三条市内で初めて感染が確認された方について、保健所を有している(感染症対策に法的権限を有する)新潟県による会見等でも、感染経路が"東京で感染したと思われる"旨説明があったとおり、改めて水際対策が重要であるとの認識を新たにしたところです。
三条市では、東京を中心とする感染の再拡大の兆候が見られて以降、水際対策を再起動しているところですが、ここに改めて、水際対策に関するお願い事項を非公式に逐条的に解説していきますので、ご一読いただき、ご協力いただければ幸いです(お願い事項が記載されているメッセージの原文はこちらに、水際対策について言及しているブログはこちらとこちらにあります)。
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〇東京都との不要不急の往来自粛について(東京都からの来訪自粛も含みます)
東京都との往来及び来訪(以下"往来等"と呼びます)については、不要不急の往来等の自粛をお願いしております。
今般の東京都との往来等の自粛要請に当たっては、"往来等自粛すべき事由""往来等やむなしとする事由"それぞれについて代表的な事由例を明記させていただいております。即ち、@"往来等自粛すべき事由"としては"旅行""帰省"を、A"往来等やむなしとする事由"としては"就職""転勤""進学""出張""里帰り出産""冠婚葬祭"を例示しましたので、参考にしていただければと思います。
なお、東京都在住の方々については、市内公共施設の利用、市主催イベントへの参加をご遠慮いただいております(この点については改めて申し述べたいと思います)。
〇大阪府、福岡県、埼玉県、愛知県、奈良県、京都府、千葉県、滋賀県、神奈川県、和歌山県、兵庫県及び鹿児島県への往来等に際しての慎重な判断依頼について
上記12府県との往来等については、慎重に判断していただくようお願いしております。
ここでいう"慎重に判断"とは、極力、東京都との往来等の自粛要請に倣っていただきたいという趣旨です。
何故ならば、私どもが把握している政府が発出している行政文書のうち唯一"社会への協力要請を行うタイミング"に言及しているものの中に、その具体的な閾値として"人口10万人あたりの週平均新規感染者数2.5人"を上回っているのが東京都に加え、この12府県だからです。
この背景事情を踏まえれば、本来であれば、これら12府県も東京都と同様の取扱いとすべきかもしれませんが、不要不急の他県への移動を控えるよう都民に協力を求めた都知事と異なり、これら12府県知事からは都知事のような言及がなされていないため(加えて、新潟県知事からも東京都との往来以外には言及がなされていないため)、保健所を有しない(感染症対策に法的権限を有しない)三条市としては、これらの知事の発言を十二分に尊重せざるを得ず、東京都との往来等とそれ以外の12府県のそれとの間で表現上の一定の線引きをすることとしたというのが真意であると捉えていただければ幸いです(なお、三条市職員及びそのご家族に対しては、東京都とこれら12府県との間に線引きを設けることなく、公私にわたる13都府県との往来等の禁止を指示しているところです)。
なお、これら12府県在住の方々については、市内公共施設の利用、市主催イベントへの参加に際し、住所及び氏名の確認並びに行動履歴の記録等の依頼をお願いしているところです(この点については、東京都民の利用のご遠慮と同様、改めて申し述べたいと思います)。
〇上記13都府県との往来を余儀なくされる方々への要請について
往来等を余儀なくされる方々には、@マスクの着用や三密の回避などの感染予防策、往来後の健康観察(2週間程度)の徹底、A万が一の際に感染経路を追跡できるよう、行動履歴(どこで、誰と、どれくらいの時間、どのような形で会った、どの飲食店を利用したなど)の記録及び保存(2週間程度)、BCOCOA(接触確認アプリ)の利用、をお願いしております(東京都などからの来訪者と会う場合も同様にお願いしております)。
私もCOCOA(接触確認アプリ)を利用しておりますが、利用手続きは簡便です。是非ご利用下さいませ。
〇東京都(できればプラス12府県)からの来訪者との会食について
東京都などからの来訪者との会食については、特に慎重に判断していただくようお願い申し上げます。
ここでいう"特に慎重に判断"とは、@できれば会食の機会を避けていただきたい、Aやむを得ない場合は、“対面ではなく横並び(或いはできるだけ2m程度の間隔を空ける)”“おしゃべりは控えめに”といった政府が推奨している新しい生活様式を徹底する形で会食をしていただきたい、という趣旨です。
これは、普段の市民生活における飲食に際しては、同一グループ間であれば、手指消毒以外はあまり細かいことを申し上げていないところですが、そのルールは東京都などからの来訪者との会食については適用しませんよ、かなり厳格なルールを適用しますよ、という趣旨です。
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以上、クドクドと書き綴りましたが、何卒ご理解、ご協力を賜ればと存じます。
宜しくお願い申し上げます。