2018年09月03日

燕三条製品の売り込み方

IMG_6464.JPG

だらだらと中国出張のことを書き綴っているうちに、ジャパンハウス・ロンドンにおける燕三条企画展オープニングセレモニー出席のため、ロンドンに旅立つ日が近付いて来てしまいましたので、今日で打ち止めにしたいと思いますっ!

今回の中国出張の主目的は、燕三条製品を中国内陸部の消費市場に展開させることであります。

そのベストプレイヤーとして考えているのが成都イトーヨーカドーさん。

何故ならば、日本の同社に対するイメージとは(失礼ながら)異なり、高級品を扱う店として高いブランド力と信頼を成都市民から勝ち取っているからです。

IMG_6440.JPG

では、どのようにイトーヨーカドーさんと展開していくのか…

まずは、日本以上に日常生活に根付いているネット市場への展開です。

この点については異論の少ないところではあるのですが、問題は品質管理…

やはり、いきなり最大手のネット販売業者と手を組むと、いかに予防線を張っても、やはりコピー商品を完全にコントロールするのは難しいものでありまして…

そうであれば、成都市民からの信用も高く、そして商圏も成都市内にほぼ限られているイトーヨーカドーさんのネット販売サイトから手掛けていくのが確実だと考えております。

IMG_6446.JPG

但し、イトーヨーカドーさんのサイトに燕三条製品を登場させても、あまり効果的な展開は見込まれません。

その最大の障壁は、やはり価格…

日本国内で見ても燕三条製品の価格は高価格帯にあるのに(これは戦略上、そして持続可能性を勝ち取る上で必要なことなのですが…)、中国で価格割れを起こさずに値付けすると、運搬費や関税等により、日本における売値の3倍近くの値を付けなければなりません。

そうなると、いくら購買意欲が旺盛な中国の消費市場でも、“燕三条製品は何でこんなに高いのだろう?”と訝られてしまいます。

実際、イトーヨーカドーさんの電子商取引部門で、このようなテストマーケティングのためのブースを設けて頂いているのですが、やはり最初の反応は値段の高さに対する抵抗感なのだそうです。

IMG_6603.JPG

でも、だからといって、八方塞というわけではありません。

このブースに訪れたお客様に、これらの製品の直接は見えないけれども核心部分ともいうべき技術、製法、さらには文化などを説明していくと、その稀少性も手伝って、反応は180度変わっていくのだそうです。

この点は、国内市場と同様ですよね…

ということは…

燕三条工場の祭典”と同じ環境を整えることはできませんが、製品を使っていただきながら、そして説明を聞いていただきながら、或いは映像で当該製品の裏側にある全てをご覧いただきながら、共感を覚えていただくほかありませんっ!

幸い、今の中国の百貨店に行くと、殆どの台所用品売場にはこのようなキッチンが設けられ、専従の従業員さんが説明できる体制が整えられております。

これを成都イトーヨーカドーで実現できれば、消費者意欲を刺激することは間違いなしというところでしょう。

IMG_6959.JPG

成都での展開と同時に進めていきたいのは、人口3000万人を有するお隣重慶市であります。

今回の訪問を経て、同市との関係は更に深まりましたし、ビジネスのチャンネルも更に開拓することができました。

中国と一口に言っても、13億人のマーケット。

それぞれの地方ごとに浸透度、そして潜在可能性は異なりますが、私たちは内陸部に賭けていきたいと思います。

今後の展開をお楽しみにっ!
posted by 国定勇人 at 09:37| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする