2016年06月23日

【読書感想文】ローカル志向の時代〜働き方、産業、経済を考えるヒント〜

無題.png

そろそろ既読ストックを崩していかなければ…

というわけで、読書感想文。

今回ご紹介するのは、松永桂子氏の著書“ローカル志向の時代〜働き方、産業、経済を考えるヒント〜”。

全体的な文脈はタイトルのとおり。

そして、最近の地方関連書籍と同じ文脈。

でありますが、同様の書物と異なり、ややアカデミックな視点が強いため、読むのが少し疲れる側面がある一方、働き方、産業、経済、そしてまちづくりという異なる分野に、同じロジックで分析がなされているので、なかなか興味深く最後まで読むことができます。

惜しむらくは、著者が大阪に研究基盤を持っているからなのでしょうか、三条と同じ金属加工産業集積地である東大阪の取組を積極的に紹介されている一方、それと同じ取組は少なくともしているのになぁ…といささか自負している三条のことは“規格品の量産化が進むとともに、仕事は低賃金国に流れ、国内の立地優勢は薄れ、産地としては縮小していきました”と、今の三条の現状とは随分と異なる認識で他産地とともに大雑把に括られてしまっていること。

まだまだ西日本の研究者には、我々の取組が届いていないということを謙虚に受け止め、引き続き三条の持続可能性を模索、追求していきたいと思います。
posted by 国定勇人 at 17:04| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする