時間がないので、過去読んだ読書感想文を2つほど…
1冊目は藤原正彦さんの"国家と教養"。
1年くらい前に読んだ本なので、詳細な内容はすっかり記憶の彼方に消え失せましたが、とても刺激を受けた本だったことだけは深く刻まれております。
ヨーロッパでは、数世紀にわたる"教養の空白期"が存在していたことなど、全く想像だにしなかった知識もふんだんに散りばめられており、良質な一冊です。
本当におススメです。
2冊目は"渋沢栄一と勝海舟"。
この本のメインテーマである二人のことを深く知ろうとしてこの本を手に取ると、手応えがあまり感じられないかもしれません。
ただ、明治維新は単なる"幕府=悪、新政府=善"なのではない、或いは明治維新は純粋な革命ではない、という昨今の歴史観を感じ取る上では、面白い本だと思います。
それでも、渋沢栄一公が導き出した世界観、経済倫理観を知ろうとすればやはり、"論語と算盤"には敵いませんな…