2015年10月22日

魅惑のロシア市場

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本日から2日間、小中一貫教育全国サミットが三条市で行われるのですが、1,000名を上回る方々にご参加いただく規模での開催のため、教育委員会を中心にバタバタの準備に追われているわけですが、それとは無関係に、粛々と書き綴っていきたいと思います…

で…

ロシアの話。

三条市の位置する新潟県に住まう人間として、ロシアと聞けば、沿海州を中心とする極東ロシアしかイメージできなかったのですが、その先入観が誤りであることを肌で感じることのできたのが今回の視察の最大の収穫でありました。

で、これから、何故その先入観が誤りであるのかを説明していこうと思っているわけですが、その前に、私たちのロシアを始めとする海外への販路開拓に関する基本的考え方について整理しておきたいと思います。

ものづくりのまちとしての海外販路開拓戦略として、いかにBtoB市場を切り拓くかが欠かすことのできぬ大事な視点なのですが、当市の経済活性アドバイザーである青山社中の朝比奈氏との議論の末、BtoB市場を切り拓くためにも、まずは、BtoC市場に参入して、三条への、燕三条への信頼を勝ち取ることが望ましいのではないかという結論に行き着きました。

その基本的考え方に基づき、最終消費者による市場規模は、@人口規模とA1人当たりの経済力によってほぼ推測できるわけでありますが、その要素ごとにロシア市場を俯瞰すると…

まずは、人口規模。

今回市場開拓の可能性を探ったモスクワの人口はなんと1,300万人っ!同じヨーロッパロシアに位置するサンクトペテルブルグの人口も500万人なのです。

この基本データが私たちに与えたインパクトは、ある意味、卒倒ものでした。

何故ならば、ヨーロッパ圏でダントツの人口を誇る都市なのですからっ!

ちなみに、この2都市だけで、ヨーロッパ圏の都市人口ランキングの1位と3位を独占しております(ちなみに、2位はロンドン)。

私などは、ヨーロッパの大都市と聞けば、パリ、ベルリン、ローマ、フランクフルトといった都市を思い浮かべるのですが、人口規模だけで捉えれば、さほどの規模ではないことに、ある意味愕然とさせられます…

なお、昨日までの僕らにとってのロシアだった極東ロシアに目を転じますと、ウラジオストックもハバロフスクもともに60万人っ!併せても、新潟県の人口にも及ばないのですから…それにしても、先入観は恐ろしいものですね。

次に、消費者1人ひとりの経済力というか、購買力について。併せて、消費嗜好について。

まず、モスクワに入って驚いたことが物価水準の高さっ!

その水準たるや、日本と同じか、場合によってはそれ以上っ!

後に少し触れたいと思いますが、ロシアの経済構造は比較的単純で、誤解を恐れずに決め付ければ、まぁ、産油国(石油を始めとするエネルギー資源供給国)なのですね。ですので、ロシア通貨ルーブルの価値は、原油価格に大きく左右されます。

ここ数年は、原油安なので、必然的にルーブルの価値が下がり、エネルギーを売って、そこで儲けたものでありとあらゆる物資を輸入するという典型的産油国経済構造のロシア市場は、物価水準の上昇を余儀なくされるという側面は否定できないのですが、いずれにしても、製品に対する“高い”“安い”という感覚が我々と同じ(むしろ、我々が「高い」と感じるものを「そこまで高くない」或いは「むしろ安い」と捉える傾向)というは、私たちの製品を売り込むに際して、大きな強みと言えます。

それと、典型的産油国経済構造に輩出されがちな、景気に左右されない“確かな”富裕層が一定レベル存在するというのもモスクワを中心とするヨーロッパロシア市場の強み。人口規模が元々多いので、必然的に、富裕層の絶対数も多いのです。

嗜好についても、三条製品、燕三条製品の参入可能性はアリと踏んでいます。

意外かもしれませんが、ロシア人は、基本的に日本好きであり、日本人好きです。日本製品に対する憧れ、信頼感は、他の諸外国以上のものがあります。

他方で、我々日本人は、ロシアを敬遠しがち…その結果、あまり日本製品がヨーロッパロシア市場に出回っていないの現状であります。

その潜在的伸びしろの存在に加え、ロシア人は自分たちの家で、自分たちの料理を自分たちで作ります。

どころか、セカンドハウスをモスクワ人は持っているのですが、そんなセカンドハウスを自分たちで作ってしまうほどのDIY好きっ!

ですから、包丁や洋食器を始めとするキッチン周りはもとより、大工道具や作業工具なども大いに参入可能性が期待できます(実際、作業工具分野では、日本の某企業が相当のシェアを握っております)。

以上、紹介してきましたが…

ねっ!目からウロコではありませんか!?

これは凄い市場を発見してしまいましたっ!

三条は、場合によっては燕三条は、ヨーロッパロシアにも拘っていきますよっ!

今後の動きを乞う、ご期待っ!
posted by 国定勇人 at 12:14| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする