
先日、長らくお付き合いをさせていただいている新潟大学の西村研究室の学生さん達から、@二七の市の資材置き場のリデザイン、A中心市街地の各拠点間を歩きたくなるような環境づくり(まちのリデザイン)、について、プレゼンを頂きました。
プレゼンを拝聴していて何よりも驚いたのは、彼ら彼女らが建物のデザイン(西村研究室はいわゆる建築系が専門領域です)に留まらず、私たちのまちの政策や社会的課題を調べた上で、その政策目的遂行(或いは社会的課題解決)のビジョンを思い描き、そのビジョンの1つの表象として建物のデザインを提案しているところっ!
何で、若くして、そんなに視野広く物事を捉える(或いは捉えようとする)ことができるのですかっ!(もちろん西村教授の指導の賜物なのでしょうが、それにしても突き抜けているような気がします…)
同じ年齢だった自分を考えると、本当に、本当に、本当に恥ずかしくなるばかりですし、そんな皆さんを本当に羨ましく思います(というよりも、“妬みます”の方が正確かもっ!)。
久しぶりに、大学時代に戻りたいな…と思わせる心地良い体験となりました。

そういえば…
まちのリデザインについては、3グループからプレゼンをしてもらったのですが、不思議なことに、全てのグループから“縁側”というキーワードが出てきました。
西村教授からは、中心市街地の拠点の1つ“ステージえんがわ”に影響を受けているはずだというご指摘をいただいたのですが、それにしても、20歳代前半(或いは10歳代?)にして“縁側”を惹起するというのはかなり意外でした。
学生さんの出身都道府県は見事にバラバラでしたが、今の若い世代の原風景にも縁側があったのでしょうか…
それは不思議な体験でした…(私自身は中学時代が縁側付きの家でしたし、今の家にも土間と居間との合間に縁側的空間があるので、かなり身近な存在ですが、私の世代でもあまり縁側は身近ではなかったような…)