2017年07月06日

【読書感想文】習近平はいったい何を考えているのか〜新・中国の大問題〜

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元々、一昨日手術を行い、今頃は入院生活を送っている予定でしたので、お蔭様でスケジュール表がスッカスカ!

4月上旬並みの生活を送れております(とは申せ、災害対応であったり、元々代理対応にせざるを得なかった案件を戻したりしているので、完全シャットアウトの入院生活と同じ環境というわけにはいきませんが…)

というわけで、溜まりに溜まった読書感想文を一挙放出っ!

今回ご紹介するのは、元中国大使で伊藤忠商事元会長の丹羽宇一郎氏の“習近平はいったい何を考えているのか〜新・中国の大問題〜”。

昨年の中国訪問時、伊藤忠商事様に大変お世話になったので、購入した一冊であります。

で、率直な感想でありますが、この本の最大の奇妙なところは、タイトルに漂う強烈な中国への批判的メッセージとは裏腹に、世界における中国の存在感を(日本標準ではなく世界標準という意味で)冷静に分析し、日本に対して、“中国の実力を見誤るな”“中国の現状、そして今後を決して過小評価するな”“これからの日本の生きる道は中国を抜きにしては語れない”という、むしろ今の日本人の思考方向に対して強く警鐘を鳴らしているところにあります。

実際、少しでも中国を訪問し、同国の空気を吸うと、連日日本国内で報道されている“中国事情”との著しいギャップに苦しむわけですが、この原因が、いわゆる我が国マスコミ特有の偏向性(世界標準とはかけ離れたという意味での偏向性)によるということが(直接的な言及はないものの)本書を通じて感じることができます。

でも、私は、この感想を通じて、単なるマスコミ批判を展開しようと考えているわけではありません。

むしろ、そうした中国に対する偏向報道“のみ”を受け入れ、安堵する私たち国民一人ひとりに問題があるのだと思います(もちろん、私もその一人です)。

今月末から、再び中国内陸部を訪問しますが、偏見に囚われない内陸部の消費市場の実情と将来可能性を燕三条地域内の企業の皆さんと見届けてまいりたいと思います。

いずれにしても…

偏りの少ない(と私自身は感じる)本書は、特に中国市場を冷静に見極めようとされる皆さんに、おススメですっ!(そういえば、以前、少し同書を紹介しておりましたね。失礼いたしました…)
posted by 国定勇人 at 17:37| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする