
私たちの地域は金属加工を中心とするものづくりのまちです。
そして、私たちの金属加工の原点は鍛冶技術にあると言っても過言ではありません。
もちろん今でも数多くの鍛冶職人さんが私たちのこの大切な原点を守り続けております。
それだけではなく、三条鍛冶道場を中心に、職人ではない私たちが“身に付けておけばいいな?”と思える技を幾つか教えてくれる体験教室も用意しております(少なくとも、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から5月6日までは閉館中ですが…)。
でもですね。
私も体験したことがあるからよく分かるんですけどね。
一番身に付けたい技No.1の包丁研ぎのコツが本当に掴めないんですよ…
どれだけ強さで研いだらいいのか、どれだけの角度で研いだらいいのか…実に分からないことだらけなのでありますっ!

そんな悩める私たちに救世主が訪れたかもしれません。
吉金刃物製作所の山本さん(まさに凄腕の持ち主!)のご協力をいただき、また総務省からの財政支援をいただき、1年間、“理想的な包丁研ぎ”に関する数値化、データ化を蓄積し、我々素人が研いだ時に(理想的な包丁研ぎとの違いから)、その改善点を瞬時に画面上に示す画期的なシステムのプロトタイプが仕上がりましたっ!
これで、私たちも理想的な包丁研ぎの使い手に大きく近付いたかもしれません。
新型コロナウィルスの感染が終息した際には、三条鍛冶道場に設置して運用しようと思っておりますので、どうか楽しみにしていてくださいませっ!(思ったよりも力を入れる必要があることだけはお伝えしておきますっ!)