2017年01月30日

【読書感想文】ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか

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スマートウェルネスシティ構想を打ち出し、その具現化に頭を悩ましていた数年前…

同構想の師とも云うべき筑波大学の久野教授に誘われてドイツの地方都市を巡ったのですが、そのときお会いしたのがドイツのバイエルン州にある人口10万人という三条と同規模のエアランゲンに居を構えているジャーナリスト高松平蔵さん(漢字が若干異なるのですが、うまく変換できず…申し訳ございません…)。

彼の話、或いは彼にご案内していただいたエアランゲン市長さん達の話に触発され、スマートウェルネスシティ構想も一気に具現化し、“三条マルシェ”や“きっかけの一歩事業”が生まれたり磨きがかかったり、運営方法などの組立て方が深化したり、“ステージえんがわ”のコンセプトが一段と際立つことに成功したり、はたまた“燕三条工場の祭典”誕生にも影響を与えたのは、ここだけの話…

そんな高松さんの新著“ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか”が出版されました。

本書は、これまでに増して多岐にわたって網羅的に解説しているのが特徴となっております(驚いたのは、“燕三条工場の祭典”がドイツの取組に匹敵するものの1つとして、我が国の取組としては唯一紹介されていたこと!素直に嬉しいです。高松さんに心から感謝申し上げます!)。

詳しくは読んでいただくほかないのですが、エアランゲン、或いはドイツの地方都市に多少の知識を蓄えることのできた私には、フェラインの存在、何故ドイツにはフェラインが存立しているのか、社会背景の異なる我が国においてフェラインの社会的機能を求めるとしたら、どの社会的主体に求めるのがスムーズなのか、にとりわけ関心が向きます。

この点を紐解くことができれば、三条市の社会的持続可能性はより強靭になり、よりしなやかになるのでしょうから…

加えて申し上げれば、文化芸術に対する社会的要請レベルとそれに伴う行政支援の度合い…

金銭的な価値ではない“豊かさ”を追求していくとき、また、新たなスポーツ・文化の複合施設を創造する今、この点にも深く関心を寄せているところでもあります。

また、勉強に行かなければならないかもしれませんね。

と、いささかマニアックすぎる書評になりましたが、本の内容自体は分かりやすく、日本の地方都市、日本の地方行政や地域社会と比較し、それを通じて、私たちの立ち位置を確認するためにも、重要な視座を与えてくれる一冊となっております。

おススメですっ!
posted by 国定勇人 at 11:38| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

茨の道の先には…

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本日の三條新聞既報どおりなのですが、昨日の国民健康保険運営協議会に、来年度国保税額の引下げ諮問をさせていただきました。

思い起こせば、平成22年度…

リーマンショックの影響によって、それまで比較的堅実な運営を続けてきた三条市の国民健康保険が急速に悪化…

基金を投入しても支えきれず、一気に赤字転落の憂き目に会いました。

このとき、“他市町村もやっているのだから、一般会計から赤字分を補填すればいいではないか”という意見も多数いただきましたが、ここは保険制度の原理原則を堅持することが肝要と覚悟を決め、国保運営が都道府県に移管されるまでに累積赤字を解消する基本的考え方を打ち立て、これまで保険税の引上げを毎年毎年お願いしてまいりました。

この間、市議会とも建設的な意見を戦わせ、私どもの税率改定案が議員全員によって否決され、議会側から提案された税率改定修正に至ったこともありました(考えてみれば、市長就任以来、私どもの提案を否決されたのは、この国保税率改定案ただ1つ。このときの議論を通じて、やはり二元代表制は必要だし、機能しているのだ!と清清しくさえ感じたことを今でも鮮明に記憶しております)。

こうした険しい道を切り開き、今般ようやく、累積赤字解消の目処が立ち、更には僅かばかりとはいえ被保険者の皆様に還元できるまでに財政運営を安定させることができました。

一筋の光明が見えてきたと言っても差し支えないでしょう…

尤も、まだ答申をいただいたわけでも、ましては議会に提案してさえいない段階でありますが、感慨深い気持ちを率直に吐露したい気持ちを抑えきれず、思うがままに書き綴ってしまいました。

(実は、保険制度の原理原則を鑑みれば、“国保税”ではなく“国保料”の方が望ましいのではないか…とかねてから思っているのですが、条例改正してまでの拘りもないため、三条市では、国保税の名称のままとしております…)
posted by 国定勇人 at 16:41| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

我々にとってはさしたる抵抗感もないのですが…

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先日開催された“企業活動活性化懇談会”。

元々、リーマンショック直後の市内経済が空前の絶望的な状況に追い込まれた中で、それぞれの立場から意見を出し合い、何とか産業基盤そのものの瓦解を防ごうではないか!と立ち上げれられた労・使・官の代表者が一堂に集うプラットフォームがこの懇談会です。

と、あっさり書きましたが、連合の皆さんによると、こうした労・使・官が云わば対等の立場で同じテーブルにつき、雇用の維持を含む産業政策について議論を交わし、政策立案の一助とする組織というのは、全国的にも珍しいそうでありまして、中小企業が集積する“ものづくり”の産地としての立ち位置しかしらない私たちからすると、“えっ、そうなの!?”と逆に違和感を覚えるくらい、実に素直な仕組みだと思っております。

さて…

この懇談会における議論がきっかけとなって生まれようとしている1大プロジェクトがあります。

それが“実学系ものづくり大学”の開設。

“今の時代に大学を開設するの?”と私たちの地域に触れていない方には違和感を覚えるかもしれませんが、本懇談会の構成メンバーが全国スタンダードと大きくかけ離れている程度のギャップを以って、私たちはこの取組に挑んでいると、つまり自然の流れで取り組んでいると受け止めてくださいませ(多少情緒的だったので、雇用情勢を巡る当地と全国のギャップを求人市場側から俯瞰すると、企業誘致が時代錯誤の政策とまで揶揄されるようになった今日、新たな工業流通団地を造成しなければならない当地の特異性があるということを理解することでよりイメージしやすくなったのではないでしょうか…)。

今回も、この“実学系ものづくり大学”の開設に関し、それぞれの立場から建設的なご意見を頂戴することができました。

有効求人倍率が既に1.63にまで上昇している当地域。この数値のみに一喜一憂するわけではありませんが、恒常的な需給ギャップを埋めるという当地域の労働市場の観点から捉えても、益々、開学に向けた歩みをしっかりと続けていかなければならないと思いを新たにしたところであります。

平成32年度、1学年1学科80名、公立大学法人での新設を予定している“実学系ものづくり大学”。

期待に応えられる内容を整えられるよう、多くの皆様との意見交換をしつつ積み上げてまいります。

(そういえば、昨日の話題に関連して、Yahoo!検索大賞を受賞されたケンオードットコムさんが記事をまとめて下さいました。こちらをどうぞ!)
posted by 国定勇人 at 12:43| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

【読書感想文】観光立国の正体

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“この本、面白いですよ!”と薦められて取り寄せたこの本。

私の尊敬する藻谷浩介さんと山田桂一郎氏との共著“観光立国の正体”であります。

で、読んだ感想なのですが…

本当に面白くて、本当に共感できましたっ!

どれくらい面白くて、共感できたかというと、藻谷さんに会いに行ってしまったくらいっ!



すみません…

全く以って情緒的過ぎる表現で伝わらなかったと思います。

私どもの目線で捉えると、大手旅行会社や大手鉄道会社に頼らず、“ものづくり”という私たちの地域ならではの資源に磨きをかけ、“ものづくり”を愛してやまない皆さんに、愛している方のみが感ずることのできる(と心掛けている)趣向で展開している“燕三条工場の祭典”のアプローチが決して間違ってはいなかったことを本書は様々な事例から、様々な理屈立てから投げ掛けてくれる…そんな内容となっております。

さて…

その“燕三条工場の祭典”でありますが、昨日、来訪いただいた関東経済産業局の藤井局長さん、そしてグランドハイアット東京のコンシェルジュである阿部さんにも、基本的な考え方について共感をいただき、それを肉付けしていただく様々なアドバイスをいただいたところなのですが、他方で、この“燕三条工場の祭典”は大きな岐路に立っているという強烈な危機感も抱き始めております。

強烈な危機感のポイントは、@本取組の認知度が(大変ありがたいことではあるのですが)我々の想像を遥かに上回るスピードで広がり、自分たちが目配せができる規模を遥かに上回るお客様にお越しいただくようになった結果(そして私たちの取組が十分でない結果)、私たちが長くお付き合いしたいと希っている“ものづくり”を愛してやまない皆様の満足度が得られないようになっているのではないか、A“ものづくり”を、そして“燕三条工場の祭典”を愛してやまない皆様に1年で僅か4日間の開催期間中以外にリアルに繋がる仕掛けが構築できていないため、長くお付き合いするという我々の願いが叶わなくなっているのではないか、そしてB“ものづくり”、そして“燕三条工場の祭典”に少なからず関心のある、潜在的な熱烈ファンが開催期間中以外に燕三条駅に降り立ったときに、その匂いの一端も感じ取ることができず、結果として大きな機会損失が生じているのではないか…という点にあります。

この点を来年度、何とか改善していきたい!

この危機感をお伝えしたく、矢も盾もたまらず実行委員会にもお邪魔してしまいましたが、僅かに残された予算編成過程の中で、大きな方向感だけでも実行委員会の皆さんと共通認識を築き上げ、来年度事業に滑り込ませていきたいと思います。

ん?

話が大きく反れました…

この本、お勧めの一冊です。

是非どうぞっ!
posted by 国定勇人 at 15:24| 新潟 ⛄| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

やっぱり嬉しいっ!

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連日の雪模様。

除雪作業に当たられている皆様に感謝申し上げつつも、こうした降雪の合間に除く晴れ間は正直テンション上がりますっ!
posted by 国定勇人 at 17:33| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仕掛け絵本の聖地へ!

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あまり世間に知られていることではないのですが…

三条市立図書館栄分館の仕掛け絵本蔵書数は日本一っ!

あくまでも、自称ですが…

それでも、市内外の皆様方からの浄財、或いはご寄附をいただく中で、現在では1,600冊を超える仕掛け絵本を所蔵しているのですから、“名実ともに”と言っても過言ではないのではないかと思っております…

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さて…

そうであれば、栄分館を我が国における仕掛け絵本の聖地にしてはどうか?との野望が芽生えてまいりまして…

聖地化への具体的なアクションとして、手作り仕掛け絵本コンクールを始めてしまったのであります。

しかも、賞金は三条市としては破格の金額設定、審査委員には、“あらしのよるに”で有名な絵本作家のきむらゆういちさん、同じく絵本作家のよねづゆうすけさんという最強メンバーを迎え入れるなど、本気モード全開の布陣で開催させていただきました。

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でも…

所詮は、人口僅か10万人の地方都市が始めた小さな仕掛け…

どれほどの情報発信ツールを持ち合わせない中、どれほどの反響があるのか、正直不安だったのですが…

いい意味で裏切られてしまいましたっ!

北は岩手県から南は鹿児島県に至るまで、104点ものご応募をいただきましたっ!

以心伝心はやはりあるものなのですね。

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しかも…

レベルが半端なく高いっ!

審査員の先生方も驚愕しておりましたが、素人の私から見ても、仕掛けの精巧さには圧倒されましたっ!

表彰式には、きむら先生などの著名な先生から直接講評を聞けるということもあったのでしょうか…東京や三重、兵庫など全国各地から、入賞された方々が、わざわざ三条まで足を運んでいただき、花を添えていただきましたっ!(小中学生部門の最優秀賞の子は自宅の兵庫を朝5時に出発して遠路遥々三条まで来ていただいたそうです。本当にありがとうっ!)

本当に感謝申し上げますっ!

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ところで…

こんなに素晴らしい応募作品を今度の日曜日(29日)まで展示しております。

あまりにも応募作品が多かったため、図書館栄分館で展示というわけにもいかず、隣の栄保健センターで作品を展示しておりますので、是非とも足をお運びくださいませっ!
posted by 国定勇人 at 12:01| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

風邪っぴき…

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風邪を引いてしまいました…

皆様もお大事にっ!

市内小中学校にもインフルエンザによる学級閉鎖が増えております。

くれぐれも気を付けてくださいませ!
posted by 国定勇人 at 15:27| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

神々しい朝

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これから上京。
それにしても、景色が美しい…
posted by 国定勇人 at 08:48| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

縁起物

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相変わらず、脳漿を搾り出す引きこもり作業が続いております…

ということで、気晴らしの写真を…

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これらは、元旦マラソンが終わった後、実家に立ち寄ったときのもの。

年末年始は、首都圏からクルマとヒトが急減するため、空気が奇麗になり、富士山が一段と美しく見えます。

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湘南は海が汚いのが残念なところなのですが、さすがに江ノ島の反対側に回ると、透明度が一気に増し、むしろ日本海よりもクリアなのではないか!?と思えるほど…

尤も、船を使わなければ、ここに辿り着くまでに江ノ島の山を越えてこないといけないので、それはそれで大変なのですが…

以上、ネタ切れ感満載の話題提供でしたっ!
posted by 国定勇人 at 14:26| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

梅雨の晴れ間!?

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唐突ですが、“梅雨の晴れ間”という言葉があります。

雨が続くと、たまの晴れ間が本当にありがたく感じますよね。

それは、降雪の続く今の時期も同じこと…

ちょっとした晴れ間に幸せを感じますよね。

ここ数日、雪模様が続いているのですが、その一方で、毎日一度は“奇跡的に”青空が顔を出してくれている感じがします。

ということで…

その瞬間をお裾分け…

みんなで幸せを分かち合いましょう!
posted by 国定勇人 at 12:38| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする