2016年10月28日

災害対策本部の始め方

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昨日開催された“避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドラインに関する検討会”にお招きをいただき、三条市の災害時要援護者対策を中心にお話をさせていただく機会を頂戴しました。

その後、各委員さんから各般に亘る課題について熱い議論が交わされたわけでありますが、どれもこれも重要すぎて、胸が苦しくなるほど…

そんな中、私たち公助の世界に身を置く者が一番心掛けなければならない災害対策本部が機能不全に陥らないこと、この重要なテーマについても、議論が及びました。

でも、これとて、経験をしなければ、積極的に頭を巡らさなければ、決して克服することのできないものであります。

但し、絶望する必要も、悲観する必要もありません。

肝要なのは、我々被災経験のある市町村が丁寧かつ分かりやすく“災害対策本部の始め方”を編纂し、それを幸いなことに未だ被災経験のない市町村の、できれば首長さんのところに押しかける形でも出向き、共に実践してみるということなのだと、仮にそれが間に合わない場合は、災害が進行している過程で、被災経験のある市町村の災害チームが押しかけ的に災害対策本部に赴きアドバイスをするということなのだと思います。

そのためにも、“水害サミット”の知見基盤は有用だと思いますし、その上で、この“水害サミット”がどこの馬の骨かを保障する国等のお墨付きがシステム化されると鬼に金棒だと思うのですよね。

ちなみに、写真に映っているボックスは、先日飯田市さんにお邪魔したときに、災害対策本部室に置かれていたもので、AEDのようにこのボックスを開けて、一枚一枚に書かれている任務を遂行していくと、全く事前の研修を受けていない人でも、一通りの災害対策本部の立上げが可能になるというスグレモノです。

こういう1つひとつの実践的なアイディアの積重ねが、災害時には特に許されないヒューマンエラーを取り除くことに有効なのですよね。

こうしたことも含めて、災害対策は本当に勉強勉強の連続であります。
posted by 国定勇人 at 12:59| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする