
明日、いよいよ東京都など5都道県との往来自粛が緩和される(三条市は、先月28日の私からのメッセージを以って、事実上の黙認に転じましたが…)とともに、室内イベントの開催可能規模も緩和されるなど、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う各種制限措置が広範に緩和され、私たちの生活、社会経済活動は新たな段階に突入することとなります。
この緩和措置は、子ども達の教育活動にも及びます。
三条市では、国や県の方針も斟酌しながら、部活動について、明日より市内限定の交流活動(合同練習など)を解禁するほか、7月1日からは県内市町村との練習試合を可能とするなど、徐々に正常化に向けた動きに入ってまいります(3密回避策については、各競技種目毎に定められたガイドラインに則ることを原則とすることに留め、その結果、密接となる場面が生ずる、例えば組み合うなどの活動も事実上可能となります)。
この基本的方針は体育授業においても援用されるため、児童・生徒の教育活動はかなりの程度自由の効く状態になると考えております。
例えば、中学校の体育祭。
中学校の体育祭は元々2学期に行われる予定だったので、観覧制限等の措置を講ずるなど3密の発生を極力回避しつつも、生徒の活躍する場面においてはできる限り従前どおりの形で臨めるよう、教育委員会において検討が精力的に進められておりますし、1学期開催が多い小学校の運動会についても、既に決断した中止決定は覆らないものの、それに代わる“何か”を児童のために用意できないか、前向きな検討を進めているところです。
そうそう。
恐らく、大半の中学生にとって、最大の楽しみと思われる修学旅行についても、もちろん現地の感染状況を精査することは行いますが、8月1日から可能とすることと致しました。
あとは、既に中止を決めてしまった文化系、スポーツ系それぞれの分野における児童生徒にとっての“ハレの場”をどのように整えていくのか…
この点についても、極力柔軟に検討していただけないか教育委員会に打診しているところですし、きっと素晴らしい解決策を導き出していただけることでしょう。
子ども達にとっては振り回されることとなったここ数ヶ月となってしまいましたが、これから極力挽回し、良き思い出に残る1年へと変えていきたいと思っております。

写真は、しらさぎ森林公園。
花菖蒲の見頃を迎えつつあります。
今年は花菖蒲まつりを開催していないにも関わらず、人出が例年よりも多いのだとか…
どうやら、県内他市町村の利用制限が厳しい状況が続いている中、相対的に柔軟な運用をしている私たちの公園に客足が向いているようです。
現在の感染状況を鑑みれば、もちろん大歓迎ですっ!
夜はホタルの乱舞も見られるようになりました。
園内の散策路を一方通行にするなど3密回避策も講じておりますので、安心して足をお運びいただき、併せて日帰り温泉施設“しらさぎ荘”でお寛ぎいただければと思います。