2016年11月22日

井の中の蛙大海を知らず

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今、相馬、南相馬に向かっているのですが、今朝の地震による津波警報が発令されていて、被害が出ていないか心配しております。

様子を見て、臨機応変に対応してまいりたいと思います。

さて、そろそろ中国訪問の主筋話の幕を閉じようと思います。

最後は、私を含む日本人に対する警鐘です。

今回の中国訪問は当市地域経済アドバイザーを務めていただいている青山社中の朝比奈代表の仲介により、伊藤忠香港の池添会長をご紹介いただき、その池添会長のお力添えで、成都イトーヨーカ堂の三枝社長さんの御引き合わせをいただくというわらしべ長者的行脚だったわけでありますが、今回の訪中を通じて感じたのは、日本が何週も周回遅れをしているということ。

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池添さんも、三枝さんも、その点を憂い、“それならば自分達だけでも”と獅子奮迅の活躍をされております。

まず、日本人の認識が決定的に欠如しているのは、いつまでも中国を投資市場、生産市場としか捉えていないということ。

そんな時代は、もう10数年以上前に終わっております。

中国は既に巨大な消費市場として捉えるべきです。

しかも、今の中国人の消費感覚は、我々日本人を遥かに凌駕しております。今回紹介しませんでしたが、紙おむつの生産工場を視察しましたが、彼らは既に、紙おむつにさえICTを連動させ、赤ちゃんの排尿を探知させるだけでなく、赤ちゃんやお年寄りの尿を通じた健康チェックを日々行うレベルにまで、発展させております(これが大学とか企業の技術開発チームの研究レベルに留まっていない、商品化寸前のところまでいっているのがスゴイ…)。つまり、それほどまでに、彼らの感覚は成熟しているのです。

更に、我々日本人はいつまで経っても、“中国の成長市場は沿海部。内陸部はまだまだ”と捉え続けております。

でも考えてみてください。

四川省と重慶市だけで日本の人口に匹敵するのですよっ!

重慶市1つだけで、ヨーロッパ1国の人口に匹敵するのですよっ!

しかも、消費意欲旺盛な分厚い購買層が存在しているのです。

今回、成都、重慶に行ってビックリしました。

ヨーロッパのブランドは軒並み進出し、韓国の家電メーカはもちろん進出しています。先に触れたとおり、スターバックスの多店舗展開の凄まじさと来たらっ!

それに引き換え、我々日本勢は…

今回、JETRO成都と重慶総領事館にお邪魔しましたが、都道府県、市町村、そして企業に至るまで、新たな日本人のミッションを持っての訪問は殆どないとのこと…

しかも、これは何となくの肌感覚でありますが、そうした支援機関でさえ、今でも成果指標が投資案件の多寡に終始しているのが、今の日本の周回遅れを象徴しているような気がいたします(誤解であるといいのですが…)。

でも、私たちはラッキーです。

中国の本質を見抜いている稀有な人物である池添さんと三枝さんから生レクチャーを受けることができたのですからっ!(彼らがいかに中国の本質を見抜いているかは、今の伊藤忠の中国での確固たるステータス(日本の商社で群を抜いて一番)、今の成都イトーヨーカ堂の成都での圧倒的なパフォーマンスが何よりも証明してくれております)

いずれにしても、この市場は有望です。世界からみれば周回遅れかもしれませんが、あれだけ巨大なマーケットであれば、燕三条が入り込む余地は無限といっていいほどに広がっております。

これからどうしていくのか…

少し考えを巡らせたいと思います。

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こちらは日本の北京大使館のご厚意で面会することのできた四川省対外友好協会の会長さん。

お忙しい中、宴席まで用意していただき、本当にありがとうございましたっ!
posted by 国定勇人 at 10:24| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする