2016年06月28日

天に唾するとはこのことか…

14669952723870.jpg

先日、“水害サミット”で感じた違和感について、率直に拙ブログにて吐露したところでありますが、あれは自分自身へ向けたことでもあったのだと率直に告白したいと思います。

と書いてみたところで、“こいつは何を言いたいのだ?”と多くの方々が思われていらっしゃるでしょう。

ということで、改めて、私たちの危機管理体制について、正直な告白がてら、書き綴ってみたいと思います。

私どもは、大変ありがたいご縁をいただきまして、国土交通省さんを始めとする危機管理、防災の専門家集団からご指導を賜り、何とか他人様(他の市町村)から後ろ指を刺されない程度の防災面におけるハード・ソフト対策を進めてきたと、いささかの自負を抱いておりました。

そして、これもまた、ご縁をいただく中、今週の金曜日もそうなのですが、防災に関するセミナーやシンポジウムの講師のご依頼までいただくようになりました。

14669953121211.jpg

でも、これは慢心だったのかもしれません。

何故ならば、こうしたセミナーやシンポジウムでお話させていただく私たちの取組がまだまだ心許ないものであったということを認めざるを得ない事態に最近直面したからです。

事の発端は、今日で閉会した6月定例市議会での一般質問に対する私の答弁。

熊本地震を受け、災害時におけるご指摘が大変多かった本定例会ですが、その答弁内容について“このやり方では、実際の災害発生時に災害対策本部自体が混乱を来たすよな…”と内心認めざるを得ないようなものが答弁作成担当部局から上がってくる場面が散見されたのです(ちなみに、市議会の一般質問では、質問通告に基づき、議員さんから質問内容を聞き取り、それに対する答弁書を担当部局が作成し、前日の勉強会で私や副市長が確認した上で、本番を迎えるというのが一般的な流れとなっております)。

こうした事態に陥ったのは、つまり現実とは乖離した運用に陥っていたのは、“水害対応マニュアルをあそこまで精緻に作り上げたのだから、不断の見直しについては各担当部局に任せておいても大丈夫だろう”と安直に構えてしまった私の責任であります。

14669953383272.jpg

でも、気付いた以上、早急に是正しなければなりません。

如何せん、今は出水期なのですから…

そこで、一般質問の日程をこなした後、災害対策本部メンバーを招集し、各班ごとに徹底的にマニュアルの見直しをすることとしました。

その結果、現実との乖離が出てくるわ、出てくるわ…

その規模たるや、ぞっとするほどのものでありました。

でも、私は、災害対策本部メンバーである各部長さんに感謝しなければなりません。

何故ならば、部長さん達は全員、改めて素直に水害対応マニュアルと向き合い、私の意を汲んで、厳しく現実との乖離している点を洗い出してくださったのですから…

おかげさまで、少なくとも、私たち自身が気付いた点については、見直しの方向を確認し、メンバー間で共通認識を得た上で、この日曜日の総合防災訓練に臨むことができました。

ただし、油断は禁物。

マニュアルというものは、作成したその瞬間から劣化が始まるからです。そして、現実との乖離が始まるからです。

そして、油断してはならないのは、私自身の心。

慢心しないよう、改めて気を引き締め直し、出水期を乗り越えていきたいと思います。
posted by 国定勇人 at 11:55| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする