2017年03月09日

シンガポールの審美眼

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なかなかシンガポール出張のことが書けません…

さて、今回の出張そのもののことではないのですが、ちょっとだけシンガポールのことに触れたいと思います。

シンガポールは統制の行き届いた国です。

そのレベルたるや、少なくとも我が国で全く同じことを導入しようと思えば、おそらく反発が激しすぎてほとんど実現できないのではないかと思うほど…(有名どころでは、ガムをシンガポール国内に持ち込んだら処罰されるということですね(ガムをポイ捨てしたら罰金ではなく、そもそも持ち込むことさえできないというのが壮絶ですよね))

でも、少なくとも景観の観点でのみ論じれば、この行き届いた(行き過ぎた?)統制は景観の美しさにプラスに働いていると思います。

シンガポールは、いわゆるアジア諸国の中では、群を抜いてキレイな都市で有名ですが、それは建物やあらゆるポイ捨てに対する高額な罰金だけで実現できているのではなく、こうしたテントの色合いを徹底的に統一することもその実現に大きく貢献していると思いますが、これも行政の強烈な介入があってこそのもの…(日本のイベントにも散見されますが、テントがバラバラだとそれだけで美しくなくなりますからね…)

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それだけではなく、個別のノボリや看板も徹底的に排除されています(おそらく、これも強烈な行政指導の結果だと思います)。

ここまで徹底されて初めて来場者は“美しい”と感じることを行政は熟知しているからこそ、突き抜けた統制をかけるのでしょう。

余談ですが、シンガポールは沿道の樹木の樹種を始め、どこに何を植えるのかまで、全て行政が決めて実行されているそうです。

手法の是非はともかく、こうした徹底したこだわりがあって初めて、あの突き抜けた景観の美しさが実現できているということだけはいえると思いますし、程度はともかく、その審美眼とそれを実現に移すためのこだわり、覚悟は見習いたいと思いますね。
posted by 国定勇人 at 12:50| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする