2019年10月28日

“青年よ、大志を抱け!”と偉そうに言っている場合ではない…

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さて、直近の話題からもう1つ…

この週末は、東京の六本木(或いは麻布十番)にある国際文化会館で、同館が主宰する“新渡戸リーダーシップ・プログラム”にゲストスピーカーとして講義をさせていただきました(写真は会場となった国際文化会館。旧岩崎小彌太邸ということもあって、庭園が本当に素晴らしい…これで、この会館で講演をさせていただいたのは2度目ですが、この庭園を眺めるだけでも、仕事をお引き受けして良かったとつくづく思ってしまいます…東京のド真ん中にも、こうした風情ある空間が残っているのですね)。

テーマは“地方創生”。

私なりに精一杯お話をさせていただいたのですが、ご紹介したいのは私の拙い話の中身ではなく、聴講生のモチベーションの高さっ!

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事前に受け取っていた講義依頼内容によると、私が受け持ったコマの時間構成は“講義1時間+意見交換2時間”とのこと…

国際会議では“インド人に質問をさせないことと日本人に質問をさせることが最も難しい”と言われておりますし、私自身の経験からも“どんなに強がっても、意見交換2時間は持たないでしょう!(ちなみに聴講生はわずか10名!)”と思っていたので、講義開始直前に再度確認させていただいたのですが、“これまでもそうでしたので、ご心配は全く無用です”ということでしたので、腹を決めて臨んだわけでありますが…

いやぁ、参りましたっ!

次から次へと出てくる強烈な問題意識から溢れる的確な指摘や質問の数々っ!

聴講生がみな40歳以下という若き精鋭とはいえ、あっという間に時間が来てしまうほどの充実した意見交換になるとは…(写真は講義終了後の写真撮影の場所となった同館屋上。キレイな夕焼けでした!)

完全に脱帽であります…

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こうした青年達が日本にいる以上、まだまだ日本は大丈夫っ!

しかも、聴講生の中には、育休期間の子育ての合間を縫って参加する強者もいらっしゃるのですから、その精神力は、パワー漲る発展途上国のエース達とも互角に渡り合える、まさに鋼の強さだと思います。

私の方がかえって勉強になりましたし、パワーをいただきました。

皆さんの今後の益々の活躍を期待しておりますっ!

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さて…

上の写真は、同館に向かう途中の麻布十番商店街で行われていたハロウィン祭りの当日券購入に並ぶ親子連れ。

“地方創生”をテーマとした講義でしたが、ここでいう“地方”とは“東京”に対する対義語ではなく、同一のアイデンティティ、同一のコミュニティを持つ“地方”“地域”という意味であると私自身は理解しておりまして、それを再確認できる光景でした。

だって、三条マルシェを始めとする三条でのイベントで日常的に目にすることのできる光景と同じなのですからっ!
posted by 国定勇人 at 15:19| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする