新型コロナウィルス感染症に係る水際対策に関して、以下のとおり、私からのメッセージを発出しました。
水際対策レベルそのものについては依然として“避難準備情報”段階にあるものの、最近の東京都における新規感染者数の推移を見ていると、更なる協力をお願いしなければならない局面に入っていると判断し、メッセージを発することとしたものであります。
お願いのポイントは“東京都からの来訪者との会食について特に慎重に御判断ください”という一点に尽きるのですが、ここでいう“慎重に”という言葉を非公式に解説を致しますと、@できれば会食の機会を避けていただきたい、Aやむを得ない場合は、“対面ではなく横並び(或いはできるだけ2m程度の間隔を空ける)”“おしゃべりは控えめに”といった政府が推奨している新しい生活様式を徹底する形で会食をしていただきたい(現在、市民同士での会食においては、私たちは、これほどの厳格さをお願いしておりません。市民同士での会食の在り方についてはこちらをどうぞ)、ということです。
私たち市民の日常生活、社会経済活動を維持していくためには、今こそ、東京都からの感染流入を未然に防ぐことを目的とする水際対策が不可欠であります。
(本来であれば、更なる強化を講ずべき局面を迎えつつあるのではないかと考えているところですが、これ以上のレベル強化については、感染症対策の法的権限を有する新潟県の動向を待ちたいと思います。)
以下がメッセージですので、ご一読いただければ幸いです。
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新型コロナウイルスの感染が極めて限定的である新潟県では、意識的に日々の生活や社会経済活動を以前の状態に戻していくべき局面にありますが、その一方で、東京都では、新規の感染者数が高い水準で推移し続けており、小池東京都知事は、感染の拡大を警戒しなければならない段階にあるとの認識の下、都民に対して不要不急の他県への移動について注意を呼びかけています。
こうしたことを受け、7月7日に私から、市民の皆様に東京都との往来等について慎重に御判断くださるようお願いしたところですが、現在の東京都でのクラスターの発生状況や今後東京都からの帰省等の増加が予想されることに鑑み、改めて次のことをお願いいたします。
会食によってクラスター(感染集団)が発生していることを踏まえ、東京都からの来訪者との会食については、特に慎重に御判断ください。
なお、東京都などとの往来状況について、その傾向を把握するため、現在、JR燕三条駅の新幹線乗降者数を毎週水曜日と土曜日に独自に調査し、市のホームページで公表しています。
繰り返しになりますが、感染が極めて限定的で感染経路も把握できている新潟県においては、三密の回避などの感染予防策を適切に講じながら、様々な活動を意識的に以前と同様の形で送っていただくことが重要であると考えておりますが、今後感染経路がわからない感染者が急増するような事態を招かないためにも、感染の拡大を警戒しなければならない状況にある東京都との往来については、慎重に判断されるよう重ねてお願い申し上げます。