2015年09月02日

【読書感想文】幸せの日本論〜日本人という謎を解く〜

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これまで読み溜めていたストックから、適宜ご紹介を…

本日、ご紹介するのは、前野隆司氏の著書“幸せの日本論〜日本人という謎を解く〜”というもの。

この本を手にした当時、ちょうど“東京オリパラ首長連合”の立ち上げに取り掛かり始めた頃でありまして、何となく、自分の関心事項が“世界から日本がどのように見られているのか”“世界の日本に対するイメージのうち、どの点に磨きをかけていくべきなのか”“世界の耳目が日本に集中している今、自他共に認める「日本らしさ」をどのように(再)発見していくのか”といったことに従来以上に集まり始めたことを思い起こします(今では、更に拍車がかかっておりますが…)。

で、この本を読んだ感想ですが…

共感は覚えます。

本書を貫いている終始一貫した考え方は「日本人は、中心に“無”がある文化を持っていて、どんな新しいことも矛盾なく受け入れ、やがて日本化する」というもので(これを書いてしまった瞬間に本書の全てを書いてしまったように感じてしまうほど、この精神に貫かれております)、これはこれで“なるほどっ!”と共感を覚えるのです。

ただ…

現実的に、インバンド対応を展開していかなければならない実践者と立場から言えば、その概念はよく理解できるとして、(著者は恐らく「その考え方自体が西洋的である」と批判するのでしょうが、)もう少し形而下的な何かを、西洋的感覚でいうところの具体性を持って、掘り下げていただけると、もっと腹に落ちるところがあったのにな…というのが欲を出した感想でしょうか。

でも、この本は、やはり今までの日本論とは異なる芯の強さ、それに伴う奥深さを感じることができます。

総じて、おススメできる本だと思います。
posted by 国定勇人 at 13:24| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする