wechat仲間(⁉)でもある重慶市巴南区の方から、“三条市の救援物資が無事届いた”と連絡がありました。
本件については、現地報道でも取り上げられているようで、関心の高さも伺えます(当該記事はこちら)。

ところで…
巴南区の方とのやり取りで、“山川异域,风月同天…”という言葉が唐突に送られてきました。
教養のない私は???と頭が真っ白になったのですが、どうやら、この言葉、今回の新型コロナウィルスに関する日本からの物資支援関係で少し話題になっているようで、「地域や国が異なっても、風月の営みは同じ空の下でつながっている」という意味の天武天皇の孫、長屋王が1000個の袈裟の支援とともに、中国へ伝えた詩の一節だそうです(ちなみに、鑑真和尚がこの詩に感動し、日本への渡来を決めたのだとか…)。
この言葉を日本の支援団体が支援物資を詰めた段ボール箱に添えて送ったことから話題になったそうですが、その教養の深さとそれをさりげなく伝える粋な計らいに感動を覚えずにはいられませんよね!(この含意を理解する中国の方の教養にも頭が下がりますし、そもそも、両者の教養の深さがなければ成り立たない話ですものね!)
こういうことができる大人になりたいな…と心底思いました(もうすでに大人ですが…)。
まだまだ修行しないといけませんね!
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日本における新型コロナウィルスへの対応等について、市ホームページでも記載させていただきました。こちらをご覧下さいませ。