2018年03月12日

英国人の空間感覚(試論)

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もう1つだけ、イギリスについて感じたことを…

“イギリスって、空間を区切るのが好きなんですよ”

これは、英国出張に同行していただいた方が教えてくださった言葉です。

たしかに、巨大な建造物(デパートなど)に入ってみても、区切る必要のない空間をわざわざ小さく区切って、その1つひとつにテーマを与えてそれぞれの世界観を創り上げることが伝統芸の1つに思えます(この写真では分かりづらいかもしれませんが、どのデパートもこのように細かく区切られていているのです…その結果、私たちのような初めての者はあっという間に地理感覚を失い、迷子になります…)。

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これは、イギリス人の嗜好を考える上で大変示唆に富む話で勉強になったのですが、もしかすると、小さく区切るのには、もう少し根源的な理由があるのかもしれません。

ご存知のとおり、イギリス人は背が高いです(昔は背が低かったらしく…それがこれからの論考に影響しているという話も…)。

私の身長は183センチあるのですが、街を歩いている人々の平均が私くらいだといえば、理解しやすいでしょうか…

その私がイギリスは全てが小さい!と感じるのです。しかも、日本以上に…

例えば、この地下鉄。これがロンドン地下鉄の標準パターンなのですが、ものすごく狭いのです。半円形になっているのですが、朝のラッシュ時に扉付近に立つものなら、体を半円形に沿って曲げなければならず、本当に苦痛なのです…(大江戸線も狭いですが、あの車両が天国に感じます…)

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その気付きで申し上げれば、バスも、レストランの座席感覚も、椅子やテーブルも、何もかもが本当に狭いっ!(日本よりも広いと感じたのはタクシーくらい…)

くどいようですが、日本の空間感覚の方がもっと広い印象を受けるほどっ!

そういう意味では、空間デザインに対する共感は、日本人と英国人は近似的なのかもしれません。

そして、それは伝えるデザインを考える上でも、大きな意味を持つような気がするのですよね…

こうした経験もジャパンハウス事業で役立てられればなっ!って思います。
posted by 国定勇人 at 14:00| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする