2020年04月20日

三条市役所の分散勤務、始まる。

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三条市職員に新型コロナウイルス感染症の感染者又は濃厚接触者が確認された場合においても業務が遅滞なく行えるように、本日より分散勤務を始めることとなりました(上述のとおり、今回の措置はあくまで私どもの業務継続の観点からのものであり、都市圏における公共交通機関内での3密を避ける措置とは異なりますが、結果としてはテレワークの流れにも即したものとなりました)。

今回の分散勤務のポイントは、“在庁勤務”“在宅勤務(テレワーク)”“土日にこだわらない週休二日制の維持”を組み合わせることにより、原則3班体制によるローテーションを整えることができたというところにあります(職務上どうしても2班体制にならざるを得ない部署はもちろん尊重するなど、柔軟な運用に心掛けたつもりです)。

その結果、三条庁舎、栄庁舎、下田庁舎に勤務する職員約500名のうち、時間を輪切りにした瞬間的な在庁勤務職員を約210名(約58%の削減)に留めることを実現したほか、この約210名の在庁勤務職員のうち、約80名の職員を本来の執務室ではないところでの勤務とすることで、事業継続性を更に高めることができるようになりました。

もちろん検討期間も短期間での見切り発車感は否めませんし(それでも、ここまで実現できたのは全ての職員のお蔭です!本当にありがとうっ!)、走りながら修正を加え続けなければなりません。

何よりも、現在の市民サービスは継続し、市民の方からの各種届出や手続等についてはこれまでどおり対応するものの、分散勤務の導入により、これまでよりも行政サービスが一定程度低下することもまた否めません。極力低下度合いが小さくなるよう努めますが、この点については、万が一の事態における一時的な行政サービスの停止を避けるための苦肉の策であると受け止めていただき、ご理解いただければ幸いです(なお、商工課のように、新型コロナウィルス対策の最前線に立っている課は執務室内にビニールシートで分断するリスク分散措置を講じた上で、フルスロットルで業務を遂行しておりますので、併せてご承知おき下さいませ)。

ちなみに、上の写真は従来の執務室です。

受付スペースは社会的距離を保つことはもちろんのこと、執務室勤務の職員が2メートル程度の距離を確保できるよう、斜向かいにのみ同僚職員が同時に勤務するように配慮しております(来訪者と職員との間の飛沫防止については、ものづくりのまちを発揮する形で社会貢献する地元の企業の製品を調達中ですが、これについてはまた改めて…)。

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こちらは、市民窓口課の職員が本来の執務室ではないところで勤務している様子。

慣れない仕事だと思いますが、非常時であると心得て何とか乗り切ってもらいたいと思います。

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私たちも正直なところ、正しい答えを持ち合わせておりません。

ただ、何か対策を講ずる方が何もしないよりは正しい行動であるらしい…という点だけは間違いなさそうです。

そうした信念の下、あらゆる対策を講じ続けていきたいと思います(新型コロナウィルス感染症に対する私たちの取組はこちらをご覧下さいませ)。
posted by 国定勇人 at 12:57| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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