2020年05月07日

市内小中学校の再開について

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昨日、来週月曜日(5月11日)以降の私どもの基本的考え方を大綱的に書き記したところですが、これから暫くの間、それぞれの項目ごとに補足的な説明を加えていきたいと思います(公的な発表事項についてはこちらをご覧下さいませ)。

学校再開に当たっての基本的考え方は、他の様々な生活場面、社会・経済活動と同様、“正しく恐れる”そのものであり、具体的には、“3つの密”の回避を主軸とする“新しい生活様式”にできるだけ沿った形で学校運営を行っていくということとなります。

そこで、例えば…

毎朝の検温、マスク着用の積極的奨励、“うがい、手洗い、咳エチケット”の徹底、多くの児童生徒等が触れるドアノブやスイッチ等の消毒の徹底という衛生管理のほか、授業の在り方について、@理科室や音楽室、調理室などの特別教室の積極的な活用、座席を(隣同士を密着させず)個別にすることなどを組み合わせることにより、教室内における児童生徒1人当たりの占有空間を従来以上に確保することにより、児童生徒同士の間隔をできるだけ開ける、A授業スタイルは全員前を向くスクールタイプとする、B1学期中はグループ学習、体験活動、バス等を利用する旅行的行事を実施しない、C実習的学習を制限する、といった対策を新たに講ずることとしました(その多くは既に4月の休校前に実施済ではありましたが、改めて…)。

また、昼休みや休憩時間の過ごし方について、@体育館等のフリースペースは割当てを決めて使用させる、A密接となるような激しい運動を伴う遊びは自重するよう指導する、こととしました。

さらに、給食時間においては、スクールタイプの座席での喫食を行うこととし、食堂においては横並びとすることとし、部活動については、5月18日以降に再開するものの、その内容は基礎練習のみとし、密接となる活動は行わず、週休日の部活動も当面見合わせることとしました。

三条市内においては幸いにも新型コロナウィルス感染症罹患者が発生していない状況を鑑みれば、いささか強めの制限とも受け取られるかもしれませんが、当然のことながら、子どもの安全性は自己責任で…というわけには決してできないことから、専門家会議が提示してきた“新しい生活様式”の例示には、社会・経済活動を正常に行う上ではやや現実離れしているのではないか…と思われるものも幾つかあるように見受けられますが、教育活動においては敢えてそれをも極力受け入れることと致しました。

何卒、ご理解賜ればと思います。

なお、再開後1週目となる5月11日から15日までの間は、登下校を含む児童生徒の学校生活リズムを整える期間と位置付け、給食後に一斉下校することとし、その結果時間の空いた午後は休業期間中に不安になった気持ちを整える教育相談の時間を設けることとしました(この1週間は通常よりも早い放課時間となるわけですが、この間に限り、お仕事の都合等で更に児童生徒の預かりを希望する方への対応については、現在教育委員会で検討しているところです。決定次第、各学校よりお知らせさせていただきますので、宜しくお願い申し上げます)。

また、万が一、教職員や児童生徒、その保護者に陽性患者或いは濃厚接触者が出た場合における休業等の考え方はこれまで決定したとおりですので、こちらをご確認下さいませ。
posted by 国定勇人 at 11:25| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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