
唐突ではありますが、正直なところ、4月22日に新たに打ち出された政府専門家会議の“新型コロナウィルス感染症対策の状況分析・提言”は読み解きづらいです。
これまではかなり論理的、合理的であって、これまで打ち出された同会議の各提言間もかなり整合的であったのですが、“同じ専門家会議が取りまとめたものなのかしら?”と思わず唸ってしまうほど、論理的、合理的でなく、何よりもこれまでの提言との間に整合性がなく、とにもかくにも理解しづらいのです…
“あなたの頭が所詮そこまでだからだ!”と言われてしまえば元も子もないのですが、何よりも“人と人との接触”が何を意味するのかがよく分からない…
読んでいて、どうやら「3つの密」を徹底して避けるよりも甚だしいことは理解できるのですが、それが(最も厳しい行動制限である)外出自粛を意味するのであれば、その範囲を“全ての市民を対象”としている本提言とこれまで同会議が言及してきた感染拡大段階ごとの地域区分との整合性がよく分からなくなり、更には、政府が特措法に基づき線引きした“特定警戒都道府県”と“特定都道府県”との間における本提言の整合性も本当に理解できなくなってしまうのです…
すみません…
私の書いていること自体が分かりづらく、こんがらがってきましたよね…

いずれにしても、現在の新潟県は、東京都のような“特定警戒都道府県”並みの対応をするよう求められるようになりましたので、それに従い、邁進することとします。
今求められているのは、“正しく恐れること”から“過度に恐れること”、具体的には、“徹底した外出自粛”と“やむを得ず外出した場合の「3つの密」の徹底回避”に尽きると思っております(三条市では、“やむを得ず”の中には“健康維持”も含まれると解釈し、「3つの密」の徹底回避を心掛けた上での1日8,000歩の散歩や散策を推奨しております)。
そんな中…
三条市では、“やむを得ず”の代表格である“食べる”の形態の1つであるテイクアウトについて、分かりやすく情報が届き、それによって販売が活発化し、ひいてはそれを口にした皆さんの胃袋も満足し、通常時にはほど遠いものの売上を一定程度確保できた飲食店の皆さんも一息付ければいいな…と、“#三条エール飯プロジェクト”を始めました。

今日からは、特設販売会場を体育文化会館に設け、“どの飲食店に行ったら、テイクアウトできるか分からない”“少し遠いので、欲しいテイクアウトの品が手に入らない”という方々の願いを少しでも叶える取組を開始することとしました(関連記事はこちら)。
でも、もしお客さんが殺到してしまえば、それこそ本末転倒。
「3つの密」の徹底回避どころではなくなります…
そこで、施設の大きさと駐車場の広さを活かし、会場内は写真のとおり確実に身体的距離を確保できるように工夫したほか(施設の構造上、ロビー空間も外部との遮蔽が一切ない開放空間となりますので、ご安心を…)、ドライブスルー方式も採用することとしました。
ここまで来れたのは、担当職員のお蔭っ!
本当に感謝しております。
ただ、ちょっとだけ愚痴を…
それにしても、保健所の対応が本当に酷すぎます…
本当は黙っていようと思ったのですが、今回の新型コロナ対応で死に物狂いで働いている部署とは全く異なる部署ですし(新型コロナ対応をされている部署に皆さんは本当に頑張っているんです。だからこそ、余計に腹立たしいのです)、現在の市民生活をここまで自粛するよう要請してきたのは当該部署が属する新潟県そのものであるにも関わらず、“その指摘に何の意味があるのか?”と疑問に思わざるを得ない指摘の数々…
また、気持ちを整理して書き込みたいと思いますが、三条保健所の営業許可担当の皆さん、今は世界的な、全国的な非常時なのですよ。皆さんが、皆さんの持っている権限の中で、どうすれば地域住民のために貢献できるのか、ほんの少しでもいいですから、そうした気構えを持って臨んでほしいと思います。少なくとも、権限を振りかざして、ふんぞり返っている場合ではありません。