2019年10月17日

今般の台風災害に関する愚考B

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今般の台風災害に関する私見の最終稿は、“日頃からのお付き合い”の重要性について。

これまで申し上げて来たとおり、三条市は、雨、風ともに荒れ狂う状態には至らず、お蔭様で殆ど被害が出なかったわけでありますが、台風が過ぎ去った後に頭を過ぎったのは、“日頃お付き合いのある市町村長さんの地域は大丈夫だったであろうか?”ということでした。

結果的には、長年親しくお付き合いをさせていただき、また大変尊敬を申し上げている全国市長会長をお務めいただいている相馬市長さんからの要請を受け、被害状況が明らかとなった日曜日の午前中には、給水車を同市に派遣致しました(関連記事はこちら)。

それだけではありません。

要請内容は“給水車は多ければ多い方がいい。その手配も國定君にお願いしてもいいか?”とのことでしたので、それこそ日頃から親しくお付き合いをさせていただいている隣近所でもある見附市長さん、燕市長さん、加茂市長さんに直ちに電話をさせていただき、すぐに快諾をいただき、リンク先の記事に記載のとおり、要請依頼から3時間ほどで、共同チームによる相馬市への派遣が実現しました(見附市長さん、燕市長さん、加茂市長さん、本当にありがとうございました)。

ここで申し上げたかったのは、“困ったときはお互いさま”という精神はもとより、組織同士であろうとも、通常の人間関係と同様、“日頃からのお付き合い”なくしては、緊急時にはなかなかコミュニケーションが成立しがたい、より正確に申し上げれば、“日頃からのお付き合い”が成立している間柄は緊急時においても日頃と同様に機能する、或いはより迅速に確実に機能する、ということです(実際、相馬市長さんからお電話を頂戴したのは日曜日の朝でしたので、第一次配備体制従事職員以外は市役所はお休みでした。従って、今回の派遣は市長同士による直接的な電話のやり取りにより実現しました)。

実際、都道府県を通じた地域間広域支援(“対口支援”と呼ぶようです)のシステム化は急速に確立されつつありますが、“日頃からのお付き合い”の関係性から生ずる個別支援のスピードには遥か遠く及びません(対口支援に基づくスキームでは、未だに三条市は1人の支援も実現しておりません)(と同時に、このことは対口支援が劣っている、機能しない、ということを意味するものではありません。スピード感には欠けるかもしれませんが、エンジンがかかり始めた後の中長期的な支援では“対口支援”がその機能を最大限発揮いたします)。

また、お互いの人間性を熟知している“日頃からのお付き合い”がなければ、“給水車は多ければ多い方がいい。その手配も國定君にお願いしてもいいか?”となかなか切り出すこともできないと思います(正直、立谷市長さんから、こうしたお願いをされたとき、“自分はこの方に信頼されているんだな…”と嬉しくなりましたし、余計に、この人のために、相馬市民のために、何とかお役に立ちたいと思いましたもの…)。

平常時から積み重ねられてくる、こうした“日頃からのお付き合い”が、災害発生時にはとりわけ重要となるということについては、先ほど“通常の人間関係と同様”と言及したとおり、必ずしも組織対組織のみで成立するものでなく、個人でも、いかなる社会主体でも成立することは論を待たないと思っております。

ですから、災害に強いまちづくりを進めていくということは、平常時から各種コミュニティ、繋がりを強化していくということなのだと感じております。

こうしたことを意識して、まちづくりを進めることができれば、もっともっと減災が実現するのでは…

このことが私の中で確信に変わりつつあります。



ところで…

今週末の19日土曜日、相馬市に向けたボランティアバスを運行いたします(関連記事はこちら)。

ボランティアを通じて支援をしたいっ!とお考えの皆さまには、是非ともご参加を頂ければと存じます。
posted by 国定勇人 at 12:21| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする