2019年09月25日

ワンハンドキッチン推しっ!

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先日、東京の新虎通りで開催された“旅するいっぴんいち”。

主催した“2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合”の会長として、終了間際のギリギリの時間帯に飛び込みで覗いてきました(気が付けば、首長連合も573市町村長が加入する大所帯に!全国の市町村の約3分の1に加入いただいているのですから、身の引き締まる思いです…)。

さすがに、終了間際とあって、大混雑というわけではありませんでしたが、土日祝は完全にゴーストタウンと化す状態からなかなか抜け出し切れていない新虎通りの現状を知っている私からすれば、それでも奇跡的なほどの人の数っ!

尤も、お昼までは、想定外のかなりの人出で相当な賑わいが出現していたとのこと。それなので、ほとんど売り切れ寸前だったのですね…

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本当に駆け足で巡ったのですが、まず個人的に目が留まったのはこちら。福岡県の大川市にある大川家具さん出展の“ネコ家具”。

まぁ、我が家がネコが大好きで飼っているから…という究極的な個人的理由なんですけどねっ!

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でも、圧倒的に惹き付けられたのはこちら。

ワンハンドキッチンさんのブース。

もちろん、ものづくりのまち燕三条地域の誇るメーカの1つ“プリンス工業”さんの“ゼット缶切”が販売されていたということもあるのですが、それ以上に惹かれたのがパワフルを絵に描いたようなお姐御様。

“私は燕三条と一切関わりがありませんし、燕三条の回し者でもありませんっ!でも、燕三条の製品が私たちにピッタリなものが多くて大好きなので、勝手に応援団になって、こうして勝手に売り込んでいますっ!ねっ、この缶切りスゴいでしょ?この缶切りはね…ペラペラペラペラ…でね、これを作っているところはね…ペラペラペラペラ…”とお姐御様の機関銃トーク。

でも、不思議と圧倒されないし、小煩く感じないし、むしろ温かみを感じるのですよね。

もちろん、お姐御様は僕が三条市長であることなど知る由もなし…そして、暫くして、私が“実は…”と名乗り出たのですが、それでもなお、その心地良い雰囲気を一切変えることなく、いかにこの製品に“愛”が感じられるかを、彼女の世界観で、彼女自身の言葉で、やさしく包むように(でもマシンガントークで!)語りかけてくれるところに、ついつい関心が惹き付けられてしまいました…

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そんな心地良い時間を楽しんでいると…

恥ずかしながら、漸く気が付くことがあったのです。

それは、彼女が車椅子に乗っていること…

そのとき、“ワンハンドキッチンという店名ということはひょっとしたら、(足だけでなく)手にも障がいをお持ちなのかな?”と頭を過ぎりはしましたが、少なくとも、彼女と私のコミュニケーション空間には、彼女にどんな障がいがあるのかを知ることなど何の意味も持つものでもなかったですし、それよりも、彼女の発する存在感が、障がいの有無という、もしかしたら障がい者と健常者の間の“壁”になるのかもしれないことを遥か彼方に葬り去ってしまっているので、そんな愚問を発することなく、彼女の世界に浸ったまま別れてしまいました。

それからしばらく…

彼女のことが頭から離れずにいます…

彼女のような存在こそが、もしかしたら、障がい者に新たな方向性を示すお手本となるのではないのか、或いは、障がい者と健常者の新しい関係を多くの人にイメージさせてくれるのではないかと…

今回、思い切って、ブログで書き込むことを契機に、少しネット検索したのですが、色々な活動に参画しているようですが、一方でご自身のフェイスブックやホームページ、或いは会社のホームページに私自身の検索能力では辿り着くことができませんでした…

今回のイベントのパンフレットで公表されている範囲で申し上げると、このパワフルなお姐御様の名はワンハンドキッチン代表の梶原真智さん

深くは存知上げませんが、今回のイベントではイチ推しでしたっ!
posted by 国定勇人 at 11:24| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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