
再び、先月訪問した中国の話題を…
湖北省に位置する人口約100万人の鄂州市は友好都市を締結して25年の歴史を刻む、三条市にとっては大変所縁のある中国の地方都市です。
私個人も職員時代に来訪して以来、15年近いお付き合いとなっており、最初の訪問時を思い起こすと、“これが同じ都市なのか⁉”と目を疑いたくなるくらい、劇的な変化、発展を遂げてきております。
例えば…
私たちが同市を訪問する際に利用する国際空港は武漢市にあるのですが、初訪問時には、両市の間に新幹線はおろか、高速道路も整備されておらず、バスでガタゴト揺られること2時間超でようやく鄂州市に到着したものですが、今は両市は新幹線で僅か20分強っ!
利便性が圧倒的に飛躍しております。

そんな鄂州市も新たな画期を迎えております。
それが2021年に供用開始予定の貨物専用空港の建設。
これが完成すれば、世界4大貨物専用空港の一角を占め、少なくとも、アジア最大の貨物ハブ空港としての地位を獲得することとなります。
ここ鄂州市には、友好都市締結を主導したパール金属さんの中国拠点が置かれているわけですが、写真の劉市長さんを始め、空港担当副市長さんとの意見交換の場では、開港後の同社への様々な優遇措置、特別措置の適用を取り図っていただくよう、強く要請してまいりました。
この空港プロジェクトは国有企業主体のものであり、鄂州市人民政府としての関与には一定の限界があるようではありますが、“井戸を掘った人の恩は忘れない”彼らでありますから、引き続き要請をし続け、一定の成果を得てまいりたいと考えております。
そういえば、先日、市内企業の経営者の方とよもやま話をしていたところ…
最近の米中貿易戦争の激化が思いもよらぬ形で私たちのまちに影響を与える可能性があるかもしれないとのこと…
しかも、かなりプラスの意味合いでっ!
これは耳寄りな話っ!
今まで以上にアンテナを高く張り、必要な措置を講じ、ものづくりのまちとしての利益を逃さぬようにしていきたいと思います。
こうした取組の積重ねが私たちのものづくりのまちとしての持続可能性をより確かなものにしていくわけですから…