2017年09月13日

鍛冶で繋がる

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皆さんは、田部長右衛門家をご存知ですか?

室町時代から栄えた出雲の地方豪族(歴史的には、こういう表現で宜しいのではと思い、勝手ながらこのように表現させていただきました)であります。

私自身、浅学菲才の故、どれほど精通しているわけでもありませんが、かつては“たたら製鉄”(もののけ姫の世界ですね)という、技術、資材、人材を組織化しなければ成立したなかった一大事業を束ね率いた名家であり、その組織力を以って、その後数百年間、営々と続く栄光の歴史の中で、様々な産業を育てながら、出雲の繁栄に寄与してきました。

もちろん、三条との関係では、その主幹産業である“たたら製鉄”を通じて長らく繋がっており、その流れを汲む(と思われる)安来鋼は今でも三条の金属加工産業を中心とする産業界と密接な関係を有しているほどであります(ここはまだ諸説あるようですが、三条市に程近い出雲崎港も、恐らく玉鋼など出雲との交易における越後側の陸揚げ港だったのではという話を以前伺ったことがあります)。

ただ、この田部長右衛門家が他の歴史上の名家と一線を画しているのは、今でもなお、島根県の政財界に大きな影響力を誇示する(もちろん当の本人達は言わないのだと思いますが…)、我が国全体を眺めても極めて稀な“過去から途絶えることなく”“繁栄を維持したまま”“現代を生きる”名家なのです(私の知識では全く伝わらないと思いますので、こちらこちらこちらをご覧くださいませ)。

そして…

大変光栄なことに、先日、その田部長右衛門家の25代当主(もちろん長右衛門さん)が私の執務室を訪ねて下さったのでありますっ!

先日の徳川宗家の徳川家広さんといい、本当に恵まれております。

お互い時間がない中での面会となりましたが、鍛冶を通じて出雲との新たな展開が期待できる実りある会談となりました。

次の次のたたら製鉄再現の場には、三条市内の鍛冶関係者と一緒に訪問させていただき、その際にお話させていていただいた幾つかのプロジェクトを前に動かしていきたいと思います。



仲介していただいた、やはり奈良の老舗“中川政七商店”の社長で先日13代を襲名された中川政七さん、ありがとうございましたっ!

また、楽しい仕事を始めましょうね!
posted by 国定勇人 at 11:48| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

【不連続シリーズ】うんめもん探訪

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不連続も不連続。以前ほどの貪欲な更新頻度をすっかり失ってしまった“うんえもん探訪”でありますが、安心してください!食べ歩き頻度が少なくなったわけではありませんからっ!(誰も心配していないとは思いますが…)

何となくそれ以外のネタが途切れないので、こんな状態になっております…

というわけで、久々のうんめもん探訪は“キママニ食堂”さん。

第二産業道路の一ノ木戸ポプラ学園の交差点を挟んで斜向かいにある、オシャレな、でも本物の優しい家庭料理、定食が味わえる、新しいタイプの“食堂”です。

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これまで、市職員からも“キママニ食堂さんは美味しい!”と聞いていたので、いつか行こうと思っていたのですが、直接的なきっかけは家族のお気に入りになったから…

実を言えば、私は外食が大好きなのですが、子供たちは行きたがりません…

というのも私が反面教師になったのか、或いは家内の料理の腕が揮っていたのか(おそらく後者だと思いますが…)、私の息子、娘の二人とも、飲食店で供される料理の味が苦手なのです…(私には信じられないことですが、“あの店は化学調味料が多いから嫌だ”“その店は味が濃いから嫌だ”と、三条市の完全米飯給食を中心とする徹底的な食育の申し子と化していて、それによって顧客を惹きつけている飲食店の味が本当にダメなのです…)

そんな二人がこの“キママニ食堂”さんにお邪魔して、その一品を口にした瞬間一気にファンになり、“あそこなら、食べに行きたい!”と、子供たちに背中を押されてお邪魔をしたというわけであります。

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実際、出てくる料理1つひとつが全て優しい味で、もちろんとっても美味しいっ!

僕は何となくヘビーなエビフライ定食を頼んでしまったのですが、それでも脂っこくなく、息子の厚切りトンカツ、家内の油淋鶏もつまみ食いしましたが、いずれも優しい家庭の味っ!

しかも、ボリューム満点で、大食漢の私でも、やっと食べきるほど…

それでいて料金はリーズナブルなので、コスパは最高っ!

“これで採算が取れるのかな…”と心配になってしまうほど、お客さんが完全に有利な(勝ち負けの勝負ではないような気がしますが…)お店です。

皆様も是非どうぞ。おススメです!
posted by 国定勇人 at 16:02| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウォーリーを探せ!?

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こちらは市役所高層棟正面玄関ロビーに数ヶ月前から設置されている、三条市で開催される竜王戦第四局のPR看板です。

おそらく昨日より、この看板に重大な変化が生じたと思うのですが、図らずも気が付きませんでした…

というのも、先週には“?”マークだった挑戦者が埋まったのですっ!

その挑戦者とは…

なんと羽生二冠っ!(関連記事はこちら

正直なところ、藤井四段が竜王戦の挑戦権を失ったときには“あらら…”と思っていたのですが、羽生さんが挑戦者になるのであれば帳消しっ!どころか、それ以上に嬉しいかもっ!

何故ならば、将棋にはド素人の私ですが、かつて羽生さんが七冠タイトルを独占したときには、スターに対する憧れに似た気持ちを持っていましたし、今でもその気持ちを変わらず持っているからです。

いよいよ竜王戦が楽しみになってまいりましたっ!

三条市では、様々な関連イベントを用意しておりますので、そちらの方にも是非足をお運びくださいませっ!



それにしても…

看板も日常の光景に溶け込んでしまうと、その変化に気付かないものですね…

今朝、ケンオードットコムさん、三條新聞さんの記事を見て、初めて知ったのですから…

たまたま昨日、“ミッケ!”という子供向けの絵本(!?)を子供たちと解いていたのですが、意識して探しても見つからないのですから、仕方がないのかもしれません…

でも、PRの在り方という点では良い勉強になりました。
posted by 国定勇人 at 12:07| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

横手市の地域の底力

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シンポジウムの後、横手市の高橋市長さんにお誘いを頂いて、お邪魔したのがこちら。

赤ちゃんの無病息災を願う集落(自治会)のお祭りだそうです。

と何気なく書きましたが、この賑わいで、自治会単位のお祭りですよっ!

この賑わいはなかなかのものです。

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横手市さんの地域の底力といえば、イベントの名称を忘れてしまったのですが、全国各地で同時進行で行われている老若男女全員参加型の運動系イベントの参加率が凄いっ!

横手市のなんと参加率が100%超っ!

横手市の人口9万人余を上回る参加者数なのですって!

恐らく企業参加もあって、市外在住の参加者もいらっしゃった結果の実績だと思うのですが、それにしても市レベルでは驚異的…(ちなみに、お隣の東成瀬村は98%強でした。この数値自体も驚異的ですけどね…)

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どうすれば、多種多様な価値観を持っている現代日本人をここまで誘導できるのでしょうか…

次回市長さんにお会いしたときに、その秘訣、手法を伺ってみたいと思います。
posted by 国定勇人 at 17:50| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

君はダムツーリズムを知っているか!?

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皆さん、ダムツーリズムをご存知ですか?

ダムツーリズムとは、ダムという巨大な社会インフラを観光を通じて、ダム機能というダムが本来果たす直接的な効果以外のところでも、地域の付加価値づくりに活用しようっ!ということもので、全国各地で少しずつ始まっている新しい観光のカタチの1つです。

私たち三条市も、インフラツーリズム(ダムツーリズムもこの中に含まれます)の一環として、笠堀ダムの堰堤嵩上げ工事期間中限定ツアー“笠堀ダム特別見学と大谷ダム探訪ツアー”を一昨年から始めているのですが、こうしたダムツーリズム取組の機運を少しでも盛り立てようと、“ダムツーリズムを考える首長の会”が昨年発足致しました。

現在、そのメンバーは少数精鋭の3名っ!

でも、気概だけは一騎当千っ!

というわけで、今年は、同志である高橋市長さんの秋田県横手市さんを会場としてシンポジウムを開催し、この週末、同じくメンバーである青森県西目屋村長さん、そしてスペシャルゲストとして横手市さんの上流域に位置する東成瀬村長さんとともに、事例発表&パネルディスカッションに臨んでまいりましたっ!

各事例発表の中で驚いたのが、本年度から始めた西目屋村さんの水陸両用バスの人気ぶりっ!

生憎の渇水で運行の一部を中止せざるを得なくなったそうなのですが、そのキャンセル数が7,000人だそうです。もちろん、村長さんは“申し訳ない…”と頭を下げていらっしゃいましたが、そもそもそれだけの応募があったことに驚きです。

今回のパネルディスカッションでは、元オフコースのドラマーだった大間ジローさんにも加わっていただいたのですが、大自然を背景とするダムを舞台とする環境と音楽との融合の可能性など、将来に繋がる有意義なディスカッションができたと思っております。

ダムツーリズムを始めとするインフラツーリズムには、まだまだ伸びしろがあるっ!というのが私の持論です。もっとメンバーを増やして、全国の事例を貪欲に吸収していきたいと思います(個人的には、沖縄県やんばる三村で盛んなダム湖プラスその直上流に位置する源流域を舞台とするカヌー&川遊び体験に可能性を感じているのですが、この国頭村、大宜味村、東村の各村長さんに加入していただけないかな!?と思っているのですが、如何でしょうか…)。



私は中学生のとき、オフコースのファンでした。

それなので、大間ジローさんにお会いできたことは光栄でしたし、ご本人を目の前に相当緊張したのですが、そうした思いをいかに伝えても、ご本人にはなかなか信じてもらえず…

でも、恐れ多くて写真1つお願いできなかったところに、私の言っていたことが本当であったことを感じていただければと思います…(だからといって、高橋市長さん、関村長さんとの3ショットが恐れ多くないというわけでもありませんが…(嘘)ちなみに、このかまくらは本物ですっ!通年マイナス10℃に設定されていて、暑さしのぎには打ってつけ!)

個人的にも、貴重な体験となりましたっ!
posted by 国定勇人 at 12:46| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月08日

販路開拓(重慶編)

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さて、そろそろ中国出張の〆を…

最後の訪問先は、昨年、中華人民共和国駐新潟総領事館に仲介の労を取っていただいた重慶市巴南区さん。

今年2月には三条への訪問を頂いたので、初訪問以来わずか10ヶ月ほどにも関わらず、既に3回目の交流となります。

先回の訪問では先方より“経済交流も大事だが、文化面での交流も…”という提案を頂いておりましたが、ものづくりのまち三条としては、やはり本丸の経済交流で、しかも当方の販路開拓で攻めていきたい…ということで、予め先方にその旨を伝えた上での訪問となりました。

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で…

行ってみてビックリ!

実際に到着してみると、筆頭副区長さんを始め(先回お会いした区長さんにお会いできなかったのが残念…)、通関部門(海外貿易に必須の通関、検疫部門が区人民政府の管轄内にあります!)や経済部門の責任者など区人民政府の最高幹部の皆さんだけでなく、物流会社、ネット通販会社、地元大手百貨店等の小売業者など、私たちが販路開拓を行う上で繋がらなければならない関係事業者の責任者がそろい踏みっ!

その上で、“三条市は、燕三条地域は、どこまで私たちとの関係を望みますか?”と切り込んでくるわけです。

さすがに、ここまでスピード感を持って、踏み込んだ話にまで辿り着くことができるとは思っていなかったので望外の喜びだったのですが、折角のチャンスなので、(重慶市と成都市(というより四川省)はライバル関係であることを念頭に入れつつ)率直に成都イトーヨーカドーとの間で進捗しつつある取組状況を吐露し、成都側にも主張させていただいた我々として取り組みたいこと、そして譲ることのできない基本線を提示し、その上で経済交流を進めていきたい旨をお話し申し上げ、基本的な方向性については合意に至ることができました(もっとも、成都プロジェクトに比べると、プレイヤーが複雑なので、抑えるべき点はより多岐にわたるのですが…)。

それにしても、成都、重慶を通じて感じたのは、そのスピード感と決断力の速さっ!

ありがたいことに、巴南区から何度も“次は友好都市締結を!”と働き掛けをいただいたのも驚きでした。

今回の訪中で手に入れた数本の糸…

これがわらしべ長者の藁であることを信じて、というよりも藁にさせるべく、我々もスピード感を持って取り組んでいきたいと思います。



巴南区訪問では、30分強の中国語プレゼンを敢行しました…

さすがに途中から疲れ、相手にも却って聞き取りづらい不快な時間にさせてしまったかもしれないと反省しております…

今度は10分程度の中国語とそれ以降は日本語で話して通訳を入れるパターンにしようかと…

何事も試行錯誤ですね…
posted by 国定勇人 at 18:07| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

悠久の流れ

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三条市民憲章は“雄大な山々 悠久の流れ 実りの大地 創造の鎚音…”と始まります。

ここでいう“悠久の流れ”とは、日本一の大河信濃川であり、大河信濃川に注ぐ五十嵐川、刈谷田川であります。

日本一の大河とは申せ、大陸の大河と日本列島の大河とではやはり圧倒的なスケールの差があることは認めざるを得ません…(もちろん、まさに今の季節のように稲穂の垂れる広大な田園の中を滔々と流れる景観、情景は世界一だと自負しておりますがっ!)

写真は中国大陸を横断する大河長江。

撮影した場所は今回訪問した重慶市ですから、長江全体のちょうど真ん中付近、中流域に当たります(三峡の上流域)。

この写真は川港に係留されている船上から撮影したものなのですが、意外だったのが流れがとても速かったこと。印象としては、今年7月豪雨時の五十嵐川の流速くらい…

この川を毎日眺めながら育つのと、信濃川などを毎日眺めながら育つのとでは、考え方が異なっていくのも自然なこと…

こうした文化、生活習慣、社会観などがお互い異なることを理解しつつ、WIN−WINの関係を構築していくことが肝要なのだな…と考えながら、中国訪問最後の夕方を過ごしていたことを思い起こしました。

ということで、重慶訪問記はまた後ほどっ!
posted by 国定勇人 at 12:46| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月07日

販路開拓(成都編A)

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さて、中国訪問記の続きを…

表舞台の公務は先に述べたとおりだったのですが、中国の活気、貪欲さ、スピードの速さ、洞察力、その上での柔軟性などなど、かつて高度経済成長期の我が国には備わっていたであろう要素の全てを実際に目の前で見せつけられたのは、表舞台以外の場面での幾つかでした。

その1つがこちら。

成都イトーヨーカドーのネット通販部門との交渉です。

現在の中国の消費トレンドは、完全に日本に合致しているか、日本のそれを追い越しております。

敢えてキーワードを挙げれば、リアル空間と仮想空間との組合せによる消費行動、モノ消費からコト消費への消費行動変容(若しくはモノ消費一辺倒ではないコト消費との組合せ)、現金決済やクレジット決済ではなく電子即時決済、低価格重視ではなく差別化重視(価格は相対的価値へ(場合によっては比較劣後の場合も))といったところでしょうか…

成都イトーヨーカドーももちろんそれを模索しており、今回私たちにある提案を持ち掛けてきたのですが、そのスピードが速すぎる!

お邪魔した部門は訪問した数日前に発足したばかりなのですが、その提案というのは、@燕三条地域と手を結びたい、Aそれが叶うのであれば今年の11月から燕三条地域と連携したプロジェクトを展開したい、B貴方(私)は理事長なのだからこの場で大きな方向性の判断(つまり提案に乗るか断るか)をしていただけると助かる、というものでした。

私は日本の市町村長の中では前のめり過ぎる傾向があると強く自覚しているのですが、やっぱり低成長の成熟国家に甘んじているのでしょうか、このスピード感には圧倒され、交渉の主導権を危うく握られそうになりました…

私どもとしては提案そのものはもちろん歓迎すべきものでしたので、基本的な方向性については即座に同意した上で、私たちが守りたいと思っている幾つかの点については主張し承諾していただきましたが(先方の即決っぷりにも驚愕しました…)、本で書かれていること(日本人は決められない。しかも、その決められなさ程度が世界標準からかけ離れすぎ、日本スルーが始まっているなどなど…)が目の前で展開されるとは思わなかったなぁ…

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それにしても、燕三条貿易振興会会長と三条金物卸協同組合理事長が傍にいてくれて助かりました。このお2人方がいらっしゃらなければ、私とて即答はできず、世界標準とはかけ離れた“日本人”に成り下がってしまうところでしたから…

いずれにしても、これでまた1つ具体的な展開が始まりそうですっ!

やっぱり足で稼いでナンボの世界ですねっ!
posted by 国定勇人 at 16:54| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月06日

地元メディアの底力

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先ほど、高松平蔵さんが唱えている“地域活性化には、NPOを始めとする自主的自律的な地域活動基盤、そして地元メディアの存在が不可欠である”という考え方についてご紹介したところですが、三条市、或いは燕三条地域における地元メディアの圧倒的存在感もまた、本地域を語る上で欠かすことはできません。

中でも、メガトン級(古い!?)の圧倒的存在感を誇るメディアといえば、三條新聞さん。

これはもう説明するまでもありませんよね。県内では圧倒的シェアを誇る新潟日報さんでさえ、この燕三条地域では恐らく三條新聞さんに後塵を拝する存在に甘んじなければならないほどの強力メディアです。

そして、かの高松平蔵さんも遠くドイツから定期的に覗きに来ている(確か以前、三条に来られたときにおっしゃっておられたような…)ケンオードットコムさん。こちらも云わずと知れた、いわゆるネット系メディアサイトであり、これにテレビメディアであるNCTさんを加えた辺りまでが、“燕三条地域における地元メディアといえば?”と問われたときに多くの方々が共有するであろう答えかと思います。

ただ、これらのメディアだけが燕三条地域における地元メディアではありません。

“メディア=ニュース”という文脈からは漏れがちかもしれませんが、日常生活に身近なメディアという文脈からすると、三條新聞さんに次ぐくらいに位置付けられると個人的には思っているのが燕三条エフエム放送さん。いわゆるコミュニティFM放送局さんです。

この燕三条エフエムさんを侮ってはいけません!

“たかがコミュニティFM、されどコミュニティFM”を地で行く、つまり、“たかが”から“されど”へ華麗なる飛躍を燕三条エフエム放送さんは遂げつつあります。

そして、そのきっかけを作ったといっても過言でないのが、こちらの3人。さとちん、ひとちん、お菊です。

今や地元アイドルや地元芸人、地元アナウンサーにも全く負けを取らないほど、彼ら彼女らそれぞれが幅広い熱烈なファンを獲得することに成功し、追っかけが大勢できてしまうほどのブレイクぶり。

恐らく、燕三条エフエム放送の聴取率も鰻上りなのではないでしょうかっ!

さて…

そんな彼ら彼女らの人気にあやかって、市政に纏わるお話ができれば…と、先日、さとちんと一緒に“ふれあいトーク”を行いました。

そして、彼らの人気が確かなものであることを確信しました。

何故ならば、足をお運びいただいたお客様が軽く80人近くに達するほどの、県内屈指の人気アナウンサーでいらっしゃる伊勢みずほさん級の人気ぶりっ!

彼らの存在自体が地域活性化を生み出す基盤そのものなのだなぁ…と妙に納得してしまいました。

これだけの優れたメディアに囲まれている、恵まれた環境にあることに感謝をしながら、改めてまちづくりにまい進していきたいと思いますっ!



そんな彼ら彼女ら(他には、NAMARAの江口さん、三条市の誇るお笑いトップスター関田くん)に支えられながら、引き続き“ふれあいトーク”を各地で実施してまいりますので、彼ら彼女らを見に来る目的で全く構いませんので(そもそもそれがタッグを組む前提なのですから!)、足をお運びいただければと思います。
posted by 国定勇人 at 15:39| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

指定管理者の活きるべき道

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唐突ですが、昨日の新潟日報28面をご覧になりましたか?

“一流に触れる貴重な場〜プロ野球2軍戦・三条で10回目の開催〜”と題し、広告欄を除けば、紙面1面をほぼ独占する精力的な独占記事となっております。

話の筋は、三条パール金属スタジアム(三条市民球場)の指定管理者である丸富さんが、本球場のネーミングライツも取得いただいているパール金属さんを始めとする地元企業の協賛をいただきながら、また慶應義塾大学SFCの松橋上席研究所員から他地域の実例検証等のアドバイスをいただきながら、プロ野球2軍戦の誘致を続け、その誘致を次世代層の関心喚起や地域振興に繋げていこうという取組を紹介するものです。

このプランを数年前に初めて伺ったとき(次世代層の掘り起こしや地域振興を本事業に結び付けることを明確に意図し始めたのは数年前だったように思います)、本当に驚きましたし、本当に感動しました。

とりわけ、プロ野球2軍戦を誘致する(誘致し続ける)ことに驚いたことはもちろんのこと、そうした活動を地域振興に結びつけるということを着想したことに驚きました(当時私は(そして今も)ドイツ在住ジャーナリスト高松平蔵さんが唱えていた“地域活性化には、NPOを始めとする自主的自律的な地域活動基盤、そして地元メディアの存在が不可欠である”という主張に共感していたのですが、まさにそれを実践する内容だったことも、私の驚きを増幅させたのだと思います。(ちなみに、高松氏は、ドイツにおける典型的な地域活動基盤として、スポーツフェラインを挙げていらっしゃったので、余計に驚いたことを覚えております))。

でも、もっと驚き、そして感動したのは、このプランを提唱した方が三条パール金属スタジアムの指定管理者であった(今もですが…)丸富さんであったということ。

指定管理者が管理する公共施設には、@収益型施設(直売所が典型例)とA非収益型施設(図書館が典型例)に大別され、そのうち、収益型施設については、サービスに磨きを掛ければ掛けるほど売り上げに直結するため、結果として指定管理者の増益に繋がるわけであり、サービス向上のインセンティブが働くのは自明の理だと思います(ある意味、指定管理者制度に最も親和性のある施設が収益型施設に当たると思います)。

他方、非収益型施設については、サービスの向上が直ちに経済的利益に繋がらないため、サービス向上のインセンティブが働きにくく、よってサービスは直営時とさほど変わらず、相対的に人件費の高い直営よりはマシといった程度の直接的な経済的利益しか全体としては生み出さないという構造的宿命に置かれていると私自身は理解しております。

そんな中、限りなく、非収益型施設から具体的な提案が上がったことは望外の喜びでしたし、本当に感動しました。

指定管理者制度導入の(多くの市町村が半ば諦めかけている)謳い文句が、ここ三条では実現できているのです。

何度も申し上げますが、この取組を行うことによって、指定管理者である丸富さんが(少なくとも短期的には)潤うことは残念ながらありません。でも、社長さんを筆頭に、利益云々という一切の打算なく、真面目に“自分たちは社会貢献をするのだ”“三条パール金属スタジアムにおける活動を通じて、地域の価値を高めるのだ”と考え、ひたむきに取り組んでいただいております。

私は、こうした試行錯誤こそが、ドイツのようなしなやかで力強い地域基盤を生み出すと信じていますし、こうした地域価値向上の積み重ねが持続可能な地方創生に繋がることと信じて、丸富さんを始めとする皆さんを精一杯応援していきたいと思います。

当該記事を見逃し、まだ古紙回収に出していない方がいらっしゃいましたら、是非ともご一読下さいませっ!

お勧めですっ!



写真は、今年開催された二軍戦の試合での一コマ。

阪神タイガース監督の掛布さんは、三条出身です!
posted by 国定勇人 at 10:50| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする