2018年07月11日

【読書感想文】日本辺境論&決定版日本人論

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今更ながら読みました。

内田樹氏の“日本辺境論”。

当時大変話題になっただけあって、“日本人とは何ぞや?”ということについて、かなり明快に論じ切っていますし、個人的には納得のできる良質な内容となっております。

と同時に、だからといって、その“日本人とは何ぞや?”にあまり流されることなく(それを言い訳にすることなく)、自分は自分でありたいと思ったのも事実ですし、その結果、つまり、本来持っている日本人のDNAとそれに抗う個人の意思の完遂によって初めて、一個人として、現代にとってバランスの取れた人材が完成できるのではないかと改めて自分を見つめ直すこともできました。

日本人の性を客観的に知るには、やはり一度は目を通すべき本だと思います。

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他方、渡部昇一氏の“決定版日本人論”。

これは1年以上前に読んでいながら、これを単独では紹介できないな…とお蔵入りしていた一冊であります。

というのも、一介の日本人として、本書の内容は十分理解できるものの、それらが“日本人とは何ぞや?”という真髄を突いていないような気がしていたからですし、それ以上に主張のあちらこちらに漂っている(日本人論を語る上では不必要と思われる)思想的な匂いを消しきれず、本書だけを紹介するにはいささか勇気が必要だと感じていたからです。

でも、私たちの先人たちがいかに他国からの文化を受け入れ、自己昇華してきたのかということを、様々な面から学ぶことができるのは、少なくとも本書の大きな特徴だと思いますし、その延長線上に“日本人とは何ぞや?”がうっすらと見えてくるという意味でも、十分に読む価値はあると思います。

サッカーW杯がいよいよクライマックスを迎えようとしている今、世界各国の特徴も、この世界大会を通じて垣間見られた今、読んでみてはいかがでしょうか?
posted by 国定勇人 at 14:51| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする