文化財の指定を受けて初めての凧合戦ということもあり、今回は、公務ご多端の中、泉田県知事からもご臨席いただき、祝福ムードを盛り上げていただきました。
本当に、ありがとうございます。
そして、そしてっ!
凧と同様、上り調子のときには、良い風が吹き続けるもので、来年秋には、全国の凧揚げ師が一堂に集い、その技を披露しあう日本凧の会さん肝煎りの全国大会が三条で開催されることとなりましたっ!
パチパチパチパチっ!
これはもう、凧と同様、上がるところまで舞い上がっていかなければなりませんねっ!
三条凧協会さんと知恵を振り絞りながら、素晴らしい全国大会に仕上げていきたいと思いますっ!

さて…
本稿では、何気なく、“凧”と記載し続けておりますが、これまでも拙ブログでも何度か取り上げてきたとおり、我々は、“凧”のことを“タコ”ではなく、“イカ”と呼びます。
別に捻くれて、そう呼んでいるのではなく、どうも、元々は全国津々浦々でも“イカ”と呼ばれていたものが、江戸時代初期に、江戸幕府が“イカノボリ禁止令”を発布したことに端を発し、洒落っ気たっぽりの江戸町人が“てやんでぃ、これはイカじゃなく、タコって呼ぶのさ”とばかりに機転を利かしたところから、タコに呼称変化が生じたところ、三条では頑なに“イカ”の呼称を守ったとか、守らなかったとか…
というわけで、我々は今でも、三条凧合戦を“イカ合戦”と呼ぶわけであります。
ちなみに、今回の無形民俗文化財の呼称は“越後の凧(タコ)合戦習俗”なのですが…
もっと言えば、本合戦に参加している我が“市役所凧倶楽部”も“市役所タコ倶楽部”と呼びますし、更に申し上げれば、本合戦を主催する“三条凧協会”も通常“三条タコ協会”と呼称しております。
そういう意味では、どこかの政党のように(!?)(某党のフレーズが喉まで出掛かっているのですが、どうにも思い出せない…まぁ、ただ単にフリとして使いたかっただけなので、無理矢理思い出すまでもないのですが…)、どこまでも頑なではなく、柔軟なのですよねっ!
とは申せ、ここまで頑固に呼称に拘ってきたのですから、来年の全国大会に向けて、話題性としても、呼称を“イカ”に統一してみても良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
もちろん、他との軋轢を起こすまでの頑固さは必要ないと思いますが…
まずは、三条市役所凧倶楽部から検討を始めることとしますかっ!