
平成のうちにできることは平成のうちに…
ということで、読書感想文の在庫一掃セールっ!
まずご紹介するのは、レイチェル・ボッツマン氏の著書“TRUST”。
実はこの本、北陸信越運輸局長さんに薦められて、今年初めに読み終えていたものなのですが…
最近読んだ本の中で、最も刺激を受けたものの1つであるということだけは断言できます。
いかにも、欧米人らしく、同じことを色んな例を引き合いに、しつこくしつこく主張してくるアクの強さは見られるものの、それを差し引いたとしても、目からウロコの連続であることは間違いございません…
では、どんな本なのかということなのですが…
帯書きにあるように“ウーバー、アリババ、エアビーアンドビー…なぜ政府や企業、マスコミを信頼しないのに、見知らぬ人間の口コミは信用するのか?”という一点をひたすら追求している内容となっております。
ちなみに…
本年度施政方針の“ソーシャルメディアの普及を始めとする加速度的なコミュニケーションの拡張は、情報の送り手と受け手の垣根を更に取り払っていきます。その結果、情報の独占によって存在意義を保つような行政は価値を失い、にわか仕込みの施策は直ちにその空虚さを看破される、そんな時代がやってくると私は考えるのです。これまで以上に的確にニーズを捉え、それらを基に施策を練り上げ、なされた評価に真摯に耳を傾けながら不断の改善を図っていく、無数の個人が能動的な参加者として自らの体験を広範囲に共有するような時代だからこそ、行政の分野においても、上辺を取り繕うことなく施策の本質を磨く努力を重ねることが格段に重要となっていきます”というくだりは、多分にこの本に共感を覚えたところにその源流があります。
何はともあれ…
超おススメの一冊ですっ!