2016年08月25日

【読書感想文】地方議員の逆襲

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すっかりご無沙汰の読書感想文ですが、読書ペースは以前と変わらずなので、ブログ更新できていないストック分が蓄積されているのが現状でございます…

さて、本日ご紹介するのは、舛添前都知事の一連の報道の際にワイドショーに出演し続けていた佐々木信夫さんの著書“地方議員の逆襲”です。

これまでも何度も触れておりますが、我が国の地方自治の根幹は首長と議会からなる二元代表制です。

著者はこの視点に、地方分権の視点を加え、あるべき地方議員像を論じております。

私自身は地方議員ではないので本来は論評できる立場ではないかもしれませんが、少なくともクルマのもう片方の車輪から議員さんを眺めている限りにおいては、かなり真っ当な指摘をされている印象を受けます。

実は地方議員といっても、市町村の規模によって、待遇などが別次元と言っても過言ではないくらい差があるのですが、著者はこうした当然抑えるべき前提条件の違いもしっかりと抑えた上で議論を展開していくので、いわゆる東京目線の“なんちゃって”評論家・学者とは一線を画しており、こうした点からも好感を持って読み進めることができました。

今回の都知事選を巡り、俄かに脚光を浴びることとなった地方議員ですが、いつものテレビ局を始めとするメディアの癖で、全く本質を捉えていない“なんちゃって”情報が飛び交っている中、本当の地方議員像を知りたいと思う方にはおススメしたい良質な一冊だと思います。
posted by 国定勇人 at 10:20| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする