この土曜日、株式会社コロナさんが社長名による“コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ”と題したメッセージを記した広告を新潟日報に掲載しました(関連記事はこちら)。
これまで発信することが却って風評被害を招くのではないかと意識的に差し控えてまいりましたが、三条市には石油ファンヒータ等の製造メーカとして全国的にも名を馳せている株式会社コロナの本社があります。
株式会社コロナの存在は三条市民にとっての誇りでもあるので、三条市民が同社を誹謗中傷することは決してないと信じて止まないわけですが、他方で、テレビメディアを中心に、新型コロナウィルス感染症のことを単に“コロナ”と称する傾向があることに心を痛めておりました。
そんな中での今回の広告メッセージ。
正直なところ、心にグッと来るものがありました。
残念ながら、新型コロナウィルス感染症は国内で定着した言葉となっているので、これを覆すことはなかなか困難ではありますし、行政として不正確かつ伝わりづらい表現を用いることは避けなければならないのですが、少なくとも、私たちは、新型コロナウィルス感染症のことを単に“コロナ”と呼称することだけは絶対に避けたいと思います(私自身も、単語を長くすることで少しでも印象を和らげることになるのではないかとの想いから、これまでも“新型コロナウィルス”或いは“新型コロナウィルス感染症”と呼称してきましたが、これに拘り抜くことへの決意を新たにしたところです)。
市外、県外の皆さまにおかれましても、新型コロナウィルス感染症の呼称の際には株式会社コロナの存在を少し意識していただき表現いただければと思いますし、更に申し上げれば、これから暑い夏に向かって、クーラーをお買い求めの際には、新型コロナウィルス感染症の言葉によって苦しんでいる株式会社コロナの存在があることを思い起こしていただき、行動変容に繋げていただければ幸いです。
何卒、宜しくお願い申し上げます。