2017年06月25日

不気味な静けさ

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本日、出水期に備えた水害対応防災訓練を実施致しました。

今年は、見附市さんに見習い、新たに180名を超える中学生ボランティアに参加していただくという、より長期的な防災対応基盤の確立にも貢献できる仕組みを取り入れました。この中学生ボランティアが、見附市さん同様、限りなく100%に近い参加率にまで浸透していくことを願ってやみません。

さて、公助ど真ん中の取組としては、昨年度の信濃川下流河川事務所さんとの訓練が非常に役に立ったので、今回からシナリオライターを完全に第三者に託すことといたしました。

と申しますのも、これまでもブラインド型訓練を実施していたのですが、シナリオライターが市職員だったため、“何となく先が分かってしまっていた”のですが、信濃川下流河川事務所さんと昨年度初めて実施した合同訓練ではシナリオが完全に同事務所さんによるものだったため、私たち災害対策本部体制全体に想定外の負荷が至るところでランダムにかかり続け、本番さながらの緊迫感に包まれながら、訓練を進行することができたからです。

で、今年の感想ですが…

やっぱり、シナリオを完全に第三者に委ねてよかったです。

何故よかったのかというと、皮肉なことに災害対策本部が機能不全に陥る兆候が随所に訓練を通じて確認することができ、(これが災害本番でなかったため、)今一度改善し直し、検証することができたからです。

ちなみに、他市町村の皆さんのお役に立てばと思い、敢えて恥ずかしい部分(災害対策本部が機能不全に陥る兆候が見られた部分)を紹介したいと思います。

それは、(気象状況などから察するに)災害が逼迫しているはずにも関わらず、災害対策本部に、被災状況、そして水防活動状況の情報更新がまばらで、目の前の白地図へ書き込む職員の手が休む場面が例年より多かったこと…(昨年度の事務所さんとの訓練では、災害対策本部が面白いように翻弄されていく様子が自分たち自身でも手に取るように分かったのに、今年はそうした感触自体得られないどころか、例年よりも妙に静かな場面が多かったのです…)

こうした現象は深刻な事態の兆候なのではないか…

こんなことを、これまで何度か訓練を重ねた“動物の勘”で何となく感じてしまったのだと思います…

判断するのに必要となる重大情報が入ってきていないような気がして、念のため確認したところ、災害対策本部体制の至るところに情報閉塞が生じていることが判明したのです(でも、“情報が入ってこない”、しかも“情報が完全に入ってこない”のではなく、“(心なしか)情報の更新頻度が滞っている(ように感じる)”レベルのため、それが致命的な情報閉塞を引き起こしていると気付くのは非常に困難です。この状態の危険性を知っていただきたくて、今回、このように敢えて恥部をお見せすることとしました)。

というわけで、只今、本日2回目の訓練を実施中です(内部向けのみ)…

ただ、これが本番でなくて、訓練で、本当に良かった…

やっぱり油断大敵ですし、訓練がいかに大事かということを肝の冷える思いで実感しております。
posted by 国定勇人 at 12:11| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする