2018年06月25日

無知の怖さ

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無知の怖さ。

とタイトルに書きましたが、ちょっと違うかな…

報道やデータ等では知ってはいるんだけど、体感してみて、その意味を真に理解する(或いは腹に落ちる)というのかな…

逆に言えば、自分達の環境にはない“現実”を体感してみないと、その“現実”が自分達の環境にはないことに空恐ろしさを感じることができないというのでしょうか…

クドクド書きましたが、インバウンド(訪日観光客)のことです。

新潟県のインバウンド事情は、例えば訪問客数が47都道府県中34位となっている指標にも表れているとおり、時流に乗り遅れていることは、頭では理解していましたが、それが実体験として感じたのが、先日の鹿児島県と宮崎県の訪問でした。

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先日も書き記した“スマートウェルネスシティ首長研究会”出席のため、指宿市のホテルに2泊したのですが、平日にも関わらず、指宿のホテルは大盛況で、出席市町村さんの多くは会議会場となったホテルに宿泊することができず、他のホテルに宿泊するほどっ!(その後、指宿市長さんからのお話では“GWの砂蒸し風呂が3時間待ちとなってしまい、かなりの批判をいただいた”と恐縮しておりましたが、それとて活気溢れる観光地としての嬉しい悲鳴とも捉えられます)

そして…

これは私の肌感覚の域を超えませんが、朝食会場で交わされている言語を拾う限りでは、7割くらいのお客様が外国人観光客なのですね。

どうして、(眠れる新潟県と比較するのも恥ずかしくなるくらい、圧倒的に)外国人観光客が多いのかを市長さんに伺ってみると、どうやら、屋久島へのアクセスポイントに指宿市がなっているそうで…

でも、そもそも何故、これだけの数の外国人観光客がこの地を訪問するのかが、それだけでは説明が付かない…と思って色々質問を変えて聞いてみると、“鹿児島から羽田に行くよりも、鹿児島から上海、台北、ソウルに行く方が近いですからね”という目から鱗のお言葉や、“ほぼ毎日、クルーズ船が鹿児島や指宿に停泊しますからね”と(新潟県民としては)想像を絶する日常を吐露され、どうやらここら辺にポイントがありそうです(クルーズ船は宮崎県日南市にも頻繁に入港するそうで、そのときはやはり商店街に外国人のお客さんが殺到するそうです)。

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市長さんは“今の指宿の課題は、まだまだ受け入れ態勢がしっかりと整っていないことなのですよ”と謙遜されておりますが、このインバウンド効果が地域経済に確実にプラスに働いているのだろうなと、僅かな滞在日数でしたが、体感することができました。

例えば、指宿市内のラーメン屋さん。

メニューは日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語が併記され、見渡したところ、やはり3割くらいが外国からのお客さん。東京の銀座並みに、どこもかしこも外国人観光客が訪れ、そしてお金を落としていっている印象です。

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私は、今回の鹿児島訪問まで正直なところ、インバウンドの取組に対する効果をさほど期待しておらず、“折角周回遅れなのだから、こちらがお客さんを選ぶくらいの気持ちで行けばいい”と思っていたのですが、でも、“完全に眠ったままの今”はさすがにマズイ…と思うようになりました。

燕三条工場の祭典で外国のお客さんが増えて良かった!”“次は大地の芸術祭を目標にするぞ!”と息巻いていましたが、その息巻きっぷりがいかにもスケールが小さく、実は周りは我々の井の中の蛙っぷりを嘲笑っていたのではないかと恥ずかしくなりました。

訪日観光客はこのまちの経済の下支えをしてくれるありがたいお客様です。そして、街の賑わいの創出に一役買ってくれるかもしれない大切なパートナーになり得る存在です。

幸い、クルーズ船なんかよりも遥かな送客能力を持つ上越新幹線が僕たちにはあります。

そして、外国人が作った日本観光の情報サイト“ガイジンポット”で“2018年日本の旅行先トップ10”で、なんと新潟県が1位を取ったようです!

いよいよ深い眠りから覚める時期が来たようです!

国を問わず、しっかりとお金を落としていただき、私たちの世界観に共感してくれる訪日観光客の獲得に力を入れていきたいと思います!

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写真は、会議前の早朝に訪れた、知覧の武家屋敷群

それぞれのお屋敷のお庭が見事で、それこそ、決して便利とは言い難い地でありながら(特攻隊の出撃地ということも相まってということなのでしょうが)、早朝より本当に多くの外国人観光客が行き交っておりました。

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造園業の集積地、保内でも、道の駅“庭園の郷保内”だけでなく、オープンガーデンも行っているわけですので、もう少し磨きをかければ、大化けに化けるのではないかと思っております。
posted by 国定勇人 at 12:00| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする