2017年12月11日

世界に羽ばたく三条人@

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さてさて…

議会の合間を見ながら、少しずつ、先日のインドネシア・ベトナム出張について書いていきたいと思いますが、まずはインドネシア出張から…

インドネシア出張の一番の目的は、三条から現地に工場進出している相栄産業さんを訪問して、三条側事務所(+工場)とインドネシア側工場(+事務所)が相乗的に発展するビジネスモデルを如何に構築してきたのかを探ることにありました。

とは申せ、企業経営の機微に触れる事柄でもあるので、あまり詳述はできませんが、極めて抽象的に申し上げれば、@耐えるべき時期を耐え忍び、Aその間に得意とする販路を切り開き、Bその後戦略的に当該販路開拓によって新たに獲得したパートナーを日本での取引にも持ち込む、に至るまで、前例のないビジネスモデルを、第一人者としてよくぞ構築できたなぁというのが率直な印象でした。

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さすが、機を見るに敏な三条人っ!

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その上で、相栄産業さんのビジネスモデルを他の事業者にも当て嵌め可能なものにできるのかといえば、そこはかなりの工夫が必要かとも思います。

これも多くは語れませんが、このモデルの適用可能な条件は、@進出業種において日本よりもインドネシアの方が市場参入者が多く、Aなおかつ、当該市場参入者数で、日本市場での取引可能な業者数が既存(進出前)の国内取引業者数よりも多い、ことが前提となるため、これに該当する市内企業は相当程度絞られてしまうかもしれません。

でも、嵌ったときの効果はかなり大きいと思います。

現在の相栄産業さんがそうであるようにっ!

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更にその上で、工場進出を考える際の留意すべき点を敢えて(日本人らしく)明示すると、@道路を始めとする社会インフラが決定的に遅れていること、A被雇用者としてのインドネシア人と雇用者側の日本人とのギャップ、は避けて通ることはできなさそうです。

まずは道路。

一言で申し上げれば、予測不能なレベルでの深刻な渋滞がほぼ毎日発生しています。

私たちの場合は、ガイドさんがビックリするくらい順調に移動ができたのですが、それでも高速を使って約30キロの距離に2時間は要しました(普段は半日要するそうです…)。

これは、ものの安定的な流れが必須となるものづくり工場にとってはやはり不利に働きます。

水害も不安要素です。相栄産業さんが位置するボゴール市は心配ないのですが、ジャカルタ市内は年に数度、膝まで冠水する被害に見舞われるほか、数年に一度は、地下駐車場まで内水氾濫が被害をもたらし、犠牲者も出てしまうのだそうです。

次に、労働意欲のギャップについて…

これは常夏の島と四季を持つ島だけにギャップがあって当然ですが、やはり日本人の目から見ると、圧倒的に働かないそうです。

それと中間的地位を務めることのできる層が圧倒的に不足しているとのこと…

この辺りは、オペレーションを考えるに当たっては、かなり苦労する点なのかもしれません…

ということで、全体的にはネガティブな評価になってしまいましたが、ただ、インドネシア、特にジャカルタの潜在可能性でずば抜けているものが1つあります。

それは、消費市場としてのジャカルタ。

所得水準については未だに5倍以上の開きのある日本とインドネシアですが、現地スーパーを見ても、現地産製品すら日本の価格水準の2倍以内くらいに収まっており、外国製品は日本と同じかそれ以上で売られています。

時間がなかったので、覗くことができませんでしたが、富裕層向けのデパートやスーパーなどでは、もっと高い価格帯で販売されているのではないかと思います。

この点については、中国内陸部と大差なく、ベトナムよりは圧倒的に有利に感じました。

というわけで、徒然なるままに書いてきたインドネシア観。

来年度以降の海外展開に一定の視座を与えてくれたことは間違いなさそうです。

というわけで、次はベトナム進出編を!
posted by 国定勇人 at 17:21| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする