
何度も繰り返し申し上げますが、本日現在、三条市を含む新潟県が置かれている状況は、東京都を含む緊急事態宣言が発動されている7都県とは異なり、専門家会議の提言にもあるように、“3つの条件(密閉、密集、密接)が同時に重なる場”を徹底的に回避しつつも極力、日常生活、社会生活そして経済活動を維持することで、“社会・経済機能への影響を最小限”にすることが求められております。
つまり、“正しく恐れ”ながら、これまでどおり過ごすことが社会的には最適解とされている状況にあります(他方、東京都を含む7都県は、そもそも外出自粛が課されているため、“これまでどおり過ごす”ことを許されておりません)。
この社会的要請について、私は、@1人ひとりが身体的精神的緊張状態を長期間にわたって強いられるには限度がある、Aそれは地域社会という塊、地域経済という塊についても同様である、B新潟県を含む7都県以外の地域にあっては、いずれ7都県と同じ状態に陥った際、それを乗り切るための(個人、社会いずれも)身体的精神的余力を残しておくためにも、過度な萎縮的な制限を加えず、“正しく恐れ”ながらもこれまでどおりの活動を維持せよ、と捉えております。
したがって、私たちは、1人ひとりが、1つひとつの社会主体が、1つひとつの経済主体が、“3密”の徹底回避を始めとする“正しく恐れる”ことを実践しながらも、“意識的に”これまでどおりの生活を維持していく必要があります。

それは花鳥風月を愛でることとて、同様のことであります。
私は、昨日、行楽シーズンを迎えつつある下田郷の様子を知りたくて、クルマを走らせましたが、“3密”を徹底回避しつつも、比較的多くの皆さまが初春の下田郷を楽しんでおられ、ホッと致しました。
ですが、やはり場所場所によっては、“3密”の徹底回避のしわ寄せが及んでいるところもあるようで…
その代表的な場所が、三条市の誇る日帰り温泉施設“いい湯らてい”。
ご覧のように、素晴らしい風光明媚なロケーションに恵まれた施設でありますが、科学的知見では危険性を指摘されていない浴場であるにも関わらず、少なからず敬遠されているようで…

一番リスクが高いと考えられるロッカーについては利用される都度徹底的に殺菌作業を施したり、施設内レストランの席の間を2メートル程度離したりと、ただでさえ徹底的な感染症対策を施しているのですが、更に、想定利用客を遥かに下回る客足なものですから、必要以上の“3密”回避が実現してしまっております…(写真の座布団がずれていて申し訳ございません…私の座っていたところを直しもせず、写真撮影のために座を外したために生じてしまったものです…お許し下さいませ…)
この“いい湯らてい”は公共施設でありますので、三条市を含む新潟県が次の悪いステージに進んだ瞬間には閉館措置を講ずる施設でありまして、裏を返せば、本日現在においては“正しく恐れる”範囲内にあるものと捉えております。
大変残念ながら、東京都を含む7都県のほか、外出自粛を宣言されている地域にお住まいの皆さまのご利用は本日現在においても叶いませんが、県内のお客様であれば、ご利用いただけます。
長期戦に備え、心身ともにリフレッシュするためにも、選択肢の1つとしてご高配いただければ幸いです。