2018年07月24日

【読書感想文】新貿易立国論

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ものづくりのまちとしての海外戦略を練る上の糧になれば…と手にしたのがこちら、大泉啓一郎氏の“新貿易立国論”です。

何故、この本を手にしたのかといえば、同書の帯にある“ライバルは新興国・途上国、パートナーも新興国・途上国”というキャッチコピーに目を惹かれ、目次を覗いてみると、かねてから感じていた“「アジアと日本」から「アジアのなかの日本」へ”を堂々と掲げた章立てがあったからです。

ということで、早速の読書感想ですが、かねてから感じていたことを様々なデータと理論で外形的に保障してくれているところに勇気付けられたというのが個人的な感想で、個人的な価値観の押し付けではありませんが、これだけでも十分おススメできる内容となっております。

ただし…

BtoC戦略については、“日本から富裕層マーケットに切り込む”という章立ての中で、“富裕層は国単位ではなく都市単位で見よ”“市場開拓に必要な人材を見極めよ”“越境ECの可能性を過小評価するな”(括弧書きは、同書を読んだ上での私の受け止めた内容の要約に過ぎません。あしからず…)と、示唆に富む(或いは、かねてから感じていた考えを理論的に補強してくれる)内容で満足しているのですが、BtoB戦略、とりわけ、私たちの地域に存するタイプの中小企業における(海外進出を含む)BtoB戦略について、本社所在地とのWIN−WINをどのように構築していくかという最大関心事項を含めて、いささか言及に乏しかったのかな…というのが残念なところ。

理想を言えば、中小企業(できればタイプ別)に特化した新貿易立国論があると、地方都市には本当に役に立つのですけどね…

どなたか、書いていただけないでしょうか?

と…

少し愚痴が過ぎましたが、総体的にはおススメの一冊です!
posted by 国定勇人 at 11:35| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする