2016年11月18日

燕三条の勇名がここまで轟いたかっ!

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中国人が“爆買い”をする理由がもう1つあると思われます。

その理由とは、残念ながら、中国人が自分達自身の市場を信じられないということ…

これは滞在中複数の方から伺った話なのですが(逆に言えば断定的なことは申し上げられないのですが)、いわゆるブランド直営店で扱っている商品でさえ、色々な“噂話”が飛び交い、敬遠するというのだから驚き…

ですから、本物を求めて、日本にまで足を運んでしまうということなのですね(尤も、それだけ日本市場が中国人に信用されているということの証左でもあるのですがねっ!)。

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ちなみに、少し話が逸れますが、それを考えると、今回ご紹介いただいたイトーヨーカ堂成都さんの信用力は異次元級のものがあるということがよく分かります。

私達のためにわざわざ自らご案内いただいた三枝社長さんからは、“イトーヨーカ堂成都は進出以来19年間、商品1つたりとも偽物を売ったことがないという強烈な自負心がある”“それが成都の人々にも受け入れられ、信頼されて、お蔭様で今の地位を築き上げることができた”という言葉を頂いたのですが、“イトーヨーカ堂に並んでいる商品は裏切らない”という成都市民の信頼感は本当に定着していると思いますし、その集客力が他を圧倒していることは肌で感じることができました(ちなみに、イトーヨーカ堂のステータスは日本のそれとは異なりいわゆるデパート的存在となっているのが興味深いところです)。

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更に言葉を継げば、イトーヨーカ堂に並んでいる商品価格は基本的には強気一辺倒です。

野菜や肉など生鮮食品も、日本の価格の2倍から3倍は普通ですし、日本製品でなくとも子供用品も日本の数倍は軽くしますが、それでも中国人は買って行きます。

彼らの価格に対する価値観よりも“イトーヨーカ堂は裏切らない”という信頼感が軽く凌駕していることの何よりの証なのでしょう(ちなみに、お邪魔したのは朝一番でしたが、現地のお客さんが我々一行を避けたため写真では伝わりにくいかもしれませんが、どのフロアも朝からお客さんで本当にいっぱいなのです!)。

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さて、話を本題に戻しますと、中国で本物を探すことがいかに難しいのかを実感したことがあったので、そのご紹介をしたいと思いますが、その前に、その本題導入への枕話を少しだけ…

今、中国人の価値観は日進月歩の勢いでどんどん変化しています。

派手な色が大好きだった中国人が決して手を出すことがなかったシンプルなデザインの無印良品がここ数年空前絶後のヒットとなっているのもその一例です。

この辺の消費志向の変化については次の機会に譲りたいと思いますが、そうした流れの延長線上として成都で流行っている本屋がこちら。

TSUTAYA代官山のように、本を売るだけでなくライフスタイル全体を売るような空間デザインが成都でも受け入れられております。

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さて、本題です。

そんなスタイリッシュな店内を巡っていると、ライフスタイル提案型製品コーナーの一角に“燕三条”の文字があるではありませんかっ!

成都の街で、“燕三条”に出会うなんてっ!

これほど嬉しいことはありませんっ!

この高ぶる気持ちを抑え切れずに、そこに陳列していた製品群に手を伸ばしてみると…

本物と断言できる製品もあるにはあるのですが、中には“これって本当に燕三条産の製品?”との疑いを払拭しきれないものが少なからず…

“燕三条”が成都で真似されるだけのポジションを獲得しているとまずは肯定的に捉えなければなりませんが、でもそれだけ中国市場で本物を疑いもなく入手するというのはそれだけ至難の業だということであります。

ただ、くどいようですが、こうした事象(つまり、燕三条がブランドとしてのポジションを獲得しつつあるという事象と、燕三条製品が本物であると疑うことなく購買することのできる環境にないという事象)は、私達にとっては、またとない追い風でありますっ!

では、この絶好な機会に、どのように販売していくのか…

それは次の機会に譲りたいと思います。
posted by 国定勇人 at 12:41| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする