2018年06月22日

正しい道

IMG_5239.JPG

時間が足りないから…と大きなゴミを片付けないと、いつまで経っても片付かないので、大きいネタも取り上げてみたいと思います。

ということで、1ヶ月以上前に遡る、鹿児島県指宿市さんで開催された“スマートウェルネスシティ首長研究会”のことを…

2日目にどうしても立ち寄りたかったところがあったので、1日目だけしか参加できなかった私が申し上げるのは大変厚かましいのですが…

最近の首長研究会のテーマがどうしてもしっくり来ないのです…(開催いただいた指宿市さんの取組は大変勉強になりました!)

私の認識では、本首長研究会は、“狭義の健康施策(≒ハイリスクアプローチから攻めていく方法)のみでは、約7割層を占める未病で、かつ健康無関心層には届かない。一見すると健康施策とは思えない広義の健康施策(≒ポピュレーションアプローチから攻めていく方法)を大胆に採用し、当該層の行動変容を促すことで真の健幸都市を実現しようではないか!”との、今は見えざる、でも“正しい”、道を追い求めるために発足したと思っていますし、私たちのまちの“三条マルシェ”や“ステージえんがわ”、“きっかけの一歩事業”などは、こうした気付きから得た、(一見健康施策とは到底思えない)スマートウェルネス的施策であり、本首長研究会がなければ、こうした施策を思いつくことさえ叶わなかったと、本当に感謝しております。

でも、最近の首長研究会のテーマはどうも違う…

最近の首長研究会のテーマは、私の目には、従来型の“狭義の健康施策”への揺り戻し路線(もちろん深掘りはされているのですが…)に舵を切っているようにしか見えず、批判を覚悟で申し上げれば、“物事を正しくする(do the things right)”をすることに没頭するが余り、当初志した“正しいことをする(do the right things)”を見失っているような気がしてならないのです。

大好きな、そしていつも刺激を受けてきた首長研究会だから、敢えて苦言を申し上げました。

深い寂しさを覚えつつ、それでも、自分は“正しい道はこれだ”と信じて、スマートウェルネス三条の取組を引き続き展開していきたいと思います。

IMG_5259.JPG

ということで、“正しい”道を探すために、2日目を辞退して向かった先が宮崎県日南市。

人口6万人弱の、そして失礼ながら高速からも遠く、新幹線ももちろん通っていない地方都市ですが、今、中心市街地の再生に向けた取組が全国的に評価をされている、私たちが考える“スマートウェルネスシティ”施策そのものを地で行っている、そんな魅力的な都市です(取組概要はこちら。ご覧いただけると分かりますが、取組の方向性が私たちと似ているのです。“自分の信じた“正しい道”はやっぱり間違いではなかったんだ”と思えたのが視察の最大の収穫だったのかも…)。

ポイントは、まずは限られたエリアに、賑わいを創出する仕掛けを集中させたこと(全長300m程度の商店街。三条市のスマートウェルネスはここまで選択と集中を施していないですね…)。

IMG_5271.JPG

こちらは民間の保育所。保育所らしく見えませんよね。私はケーキ屋かと思っていました。商店街への路面構造なのです(近くには、公設の子育て支援センターもオープンしていました)。

IMG_5270.JPG

でも、何故、失礼ながら、数年前まで、“あの商店街は危ないから子供が一人で行ってはいけない”と言われていた場所に、保育所が進出したのか?というと、これも賑わい創出の強力な喚起として、実に10を超えるITサテライトオフィスをこの限定空間に誘致し、半ば強制的な昼間人口(しかも生産年齢人口)を著しく増やす(100人単位です)ことに成功したからなのです。まさに総合力!

IMG_5279.JPG

説明いただいた市の担当者も“まだまだ再生への兆しが見え始めたばかりなので、平日昼間はまだまだ…”とおっしゃられるように、いつでも賑わっているという状態には至っていませんが、平日のお昼休みと夜間、そして週末は、一定以上の賑わいが創出されているのだろうな…と想像できるのは、3年前に突如誕生した10店舗近くの飲食店が、チェーン店1店を除いて(実はここがミソ。多くは語れませんが…しかもその空き店舗には個人経営の飲食店が既に入居済みです)、しっかりと営業していること。

それまで商売にならないから撤退が続いたエリアに、これだけの飲食店が3年も、どこからの支援もなく営業を続けられるということは、それ相応の需要があるということの証左ですからね。

いずれにしても、私の信じる、つまり、正しいと考える“スマートウェルネスシティ”構想を進めるに当たって、大変良い刺激を受けました(ここでは、あまり具体的に触れられませんでしたが、非常に興味深い取組ですし、様々なところで紹介されておりますので、大いに参考にして下さいませ)。

次回の首長研究会で、日南市長さんをお招きし、お話を伺うだけでも、相当得るものがあると思うのですが、如何でしょうか?
posted by 国定勇人 at 12:05| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする