
三条市も昨日より、市内全小中学校が再び一斉休校となりました。
これに併せ、三条市では昨日より遠隔教育を開始しました。
と高らかに宣言させていただきましたが、現実には安定軌道に乗っている状況には程遠く、まだまだ試行錯誤が続いております。
でも、これはもちろん決して現場サイドを非難している申し上げているわけではありません。
そもそも、再休校するかもしれないと想定して、“再休校した際には遠隔教育が行えるように準備を進めていこう!”と意識確認したのはまだ2週間ほど前のこと…(本件に関連する拙ブログはこちら)
正直申し上げて、新潟県内の感染拡大状況から“再度の一斉休校はもうしばらくしてからかな?”と邪推していたのですが、今となってはそれも言い訳に過ぎません…
児童生徒の生活のリズムを整えるための双方向型ホームルーム(zoom会議のようなものですね)に必要となる学校側のタブレットも2週間前に発注を掛けたのですが、それも到着するのは今月末ということで、これもお預け…(教諭個人のスマホ等の端末で始めることも当然可能ですし、zoom等の利便性を考えれば、この方式を採用する方がむしろ自然なことだと思うのですが、学校現場という性格上、一応念には念を入れたいとの教育委員会の意向は尊重することとしました…)
また、2週間前から急仕立てで作成し始めた単元別動画も昨日時点では30本程度と、各学年の各教科に必要となる動画数を考えると遠く及ばず…
ということで、当初想定していた、@始業・終業時刻にはクラス単位でウェブ等を通じた顔合わせの場を設け、児童・生徒の生活リズムを整える、A授業単元ごとのエッセンスをまとめた動画配信(youtubeなどに教科担任等が随時投稿。セキュリティを保つ必要がないので、恐らくこの方が楽だし、コストゼロ)と教科書とを組み合わせた授業展開、B分からないところはテレビ電話等で随時コミュニケーションを図る、で疑似的な学校生活を展開という構想の実現にはまだまだ遠く及んでいないのが現実ですが…

でも、現場の先生方の力を侮っちゃいけませんっ!
昨日、遠隔教育の進捗状況がやはり気になって教育委員会にお願いし、一ノ木戸ポプラ学園における各先生方向けの動画作成講座(研修)を拝見してきたのですが、既に動画作成、編集、投稿に向けた最終コーナーを回り始めている印象を受けました。
これらの先生方が講座で示された手順に従い、一斉に、しかも一ノ木戸ポプラ学園だけではなく、各学園それぞれで動画がgoogledriveにどんどん投稿されていけば、一両日中には、各ご家庭での遠隔教育が随分と進捗していくのではないでしょうか。
もちろん、始まったばかりの遠隔教育です。
正直なところ、手探りで始めた状態ですし、手戻りも、試行錯誤もあると思います。
そもそも、現段階では教材プリントが全てのベースですので、これまでどおり紙ベースでの自宅学習さえ取り組んでいただければ、他の家庭に遅れるということもありません。
走りながらの修正、修正を続けていくこととなりますが、何卒ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。